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停止している場所から自宅まで10kmちょい。
クランクプーリーが無くても、タイベルプーリーもタイベルも残っているので、エンジンはかかります。
水温の問題がありますが、休み休み走れば10km程度なら行けるでしょう。
しかし、タイベルプーリーは固定されていないので、それが徐々にズレてタイベルが外れる可能性大です。
そうなると普通のエンジンはお陀仏ですよね。

結構悩みましたが、エンジン載せ替えたばかりでお陀仏は勘弁なので、レスキューを頼むことに。

頼んだのは相方フリード！

ワイヤーロープは常に車載しています。

てなわけでドナドナされて帰還。

翌日は早朝から修理。
ボルトが緩んだまブン回してたわけですから、クランクにも結構なダメージがあるはず。


とりあえず、先日降ろしたエンジンから拝借したプーリーをあてがってみると、やはり軸が痩せてしまったのか、どうもしっくりこない感じ。
しかもキーがクランクプーリー部で破断しているので、圧縮上死点位置にも合わせられません。


でも、クランク軸なんてもうどうしようもないし、キーもタイベルプーリーを抜かないと交換できないので、そのままクランクプーリーを組んじゃうことに。

もう全然意味ありませんが、なんとなくて圧縮上死点位置に合わせて取り付けて、インパクトでガツンガツンと。

ほぼやけくそ。

部品屋でベルト買って取り付けて、いざ始動。

盛大に異音。
しかもスロットル開けると煙まで。。
ダメか？？
と思いつつ、ベルトをさらに張ってみたところ、異音解消！
見た感じはプーリーのブレも無さそう。

一件落着、、ではないですが、とりあえず復活。

今回はいろいろと教訓がありました。
ボンネットオープン事件に次ぐ大失態。
自分なりに猛反。
すき間時間でちょびちょび作業する自分のスタイルだとどうしても作業忘れがおきます。
今回はフラホが付いてなくてクランクロックできない状態でクランクプーリーを仮付けしていたのですが、その後、クランクプーリー締め付けないまま車に載せてしまったのだと思います。
次からはこういう状態のときは貼り紙を貼っておくことにします(-_-;)

以上、「ジーノのエンジン載せ替えます」シリーズは終了。

一発始動で気分を良くしていざ試走です。

が、

車庫を出て少しハンドル切っただけで、機械式LSDのチャタリング音がひどいのなんの。
これはオイルの選定を誤ったなと。。
ちなみに75W-90のLSD用です。
これはいかんと、監督からクスコ80W-90を恵んでもらって交換。
さすがクスコ。
チャタ音は収まりました。
でも、こまめに交換必要なので、まとめ買いしておきました。



で、首題の衝撃編。

チャタ音なんてやさしいもんでした。

載せ替え後、1日通勤に使った後、少し異音がしてきました。
エンジンルームを確認すると、エアクリを止めているボルトが盛大に緩んでおり、「こいつか！」てな感じで一件落着。
と思い込んでました。

しかし、通勤2日目。
会社到着直前にエンジンルームから？何かが落下。
実は前日も何かが落下した感じはありましたが、タイヤが小石をよく拾ってるんですよね。
それかと思ってました。
でも、帰宅時にバッテリー警告灯が点灯していることに気づきました。
(ちょっとハンドル角度が悪くて、気にして見ないと警告灯は目線に入ってこない)
うーん、先日にエンジンルーム内の増し締めをした際にオルタ端子も増し締めしたのですが、何かやらかしたか？と思い、エンジンルームチェック。

そこで目にしたものは、、

オルタ(ウオポン)ベルト無し、エアコンベルト無し、極めつけはクランクプーリー無し！！
何度か落下したと思っていたのはこいつらですな。

先にクランクプーリーのボルトが落下。
その後、プーリーがズレてベルトが落下。
最後にプーリーも落下。

あぁ、これは一大事です。。
なんせ、ウオーターポンプが回せないので、オーバーヒートします。

さて、どうしよう。。

続く。

この車はコアサポートがごっそり外れるので、作業性は抜群ですね。

さらに、うちの子の場合は、バッテリーやメインヒューズを車内に移設していますので、なおさら作業性は良好です。

エアクリ、ラジエター、エアコンコンプレッサー、ドラシャ、各種ホース、ECUカプラを外すだけつり上げられる状態になりますので、今回もメンバーは車体に残したまま、エンジン＆ミッションをつり上げました。


毎日通勤に使ってますが、1年前にバリアスコート塗布した効果なのか、エンジンルームは結構キレイです。
それでも再度拭きあげてバリアスコート塗布しました。

ここからがちょっと面倒です。

2機並べて補機類の移植。
特にエンジンハーネスの移植はめんどくさい。予備が欲しい。

それからヘッドカバーも交換。

プラグホールのパッキン交換が面倒なので、おろしたエンジンのヘッドカバーと交換。

で、載せる直前まで気づきませんでしたが、MTとATではセルモーターの取り付け向きが異なるんですね。
今回のエンジンはもともとAT車に載っていたのでバックプレートに大穴が残ります。

プレート移植は面倒なのでアルミテープで塞いでおきました。

あとは逆の手順で載せるだけです。


オイル関係を入れて。

その後、プラグとフューエルポンプヒューズを抜いてクランキングしてオイルを回しておきます。

で、緊張の瞬間。


一発始動でした！

が、その後いろいろと問題が。。

続く。