日本での興行収入が、
約60万ドル(約6500万円)に達し、
ロシア作品として
この20年来の興行記録を更新した。
2019年に公開の戦争アクション映画
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
この映画で、大活躍する戦車が、T34/85でした。
T34/85と言えば・・・2019年には・・・
こんな話題も・・・
2019年1月9日ラオス人民軍のT-34/85が退役し
30両が、ロシアに返還される動画・・・
第二次世界大戦の戦車が現役で使用されていたことにも驚きですが
この・・・ラオス人民軍から引き取られたT34/85は
(4:05~T34/85が登場)
再整備され・・・お化粧直しの後
2020年の「戦勝記念パレード」に登場しています。
こんなに綺麗な状態のT-34/85が、21世紀に拝めることも\(◎o◎)/!です。
T34戦車は・・・特徴的な、大直径の転輪とストロークの長い
コイルスプリングのサスペンションを組み合わせた、
クリスティー式サスペンションを採用した
BT戦車シリーズから発展し・・・第二次世界大戦から
冷戦時代にかけてソビエト連邦を中心に使用された中戦車で
76.2 mm 砲を装備した初期型は、T-34/76と呼ばれ
1943年以降、76.2 mm 砲ではもはや十分に戦えない事から
既にあった85 mm 高射砲を戦車に搭載する等の
改良が行われた車両が、T-34/85です。
T34戦車は、戦時下において多くの改良がなされましたが
その都度、驚くほどの数量の生産を可能となり
大戦中だけで3万5,000輌あまりT-34/85は2万9,480輌が生産され、
合計すると6万輌以上に上り、戦後は、チェコやポーランドでも生産され、
合計8万両以上となり・・・数千両が、輸出に向けられ
共産圏諸国や中東諸国等に数多く使用されました。
さて・・・
例年お正月の事始めには・・・プラモデルに手を付ける
当方ですが・・・今年は・・・オールドファンにはお馴染みの
Revellの大古典プラモ
1/40スケール Russian T-34 Tankを制作することにしました。
Revellと言えば・・・
プラモデルの黎明期に数多くの名作を世に出した老舗メーカーで、
この時代は、アメリカのメーカーがプラモデル業界をリードしていました。
その為か・・・ミリタリーキットの多くが
アメリカ軍の装備車両が占めていた中・・・
冷戦の相手国側の戦車であるT34の模型が1958年に登場しました。
T34のプラモデルは実車と同様に数多くのメーカーから
様々なキットが発売されていますが・・・
幾度となく再版されているRevellのT34は・・・
世界で一番最初に発売されたキットではないか?と思っています。
最近では・・・1995年に初版となる1958(昭和33)年の
パッケージで復刻されていますが・・・箱が大きくなっており
プラスチックの色や・・・
付属のキャタピラの色/材質が、異なります。
そして・・・1958年の刻印は・・・
1995年の復刻版には入っていません。
今回のキットは、1968年に倒産したマルサン商店から
Revellと提携を引き継いだ郡是産業株式会社が発売していたもので
スケール表記は・・・何故か・・・1/39となっています。
尚・・・郡是産業株式会社は、1971年にグンゼ産業株式会社に
現在は、 株式会社GSIクレオスと社名が変更されています
こちらの写真箱は・・・当方が、初めてT34を制作した
1970年代に輸入されたもの・・・
昭和40~50年代の仙台市内で模型屋さんと言えば
三越前のアベ模型と細横丁の仙台模型、青葉神社前のムーンベースに・・・
仙台駅北側X橋を降りたところにあったニューマウント模型
このキットは、細横丁の仙台模型で購入しました。
一発モールドながら動きのある歩兵(3体)と
戦車兵(2体)のフィギュア等が付属するディスプレイキットで
これ一つで、ジオラマも作れる豪華な内容は・・・
当時、感動したもので・・・
今見ても、これが半世紀以上前のキットだと思うと驚きを禁じ得ません。
当時は、モータライズ版も存在していましたが・・・
人気が無かったのか?程なくしてディスプレイキットに改修されています。
説明書の解説には・・・
エジプトで捕獲された T-34 を基に、このモデルはつくられた。
と・・・されていますが
エジプト陸軍にて使用されたT34/85とは
異なる砲口のマズルブレーキ等・・・
現在からすれば、全体的に疑問の多い金型ですが
考証はともかく、まだきちんとした資料など殆ど見当たらなかった
プラモデル創世記において共産圏の車両のスケールモデルを
世界に先駆けて発売した心意気には頭が下がります。
ですから・・・敬意を表して
今回も・・・
手を加えることなく素組で作業は行います。
サフェイサーを吹いて・・・
塗装をすれば・・・キャタピラは、あえて無塗装です
誰が見ても!分かりやすい
T34/85が・・・完成!
デカールは・・・
ソビエト陸軍用と思われる物が入っていますが、
古いので使用出来ないのは、目に見えているので張っておりません。
フィギュアは、あまり得意では無いのですが
折角なので・・・搭乗してもらいました。
この・・・RevellのT34
その後発売されたT34のたくさんのキットに大きな影響を与えており
我が国でも・・・タミヤが、1/35スケールで発売した
T34/85【初代モーターライズ・ゴムキャタピラ版】は
キットのフォルムも箱絵のデザインも・・・
このレベル製品を参考にしており
後の1/35スケールモデルの偉大なる御先祖様とも言えます。
ただ・・・他社が、参考にしていない点と言えば
Revellのキットは、車体が前から後ろに向かってかなり下がっている
実車はほぼ水平で、後のキットはこの様なスタイルにはなっていません。
ここで、気が付いたのが、当方が初めて作った時の写真箱
ジオラマにした場合、このようなデフォルメを行うと
前から見た時に迫力が強調されるように思えます。
以前・・・作ったタミヤのT34/76と並べてみても
砲身が長い分、少々小振りながら、堂々としています。
現在の模型は、出来るだけ実物に近づけようと
精密なものが増えていますが・・・
縮尺された模型が実物と同じになる事はありません
その分、車体のデフォルメを行う事で
T34という戦車のもつ雰囲気を少ないパーツ数で
十分に再現していて作っていて非常に楽しいモデルです。
プラモデルの黎明期に、制作する楽しさを世に伝えた名作の一つと
言えると思います。
ちなみに・・・
Revellから発売された1/40スケールのM4シャーマンは、
タミヤが、大型モデルとして1/21スケールで発売した際に
今回制作したRevellのT34と同様に参考にした事は・・・有名なお話ですね~♪
という事で・・・正月気分も明けた
今宵の奈保子さん動画は・・・
「SAKAIです〜デザートーク〜」1987年
Alessi (アレッシー)のcoverで・・・
「 Put away your love(そよ風にくちづけ)」
アルバム「スカイ・パーク」より・・・「Dreamy Sailing」を・・・