たつ@ZC31S(HA36S)のブログ一覧

LSDの話をする前に、鈴鹿ツインサーキット Gコースの1コーナーを解説することから始めましょうかｗ




①ブレーキを緩めてターンイン、いわゆる『一の舵』

②ブレーキペダルを完全にリリース、いわゆる『二の舵』で最大横Ｇを発生

③アクセルON(無加速スロットル)で失速を抑え横Ｇを維持

④舵を戻してアクセル全開





なのですがLSDが入ってないと、④で全開にしたときにイン側のタイヤが空転してトラクション(前向きに進める力)が逃げてしまいます。
それを防いで、旋回しながら加速するための装置なのです。

LSDを入れると直線の手前(コーナーの出口)からより早くアクセルを踏めることにより、直線区間が伸びたような形となりラップタイムが短縮できるのです。

つまり、コーナー立ち上がりでイン側のタイヤの接地荷重が減って空転してしまうほどの横Ｇを発生させていなければ、LSDを入れる意味がありません。

LSDを入れるとアクセルオンでよく曲がる、らしいですが…。ハンドル切っている以上に曲がることは無いと思います。その時点でリアスライドしていたら別ですが。
一番よく曲がる状況としては、差動を制限していない状況なのではないかと。



あ、コース攻略という点では、④でアウトの縁石をバンクのように使う感じで立ち上がり速度を上げるという方法もありますよ(・∀・)