地獄のチューナー448です。
近頃はずっとPタイル路面のサーキットを走ってます。
低μ路ではかなりの速さだったGXV-01ですが、どうも調子が上がりません。
フロントはGRK GS2 EVO用のナックルに合わせてキャスター角多めにしてましたが、サスアームの前後位置を含めて見直すことにしました。
キャンバー角との兼ね合いもありますが、キャスター角が多いと内側のタイヤが切れた時に「ポジキャン」になります。
本当かどうか検証しました。
【検証】
机上で検証しました。
CADでサクっとタイヤを作り、中心軸より10mm内側に座標を置きました。
そして、キャンバー角=8°とキャスター角8°を付けました。
キャンバーを付けるとタイヤは傾きますが、キャスターは座標が傾くだけでタイヤは変化しません。
そして、傾いた座標を中心に30°、60°、-30°、-60°にタイヤを回転させました。内側に60°切った状態だと・・・確かにポジりました!
全て表示させるとタイヤが斜めに回転しているのが分かります。
接地面の角度だけではなく、高さも変化します。
上記状態で直進状態に対し内側のタイヤは約3.8mm下がります。
タイヤが下がるということは車体が持ち上げられます。
逆に外側のタイヤは若干上がります。
ということは、ドリフトの場合はロールするのを打ち消す方向にタイヤは上下します。FR-D等の「カシガリ」はキャンバーとキャスターは少なめが良さそうです。
【気になるセッティング】
タイヤの見た目のキャンバー角に対し「キングピンアングル」を変更できるナックルがあります。
通常は見た目よりキャンバーを増やす方向に使うと思うのですが、逆を試してみたくなりました。
見た目のタイヤのキャンバー角に対し、実際のキャンバー角を少なくすると、ポジキャン度合が少なくなり、タイヤの上下動も少なくなるはずです。
今は試しませんが、いずれトライしてみようと思います。
【サスセッティング変更】
ついにフロントサスに手を入れます。
アッパーアームはD-likeのトライアングルアームです。
引き続き採用しますが、前後を逆転しました。
バルクヘッド側は取付穴を1カ所開けてオフセットタイプのボールエンドからストレートタイプに変更しました。
ロアアームは後退させていたのを5mm前に出し、前進気味に変えました。
ショートホイールベース気味だったのが普通のホイールベースになりました。
それに合わせてスライドラックの突出し量を増やしました。
トライアングルアームのボールエンド半回転でキャスター角が1°変化しますが、
まずはキャスター角6°で組んでみました。
【走行インプレッション】
Gサーキットでテストしました。
走り始めると、ヘアピン立上りでの横スライドが減りました。
試行錯誤した結果、キャスター角8°になりました。
結局、変更前でもセッティング範囲だった値に落ち着きましたが、キャスター角の変更がしやすくなったので、良しとしましょう。
先週から試しているリヤサスと相まって、かなり走りは良くなりました。
【リヤサス変更】
今月号のラジコンマガジンの白黒ページにさりげなく載っていたreve-dのMC-1のアッパーアーム取付けのローマウント化を真似してみました。
ダンパーステーのロッドエンドボール取付位置にタミヤのサーボマウントを取り付けてアッパーアームを超ローマウント化しました。GVX-01のダンパーステーはYD-2S用をスペーサーを介して使用していますが、通常の車に比べてダンパーステーは後ろにあると思うので、取付スペースはありました。
アップライト側の「ハイアッパー」と同様の効果だと思いますが、サスが動くとキャンバー角が大きく変化します。マシンがロールした際に両輪の接地面の変化が非常に少なくなります。(ピッチングに対しては接地面の変化は大きい)
走ってみると、これは良いです!!!
採用しました!!!
サーボマウントは回り止めの穴を追加しました。
来週は「サムカワスタイル」に参戦します。
Posted at 2021/07/12 21:13:11 | |
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