2月に異音とか問題のお話をしてから、早いもので3か月ほど過ぎてしまいました。
もう5月ですからね。
異音については2月18日以降、作業の記録以外は具体的な考察はしていません。久しぶりに、続きを書こうと思いました。
整備手帳の「異音の解消」で解決したとは書いています。
異音がどうなったと言うよりは、車の状態がどうなったかと言った方が良いかもしれません。
2月18日の段階では、リアサスのアッパーマウント付近の異音は解決済みです。
リアハッチゲートのきしみ音は、その後、あまり気にならない程度になっています。
ハッチゲートを支えるゴムパーツにシリコングリスを塗って、そこから音が出ないように対策したのが功を奏したようです。
リヤ周りからの音は、殆どしなくなりました。
しかし、車に乗ると、まだフロントから気になる音は出ているんですよ。
エンジン始動時にキュルキュル、ベルトが滑って音が出るのか、オルタネーター軸受けから音が出ているのか、その時はわかりませんでした。
で、キュルキュル音は少し走行すると聞こえなくなるのですが、夜になってヘッドランプを点けると、また出始めるんです。
なんか車がポンコツに感じてしまう瞬間ですね。
あと、ブレーキペダルを踏んで車が停止した時に、ギ!!
特に駐車場などでの、超低速時にギ!!と音がします。
これも、なんかきしみ音というか、どこかが擦れるような。
家のドアで油切れ蝶番から聞こえるような音は気持ちよくない。
古い車だからそんなものと思えばそれまでですが、エンジン積み替えたばかりの2年前は、そんな音はしていませんでした。いつの間にか、そんな音がするように。
では、どうしたら、その嫌な音を止められるか。
2月にサスペンション交換した以降、ずっと考えていました。
音の原因はどこだろうか?と
オイル交換時に、エンジンルームの下に潜って作業するので、その時に怪しいと思う所を観察してみようと考えました。
オイル交換時期が来る前に、冬タイヤから夏タイヤに交換する作業をする事になり(3月23日)、その時ついでにフロント下回りを点検(観察)してみました。
手持ち工具に点検ハンマーは無いので、一番小さい玩具みたいな100均のハンマーで目立ったボルトを叩いて緩みをチェック、対象物を手で触って、ゆすってガタツキをチェックしてみました。
異音は助手席足元付近から聞こえるので、足回り周辺、オートマ付近のボルトがターゲット。もちろん緩みガタツキは発見できませんでした。
とくにオートマに付く後ろ側のマウント付近を中心にチェックしました。
もちろん、マウントはフロント側にもあるので、そちらもチェックしましたが、異常は感じられません。
その後も音は続くので、再びオイル交換時に同じことをしましたが、緩みガタツキは発見できず。
その時にベルトの張り具合もチェックしました。
とくに緩い感じはしないが、もう少し張ってみようかな?
オルタベルトはこのあたりに
その後も音は消えず、最初は小さく、たまに出ていたものが、どんどん大きな音になり、頻繁に音がするように。
4月30日、運転席底のマットが破れたのですが、それ以降はしばらく駐車場に停めたままにしていました。着座姿勢が不安定では、安全運転に支障ありそうで。
5月4日に運転席を修理して安心して道路に出られるようになったので、翌日助手席のマット交換をするためにガレージに移動する時は気になりませんでしたが。
助手席の作業が終わって帰宅してエンジンを停止させたときに、なんか変な振動を感じました。
気になるので、再びエンジン始動。その時に、セルモーターが回り始める時に一瞬なんか金属音がしたような、しなかったような。
エンジン停止する時も、なんか変な振動があるような・・・・。
そのわずかな変化はすごく気になります。なんか危険な予感も。
その時は2日から数日作業が続いたので、このへんでちょっと休憩と思って居ましたが、翌日もエンジン下周りを一度分解して、再組付けしながら怪しい場所を特定しようと考えました。
で、
整備手帳「異音の解消」に作業が続いたわけです。
そりゃ、音がするわけですよ。
最初の頃は緩み始めで、締め付けが弱いけどガタつくほどじゃないから、正しい打音検査を知らない私は緩みを発見できなかったわけです。
暇があったら、ボルトをわざと緩めて、緩み程度によってどれくらい打音に変化があるのか、しっかりと検証してみたいですね。
結果として、ギ!! 音は消えて、ちょっと気持ちいいドライブができるようになりました。そう、まだ「ちょっと気持ちいいドライブ」、走行テストでそうだったからです。
夜なのに意外と暑かったので、エアコンをONにしてエアコン動作チェックしたのですが、
リキッドタンクのサイトグラスは泡が流れていますが、私のファミリアではこの状態が一番良く冷えます。
10年前に修理してから、ガス補充はしていません。そろそろ、ガス交換時期か?
