ちょっと前までのことなんだけどね、PCのメイン機の調子がすこぶる悪い。
こんなブルースクリーンがしょっちゅう出る。
どうやらメモリーの異常らしいんだけど、今更割高感のある古いメモリーの交換、しかも中古!なんかしたくない。
とりあえず緊急性はないので、再起動でしのげる。以前電源入れ替えついでに立ち上げたサブPCは、いかんせんOSがサポートが終わっているWindows XPなので、色々な部分で全然役に立たない事がしばしば。スタンドアロンで使う分には良いんだけど、今更デスクトップPCをスタンドアロンで使う人なんているのか??
ということで、以前から新型PCの構築を妄想していたんだけど、ついに具現化するときがやってきた!
新しいPCを組むと言っても、限られた予算を最大限に有効活用するために、
1.旧サブ機の中身は、ジャンク箱行き→
もう使わない
2.旧メイン機の中身を、旧サブ機のケースへ移植→
新サブ機とする
3.空になった旧メイン機のケースに、今回購入したパーツを組み込む→
新メイン機とする
まずは、旧サブ機の中身(CPU・マザボ・メモリ・グラボ・その他拡張カード)をすべて撤去。
今は見かけることのないAOpen製のマザボ、AK79D-400VNにAMD Athlon XP 2800+を搭載し、2004年頃に組んだ記憶がある。後にも先にも、AMD製CPUでPCを組んだのはこれが最後。
引き続き、旧メイン機を旧サブ機のケースへ移植し、新サブ機として再構築。
作業に没頭して写真を撮り忘れたけど、構成はこんな感じです。
CPU:Intel Core 2 Quad Q6600
マザボ:ASUS P5Q-E
メモリ:Transcend DDR2 400MHz PC2-6400 2GB*2
グラボ:nVIDIA GeForce GT730搭載 玄人志向 GF-GT730-LE1GHD/D5
で、今回新PC構築用に購入したパーツはこれです。
Intel Core i7 8700 BOX
第8世代CPUです。最新の第9世代との差はごくわずかと言うことなので、性能と価格を考慮してこれにしてみました。自分の用途を考えると、i5やi3では役不足を否めなく、逆にi9だとオーバースペック過ぎるので、これくらいの性能のCPUが必要かと。というより、頻繁にPCの中身を入れ替える事が出来ないので、少々のオーバースペック込みで考えていました。
某有名アニメの某キャラの名セリフの中に、
「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えてみろ、我々が送り届けた鉱物物質の量を…ジオンは、あと10年は戦える。」
というのがありますが、その考えに倣ってやんばるは、最低でも10年戦えるPCを構築したいんですっ!
ASUS TUF H370-PRO GAMING
Intel第8世代CPU専用のマザボらしい。特にゲームをする予定はないけど、数多くの高耐久部品を使用しているゲーミングPC用マザボをゲーム以外の用途に使うのは、安定稼働を第一とするPCを構築するには最適じゃないだろうか。あと、ピカピカ光るマザボにスゲー興味あったんです。
CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16(PC4-21300 DDR4-2666 8GBx2)
8GBを2枚で16GBとしてみました。
しばらくこれで使ってみて、どーしても不満があるようなら追加しても良いかな。
Intel 760P SSDPEKKW256G8XT(M.2 2280 256GB TLC)
しばらく自作の世界から遠のいていたら、SSDがメモリみたいなものになっていたのにはびっくらこいた!しかも、PCIe接続なんだねー。
どうやら、起動が爆速になるらしい♪どんだけ爆速なのか楽しみ~♪
WesternDigital WD20EZAZ-RT (SATA3 2TB 5400rpm 256MB)
以前は国産至上主義!ということで、日立(HGST)のHDDばかり購入していたけど、最近はずーっとWestern Digital。というか、日立を買収しているんで、HGSTと変わねぇんじゃね?というお気楽理論。最近のHDDは、なかなか壊れないんだねぇ~♪
全くもってうれしい限りです!
Microsoft Windows 10 Pro 64bit 日本語 (DSP)
これが無いと動きません(笑)
DSP版なので簡易パッケージ。開封すると、DVD-ROMのWin10Proが封入されているパッケージが現れます。これを開封すると、DVD-ROMのお出まし~♪
プロダクトキーが銀色の蝋(コインスクラッチで削り取る)みたいなので隠されているので、力を加えずそーっと削り取ります。力を入れすぎると、プロダクトキーの印刷も一緒に剥がれてしまうので注意が必要。
さて、旧メイン機のケースが空いたので、いよいよ新メイン機の組み立て作業開始!
まずはマザボを取り出し、全貌をマジマジと眺めてみる。
おおっ!なんかカッコいいぞ!
