今年の総括、第2回目は2000年代の車です。
昨年には「悪夢の10月」と令和恐慌の始まりの言われた10月1日からの消費税10%化と同時にそれまで行われていた自動車取得税廃止による燃費によってナンバー取得時の消費税以外の税金を課税する「環境割」の導入と10月以降の普通乗用新車から自動車税の減税など自動車関連税制改革が行われ、今年に入ってからは65歳以上の車検証上使用者若しくは65歳以上を雇用する事業所が衝突軽減被害防止緊急ブレーキ搭載はじめにアクセルとブレーキ踏み間違え防止装置を搭載する自動車購入・リース時若しくは後付けアクセルとブレーキ踏み間違え警報防止装置を取り付け場合に支給されるサポカー補助金の開始と高齢ユーザーの引退が進むことからより少なくなっていくと思われましたが「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる新型コロナウイルスにより発生したコロナショックで生産ライン調整が行われたことから新車への代替えは予想ほどではなかったが通院を行う高齢者の一部では免許返納と降車をやめ「3密」回避のために2010年代以降発売の中古車への代替えが進んでいるようです。
今年からは2009年4月からのエコカー減税により自動車取得税・重量税新車登録時に100%免税とされていたエクストレイルクリーンディーゼル(DNT31)に代表される平成21年排出ガス規制適合クリーンディーゼル乗用車(LDA‐)が初年登録から12年を経過することによりクリーンディーゼル乗用車に対しても従来型ディーゼル乗用車もしくはディーゼル商用車・特殊車両同様に初年登録11年以降の自動車税重課が適用されるようになったことにより来年以降はZVW30型プリウスなどの自動車税重課適用除外対象のハイブリッド車を除き2000年代車も本格的に少なくなっていくと言えます。
2000年代と言えばリーマンショック前後の2000年代後半から車離れ進みましたが「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる新型コロナウイルスの発生以降一部マスメディアでは通勤時の「3密」回避のためにマイカー回帰が始まったと報道をしているようですが年収に対して新車本体価格も上がっていることから一時期なことと言えます。
今回の画像は発売20周年の2000年(平成12年)4月から12月発売の車を特集します。
一枚目の画像については2000年10月(発売は11月)に日産自動車から発売したM&Sプラットフォーム採用の3ナンバークロスオーバーSUVで4WD車にはFFベースでありながら走破性の高い4WDシステム「ALL MODE 4x4」を採用する「エクストレイル」の第一世代モデルで2003年6月に行われた後期型へのマイナーチェンジによりQR20DE型2.0直4DOHC16Vエンジン搭載のNT30型とT30型のみ平成12年排出ガス規制75%レベルの「超低排出ガス(U-LEV UA-規制 最終型のみ平成17年排出ガス規制50%レベル CBA-)」となった日産エクストレイルX4WD後期型(NT30)です。
2枚目の画像については2000年8月に日産自動車から発売したB15系サニーから採用されたM&Sプラットフォーム採用のブルーバード(U14)をはじめにプレセア(R11系)とパルサー(N15)後継でアジア圏では「セントラ」をはじめに「サニー(陽光)」として販売されるブルーステージ(日産店 日産モーター店 現在は日産国内販売網)向け5ナンバーセダンでQG18DE型直4DOHC16Vエンジン搭載のQG10型1.8はガソリン車としては初の平成12年排出ガス規制75%レベルの「超低排出ガス(U-LEV UA-規制)」を取得、後期型2004年モデルからは「SU-LEV (DBA-規制 QG15DE型直4DOHC16Vエンジン搭載のG10型は平成17年排出ガス規制50%レベル CBA-)」と言われる平成17年排出ガス規制75%レベルに移行した日産ブルーバードシルフィ18Vi後期型(QG10 2004年1月以降のモデル)です。
2000年の日産自動車については世界的タイヤメーカー「ミシュラン」出身でその後に日産自動車の親会社となったルノーSAにヘッドハンティングされ1990年代後半の日産自動車経営危機により1999年にルノーとの資本提携を行いアライアンスを締結の数か月後に日産のCOO(最高執行責任者)を務めて「日産リバイバルプラン」を実行した2018年から2019年に金融商品取引法違反と会社法の特別背任罪で逮捕・起訴されルノー・日産・三菱自工のアライアンスの経営陣からは解任となったがその後も令和元年最終日に日本から出国し、国籍のあるレバノンに出国・逃亡、出入国管理法違反容疑により再び逮捕状が出て過去最高額の保釈金も没収されているがいまだに逃亡を続けているカルロス・ゴーン被告が6月に代表取締役社長に就任、昨年から行われていた世界的に工場等の事業所閉鎖をはじめに車種や販売網の削減を行う「日産リバイバルプラン」を大きく進め上半期のブランニューモデルは電気軽自動車ハイパーミニ(EA0)のみでしたが下半期はニューモデルがリリースされ8月発売のG10系ブルーバードシルフィについてはガソリン車としては初の平成12年排出ガス規制75%レベルの「超低排出ガス(U-LEV UA-規制)」認定を取得と同時にコンパクトでも上質な内装と言うことからシニア層から支持され、10月発表(11月発売)のT30系エクストレイルについては4WD車にはFFベースでありながら走破性の高い4WDシステム「ALL MODE 4x4」と撥水内装が評価されアウトドアユーザーから高く評価されて日産のSUVでは長年のベストセラーとなりました。
2000年4月から12月発売の車については安全性だけではなく平成12年(2000年)10月以降の新型車(継続生産車と国内メーカーを含めた海外生産車は2002年9月以降 GH規制 低排出ガス認定車はTA/LA/UA規制)に義務化された「平成12年排出ガス規制」が車が発売されましたが同時に背高パッケージの採用によりセダンでも全高145㎝以上の車が主流となりました。
三菱自動車工業も新車発売がありましたが同年発覚のリコール隠し事件により大きい販売低迷が発生しました。
本田技研工業については2000年も積極的にニューモデルをリリースしていたがタカタ(民事再生法申請によりジョイソン・セイフティ・システムズが事業継承)製エアバックのリコール対象車が他メーカーに比べて最も多く未改修車についてはホンダ以外のすべてメーカーでも継続車検若しくは中古新規車検登録が不可能になっていることから特にホンダ車は限りなく激減が進んだと言えます。
Posted at 2020/11/26 18:23:07 | |
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