エアコンはちゃんと動作して、しっかり冷えてくれました。良かった良かった。
が、
しかし、キュルキュル音が酷いのなんの。
走行テスト中なんか、加速中にベルトの滑りがマックスに。
電圧計(車室内外気温計の付録)見ていると、どんどん落ちていく。
非常にまずいです。しかも音が大きくて恥ずかしくて乗ってられません。
ベルトの状態、
写真は音のする時のものです ボロボロ感は無いですね
プーリーのあたり見ていて、若干細い気がします
で、翌日はお天気雨だったので翌々日に即作業です。
もうこうなったら、滑るベルトは交換です。
どんなに張っても、また滑るに決まってます。
で、
整備手帳のベルト交換になるわけです。
せっかくなので、ついでにプラグまで交換しちゃいました。
もう、なんだかんだ言っても、静かになるのは嬉しいです。
昨日までポンコツみたいだったのが、普通の車になりました。
そうなんです。別にすごく良いいわけではありませんが、普通がすばらしい。
変な音が全くしない。
快適です。
音は解決したので、次は今まで特に触れなかった乗り心地について、
その後はどうなのか。
2月11日のサスペンション交換作業以降、サスペンションの変更はしていないので、今回の選択はどうであったか、考えていきたいところです。
まずは、今のサスペンションの状況
フロント スプリング、純正クレール用
ショックアブソーバー、GABスーパー(減衰可変4段、現在は2)
リヤ スプリング、純正クレール用
ショックアブソーバー、GABスーパー
標準ではスタビライザーは前後とも無し ですが、現状は前後、スタビライザーが付きます。
ちょっと以前は
フロント スプリング、純正インタープレイX用
ショックアブソーバー、GABスーパー(減衰可変4段、現在は2)
リヤ スプリング、純正インタープレイX用
ショックアブソーバー、GABスーパー
交換途中は 純正クレールサスペンション
スプリング純正クレール用、ショックアブソーバー純正クレール用
もっと以前は
純正インタープレイXサスペンション
スプリング純正インタープレイX用、ショックアブソーバー純正インタープレイX用
純正クレール用サスは、程よい柔らかさとバランスするダンピング。
柔らかいと表現しましたが、ふわふわ感は皆無で、ベーシックカーとしては、割と引き締まった感です。
しっかりストロークさせて穏やかに素早く受け止める感じの、良い意味でコストダウンを感じさせない完成度の高さを感じさせます。
高速道路でも、常識的な速度では安定しています。
直進性も悪くありません。
私の感覚ですが、時代遅れな感じはしません。
いつも使う2004年アルト、ちょっとだけ乗せてもらったミライース、ビッツと比較してですが。
純正インタープレイXサスは、クレールに比べると、すごく引き締まった感じのスポーティサスって感じです。
低速では、路面のギャップをしっかりと拾います。
ただ、程よく使い込んだサスなので、ショックが劣化しているためか、初動の衝撃吸収のしっとり感は感じられないです。ショックが新品にちかければ、どうなのかはわかりません。
高速道路の巡行時はクレールよりもかなり高い速度域でも安定します。
車高が高くなるのでストロークは十二分にありますが、クレールよりもバネレートがわずかに高いので動き量が若干少なく、ショックの減衰がわりと素早いために実際の上下動はクレールに比べて少なく、低速では若干ゴツゴツ感があります。
街乗りファミリーカー(買い物用途車)らしくない乗り心地に少し近づきました。
このインタープレイXサスを7年ほど使っていて、クレール純正よりも良い印象を持ちました。
で、その次に
GABショックにインタープレイX用スプリング
GABショックはショップのデッドストックだったものです。古い新品。
さすが新品と思わせる感じです。初動からしっかり減衰します。
初動にガタツキ感がなくて、空動き遊びが無い感じ。
劣化したショックは初動、効いてからも、わずかな遊び感があるんです。そう、「感」。雑音みたいな。
だからと言って、減衰するんです。抜けてはいない。すぐに衝撃は収まるので。
でも、ちょっとざらざら感が。
抜けたショックは、高速道路の継ぎ目がある周期で連続したときに、上下動と速度がシンクロすると揺れの収まりが少し悪くなるのです。酷い車は全然収まらない。たまに、そんな車を見かけます。それでショックが劣化して抜けているかはすぐにわかります。しかし、古いインタープレイショックもクレールショックも決してそうならない。まだまだ、劣化していても実用上問題にならないレベルです。
上下動中に異音もしない。
昔乗っていたサプリームは異音してました。
それが、かなりしっとりした乗り心地になったのです。
GABはスポーツサスというイメージが先行していたので、てっきりゴツゴツした下から突き上げるような強すぎる減衰を想像していましたが、そうではありませんでした。
しかし、乗り心地が良いかと言えば、以前書いた通りです。
で、柔らかいスプリングにすれば、少し良くなるのではという期待を込めて、クレールスプリングに替えたのでした。
クレールスプリングとGABショックの組み合わせ
柔らかいスプリングにしっかり減衰するショック
しっかりストロークさせて、素早く減衰させる まさに理想だろうなと想像していました。
柔らかさに、安定感をプラスできて、理想通りと・・・
は、なりませんね。現実は。
インタプレイスプリング仕様に対しては、初期の衝撃は若干柔らかい感じです。
しかし、瞬時に縮む動作は止まるので、瞬時に柔らかさはなくなります。
しっとりしていて、ドンと一瞬で衝撃は収まる。そんな感じです。
私の感覚ではゴツゴツ感はないです。でも、路面の凹凸をそのまましっかりトレースします。
荒れた路面でもゴツゴツ感(突き上げる感じ)は無いので、硬過ぎる感じはしませんが、かと言って柔らかい快適な、どんな路面でも良い乗り心地と言うにはちょっと無理があるかもしれません。
それでも、インタープレイスプリングとの組み合わせよりは、角が取れた、少し丸さがある感じです。
良い舗装の道路を少し高めの速度で、高速道路を走行する場合はとても快適ですね。
車高は全くのノーマル、タイヤは静音優先のコンフォート系、ホイールは純正、ボディにスポーティさは皆無なので、引き締まった足回りのイメージは全然想像できないと思います。
クレールスプリングにしてからは、インタープレイに比べて車高が下がるのですが、また走行して馴染んだのか更に下がったような気がします。
もうスプリングが劣化した???
車高は、インタープレイスプリングがベストですね。