なんか、四角形じゃないのが気になるけど、きっとなんか意味があるんだろうな。
バックパネルコネクターを見てみる。
見たことない色(グリーン)のUSB端子が見える。どうやらこれはUSB 3.1 Gen2のようだ。
って、ここら辺の仕様はあんまり重要視していなかったので、今更ながら知った(笑)
マザボをケースに取り付ける前に、CPUとファンを取り付ける。
取り付ける前に、CPUのピンを見てみたんだけど、スゲー本数が多いねぇ。かつてAMD K6というCPUを改造するということで、ピンとピンを細いワイヤーで短絡(正確にはCPU側じゃなくてソケット側で短絡させたんだけどね)させて、クロックアップした懐かしい思い出があるけど、最近のCPUはピンの数が多くなり、ピンとピンと間隔も狭くなって、とてもじゃないけどこんな荒技な改造なんて怖すぎて出来ないよっ!
もっとも今は、クロックアップ対応バージョンのCPUも出ているくらいだから、こんなことなんてしなくてもOK♪
リテールファン・メモリ・SSD M.2を取り付けてみた。
ファンは11年前に組んだ時と大きく変わっていなかったけれど、以前よりも取り付けに力が要らなくなったような気がする。あの時は何故か取り付けに手間取ってしまった記憶がかすかに・・・。
四隅のピンをマザボのそれぞれの位置に合わせて、グッと押し込んでロック。マザボ上のファンコネクタの位置が決まっているので、ケーブルが不自然な取り回しにならないように、ファンの向きに注意が必要。
メモリ2枚あるので、4本あるスロットのうち向かって右側2列を使用する。
11年前の感覚では、スロットが4本あったら向かって一番右側に取り付けた場合、もう1枚は一つ空けて右側から3本目のスロットに取り付けた。
当初この感覚で取り付けたら、全く起動しない。マザボ内設置されているメモリの異常を知らせるLEDが点灯。
差し込みが甘いのか、向きが逆(物理的に無理なんだけどね)なのかなぁ~とか、はたまた初期不良のメモリをつかまされたのか、それともマザボが初期不良だったんじゃなかろうか?という疑問が浮かんできたけど、取説を読み直した結果、どうやら取り付けるメモリが間違っていることに気づく。
思い込みで作業してはいけないという教訓を得た。
SSD M.2の取り付けは、まずはSSD M.2の長さを確認。
所定の位置に高さを合わせるスペーサーを取り付け、SSD M.2をスロットに差し、ネジで固定する。
スペーサーとネジは非常に小さいので、磁気付き精密ドライバがあると便利。
現在SSD M.2はこのスロットではなくて、下部にあるPCIe 3.0 x4に対応したスロットに取り付け直した。ちなみに写真のスロットはPCIe 3.0 x2。
ケーブル類がごちゃごちゃしてるけど、最近のケースは、ケーブル類をすべて裏側に回して、エアフローをスムーズ&見た目がカッコいいというのがトレンドらしい。
あいにく、そんなカッコ良くて便利なケースは持っていないけど、そこそこ大きい&拡張性重視&丈夫で長持ちなスチールケース使い続けています。ちなみに、モデルチェンジしたっぽいけど、
これの前期モデルです。
最小システム(HDDや光学ドライブ無し)でBIOSまで起動することを確認し、いよいよLANケーブルを繋げ、OSのDVD-ROMをセットしたBD-Rドライブを接続し、BOOTさせる。
順調にOSのセットアップが行われる。時間がかかるだろうと、思っていたら想像以上に短時間で完了。これって、SSD M.2のお陰かな?だとしたらこれ、M.2導入絶対おすすめ♪
OSセットアップ完了後、データ用HDDとDVD-Rドライブをせつぞくする。とりあえずハードウェア系の接続はこれで完了。
Windows Updateやら、マザボドライバやら、必要なアプリのインストールを行って、一応普通に使えるくらいまで構築完了。
稼働中のケース内はこんな感じに光っています。
サイドパネルを取り付けると光っている様子はほんのわずかしか見えませんが、いいんです!
BIOS画面です。昔のとは違って、マウスで操作できるのにはびっくりしました。しかも、ビジュアル的に状況が把握できるので、とても見やすい♪
モニターのフレームあたりが汚れていますが、現在はちゃーんときれいになっています(汗)
猫の抜け毛が多いんですよ、トホホ・・・orz
とまぁこんな感じで新メイン機構築が一旦完了しました。
実際に使ってみると、さすがに11年前のPCとは処理速度は雲泥の差。
ケースの電源ボタン押下~デスクトップ画面が表示されるまで13秒。
シャットダウンに至っては、Windows→電源→シャットダウンをクリック後、1秒足らずで電源が落ちます。
やんばる史上最速のPCです。これで10年戦います!
2019-08-04 リンク抜け修正&マ・クベ大佐画像挿入漏れ対応