もう“400”はいらない（いや、なくなってる）

メルセデスSクラス・セダン（先行していたマイバッハを除く）が改良を実施しました。'19モデルという事になるのでしょう。
今回のトピックは、400dの追加と言えるかも知れません。4マチックとロングも設定されます。
例のガソリンエンジン：M256と基本設計を共にする、新開発の3L直6ディーゼル：OM656を搭載。340PS／71.4㎏mという性能で、“400”の名は伊達ではありません。コンパクト設計に、マルチウェイEGRや可変バルブリフト：カムトロニック（排気側のみ）etc.の採用と、最新エンジンらしく見所満載です。但し、48Vマイルドハイブリッドは搭載せず。
ディーゼルというと燃費がどんなモンか気になる所ですが、好敵手と言えるBMW 740d・xドライブはwebCGの試乗記に拠ると14.3㎞/L（市街地2：高速7：山岳路1という走行条件）との事なので、それを考えれば高速なら15㎞/Lも狙えるのかなと。尚、では14.2㎞/L（FRモデル）です。
まぁ、折角こうも気合の入ったエンジンなので、MBJもポストポスト新長期規制適合や準拠迄頑張って欲しかった所ですが…。
4マチックも用意している辺り、740d・xドライブへの対抗心が見え見えです(笑)。でも、4マチックは㊧しかないから厳しいか(汗)。
日本に於けるSクラスのディーゼルは、同じW222の300h以来約1年振り。しかし、純エンジン及びマルチシリンダーでとなると、W126の300SD迄30余年も遡る事になります。
個人的に気掛かりだったのが、同じく400を名乗るガソリン車（3L V6ツインターボ〈M276〉：367PS／51㎏m）の行く末。去年のフェイスリフトで加わってまだ日が浅いながらも、そもそも450の影響で既に肩身が狭いだろうにと思いきや、400d追加を以てあっさり廃止されたのでした。
では、Myチョイスを考えてこの記事の〆としましょう。
プラン①自分で乗るなら…
グレード：400d
色：ダイヤモンドシルバー（内装：マグマグレー／エスプレッソブラウン）
Opt.：ベーシックPkg，レザーエクスクルーシブPkg

プラン②父親に薦めるなら…
グレード：450エクスクルーシブ㊨
色：ダイヤモンドホワイト（内装：ブラック）


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