あれはいつ頃からだったろう。
夜、先頭で信号待ちをしていると後続車のヘッドライトに照らされて、愛車の影が目の前の道路に延びる。けれど、愛車のハロゲンヘッドライトではその影を打ち消すことが出来ない・・・。
平たく言っちゃえば、ハロゲンバルブのヘッドライトでは、いくら高効率を謳っていてもやっぱり暗いってことです。
とはいえ、ガンガンと明るいのが好きというわけではありません。
対向車の迷惑にならないように程々明るくて、おまけに寿命も長かったら良いわけで。
製品モニターを開始した今では、新型車と並んでも目前の方が明らかに暗いと感じることはありません。また、日頃サングラスを愛用している者としても、日中トンネルに突入した時にLEDヘッドライトなら、そのカットラインもしっかり見えるのがとてもありがたいです。
愛車の不満だった部分がまたひとつ解消しました。(個人的には高速巡行用にあと5馬力、そして6速目が有ったら言うこと無し!です)
そんなわけで、モニター企画に当選して、遠路はるばる発送元から600kmの道のりをやって来たLEDヘッドライトです。
入手して早々、装着しようとしたもののどう頑張ってもヒートシンクが外れてくれないという自身の非力さで断念し、翌日のオイル交換は午後2時の予約で、ディーラーではちょっと調べ物をしてもらったり何だりで日没40分前に取り付け作業開始しました。けれど、写真撮影しながらでも日没直後には取り付けが完了しました。ほんの数日前までは暖冬って言葉がぴったりだったのに、何故かこのタイミングで普段の冬に戻りまして、作業した時間も氷点下ではありましたが、とてもすんなり作業出来ちゃいました。
LEDヘッドライトに関して、全くの初心者なもので、まるで再びハロゲンバルブに取り換える時のような感覚でLEDヘッドライトに交換出来るのが当たり前だと思っていたら、実は案外そうでもないんですね。
近所の実店舗・・・APさんですけれど、APブランドのLEDヘッドライトも、灯体の金具だけをまずヘッドライト筐体の止め金で固定して、それからメインのLEDなど残りの物をねじ込む方法で取り付けるみたいでした。これでは説明書無しではしっかり固定できたのか心配になりそうです。
そういった製品独自の事情を全く知らなくても、従来のバルブ交換の方法のままで取り付けられる今回のモニター製品は、アフターマーケットの商品では重要なことだと思います。今回、そこまでLEDヘッドライトが進化していたのを実感出来たとも言えるでしょう。
そういえば、モニター応募時には「アフターマーケットに求めるもの」ってアンケートがありましたね。これは、不器用な私でも簡単と思わせる作業工程に自信があっての設問だったていうことですね。
私は「手頃な価格と耐久性」と書きましたが、それは念頭の念頭といえるもので、更になるべく容易に設置出来る物がアフターマーケット商品として優れているというのは誰に聞いたって同じでしょう。
さて、北日本在住でハロゲンヘッドライトのLED化に躊躇している人は、降雪時にヘッドライトの熱によって雪が溶けなくて次第に照射能力が悪化することを懸念しています。
そりゃあ、気温が極端に低くて吹雪いていたりすれば、いくら熱を帯びるバルブ使用のヘッドライトであっても雪が積もっちゃいますけれど、バルブタイプと同じようにヘッドライトに付いた雪が溶けてくれたら嬉しいわけです。
この点は、出来ればしっかりレポートしたかったのですが、モニターを開始してからの降雪は1回きりで気温も高かったので、最初の懸念(雪が溶けるか溶けないか)すらも実際には試せなかったのでした。それでもギリギリまでチャンスを待っていたからこそ、期限最終日でのブログアップとなったわけです。
当然、降雪時でも使えるアフターマーケットのLEDヘッドライトとの謳い文句があれば、東北地方でも購入を検討する人はグッと増えるでしょう。
LED素子の耐熱温度とかよく分かりませんけれど、例えば冬季はヒートシンクを外せば北国でも対応出来る…なんてことは出来ないものいでしょうかね。で、春になったら忘れずにヒートシンクを装着する。付け忘れは自己責任で…、では無責任過ぎでしょうか。
いや、そこら辺を上手く考えるのはメーカーのお仕事ですよね。
何とか、冬の東北や北海道でも安心して使えるLEDヘッドライトを開発して下さい。
ぜひお願いします。
Posted at 2020/02/23 21:00:32 | |
トラックバック(0) |
eKワゴン | クルマ