国内自動車メーカーのなかでは、
最古の歴史持つ1916年に創業のいすゞ
且つては、国内の3大メーカーに
名を連ねていましたが・・・
1992年に乗用車の開発を中止
2002年には国内乗用車販売を中止していますが
トラックやバスなどの商用車を主力ラインナップとしていることから、
ディーゼルエンジン技術に優れ、その技術力は世界トップレベルにあり、
近年は日本のバイオベンチャー企業「ユーグレナ」とともに、
ミドリムシ由来の次世代バイオディーゼル燃料の実用化に取り組んでいます。
しかしながら・・・昨今、目まぐるしく変化する
自動車業界の流れの中で・・・
少し残念なニュースが・・・
いすゞ、米大手からエンジン調達 コスト削減で電動車集中
いすゞ自動車は主力のディーゼル型トラックのエンジンを外部調達する。一部車種について2021年中に米エンジン大手のカミンズから供給を受け始める。既存のエンジンの研究開発費を年間で数十億円ほど減らし、電動車など次世代車の開発に振り向ける。脱炭素への対応を迫られるなか、外部との協業で次世代事業の原資を捻出する動きが広がりそうだ。
トラックの性能を左右するエンジンは、通常は自社で開発・生産するケースが多い。いすゞがディーゼル型トラックで他社からエンジン供給を受けるのは初めてとみられる。
排気量や馬力が比較的大きい中型トラックの一部車種について、カミンズが開発したエンジンを搭載する。こうした車種は21年中に北米などで販売を始め、その後、日本など他の地域にも広げる。一方、いすゞは主力の小型トラック向けエンジンをカミンズに供給することを検討する。
カミンズはエンジン専業メーカーで、トラックや建機向けの大型エンジンに強みを持つ。同社といすゞは2019年に環境負荷の小さい次世代エンジンの開発で提携した。今回は既存領域であるディーゼルエンジンの開発・供給でも手を組む。
いすゞの20年3月期のトラックの世界販売台数は約29万台。カミンズからエンジン供給を受けるトラックはまず数%程度とみられるが、コスト削減効果を見極めた上で、調達の対象拡大も検討する。
世界的に脱炭素のうねりが広がる中、乗用車に比べて対応が遅れているトラックでも電動化は急務だ。いすゞは次世代領域について、大型トラックの燃料電池車(FCV)や自動運転などの研究・開発でスウェーデンのボルボやホンダと組んでいる。
ただ、こうした投資負担は重く、回収にも時間がかかる。いすゞの20年3月期の研究開発費は981億円と5年間で約1割増えた。次世代領域向けの投資を捻出するには、既存領域にかかる費用をカミンズとの協業で圧縮する必要があると判断した。 2021/1/27/日本経済新聞配信
時代の流れとは言え・・・
ディーゼルエンジンでは、評価の高い
いすゞだけに・・・(-ω-;)ウーン寂しいですね~
さて・・・今回、いすゞにエンジンを供給するという
カミンズ社は・・・どんな会社なのでしょう?
Cummins Inc.(カミンズ・インコーポレイテッド)は
1919年創業のアメリカのエンジンメーカーで、
ディーゼルエンジンを中心に・・・天然ガスエンジン、発電機などの動力源、
各種コンポーネントの生産・販売・アフターサービスを行っている会社で
エンジン事業では排気量2.8 - 95Lのディーゼルおよび天然ガスエンジンの
サプライヤーとして国際的に大きなシェアを持つ会社で
現在、日本国内での法人となっている
カミンズジャパンは、1961年10月に小松製作所(コマツ)との合弁会社
小松カミンズ販売として設立され、コマツのライセンス契約も終了後も
ディーゼルエンジンの共同研究および開発を行う合弁会社ア)を設立するなど、
カミンズの日本進出当初よりコマツとは密接な関係にあり
コマツのディーゼルエンジンには、カミンズと構造を
同じくするものが存在しています。
Cummins Japan |
日本の自動車メーカーが国内向け車両にカミンズ製ディーゼルエンジンを
採用した例がない為、一般にカミンズの知名度は低いのですが
実は・・・鉄道ファンにはお馴染みのエンジンで
JR東海キハ85系気動車 特急ワイドビューひだ号に採用されているのは
カミンズ社の直列6気筒・排気量 14 L の直噴式ターボディーゼル機関
NT-855 系が採用されています。
また・・・
コマツ製建設機械、日立建機、住友重機械建機クレーン、コベルコ建機、
タダノ、トヨタL&F、酒井重工業、加藤製作所、KATO HICOM、諸岡、
古河ロックドリルなどの建設車両・特殊自動車の多くに
カミンズ製ディーゼルエンジンの採用が多く見られます。
日本国内では、これまで、自動車メーカーがシャシとエンジンを
一貫して生産して供給するシステムでしたが・・・
今後は・・・時代の流れで・・・
アメリカ製トラックのように社外エンジンを
独立系メーカーから、採用するのかも知れませんねっ
ところで・・・
本日、1月28日は・・・
「衣類(1)ふん(2)わり(8)」の語呂合せから・・・
日本電機工業会が1994(平成6)年に制定している
「衣類乾燥機の日」です。
衣類乾燥機と言えば・・・
日立の洗濯機「からまん棒」とペアで販売されていたのが
河合奈保子さんが・・・CMを務めていた
日立の衣類乾燥機「サンサン青空」
こちらは・・・
1987年のカタログなのですが・・・
この中には・・・何と\(◎o◎)/!
デザインをTwiggy(ツイッギー)のミニスカートの
デザイナーとして知られるAndré Courrèges(アンドレ・クレージュ)が
設立したフランスのブランドCOURRÈGESが手掛けた商品も!
素晴らしい~ですね~♪
この家電製品すべて揃えた人・・・
当時を考えると・・・いたんだろうな~
courrèges (courreges.com)
1987年と言えば・・・
1985~1991年までバブル景気の真っ只中で、
この様なデザイナーズブランドとの提携が
車関係でも・・・数多く見られた時代でした。
最近は、あまり見かけませんが・・・これも時代の流れですかね~
という事で・・・今宵の奈保子さん動画は
1987年のシングルナンバーから
「想い出のコニーズ・アイランド」
「十六夜物語」
そして・・・
奈保子さんの・・・日立のCMを・・・
Posted at 2021/01/28 22:46:22 | |
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