昨今の世界情勢から再び増え始めている
航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)
中国機に対しての増加は顕著な数字ですが
功旺するようにロシアの航空機の領空侵犯も・・・
これまた・・・増加しています
2023年度3四半期においては2回目となる
中国の爆撃機(H-6)とロシアの爆撃機(Tu-95)による
長距離にわたる共同飛行もありました。
ソ連時代から領空侵犯機はお馴染みで「東京急行」なんて名称もありました。
その「東京急行」がプーチン体制下において再び増加する兆しを見せています。
と言う事で・・・今回はストックキットから
旧東ドイツのプラモデルメーカーVEB PLASTICARTの
1/100 Tupolev (ツポレフ)Tu-20を作ってみました。
VEB PLASTICARTは、1958年に旧東ドイツのツショパウで設立された
模型および玩具メーカーで、主な製品は1/100の航空機でソ連製の機体を多く
モデル化しており旅客機には1/100スケール小型機には1/50と1/72スケールが
ラインナップされていました。当時は謎多きソ連の航空機のキットは貴重でした。
若干ですが西側の航空機も製品化されています。
「VEB」の称号は輸出用の商品を製造する旧東ドイツのさまざまな
小規模な半自治企業に適用されており「VEB PLASTICART」は
教科書で習った「人民公社 プラスチカルト」となります。
ドイツ統一後、MASTER MODEL(マスターモデル)と名称を変えて日本でも流通していましたね
さて・・・VEB PLASTICARTのキットの箱はTu-20の名前になってます。
NATOコードネーム「Bear」(熊)
半世紀以上前のターボプロップ機なのに今も使われており
航続距離が長く兵器搭載量も十分な為、現在でもロシアの爆撃機の中では
最も優秀とされており通常はTu-95として知られていますね
最高速度は900km/h以上世界最速のプロペラ機の一つです
何故に・・・Tu-20となっているのか
ソ連の設計局では計画機は単に番号がふられるだけで
NATOコードネーム「Bear」(熊)も試作機「95」の型番
ソ連初のジェット爆撃機Tu-16の場合この型番が「88」で「16」になっている事から
西側では比較的早い時期から試作機「95」はTu-20になると判定していた事から
実際予定はTu-20でしたが・・・その裏をかいて・・・
西側をだましたというささやかな喜びに浸る為Tu-95にしたという話です。
この機体を基礎に作られた旅客機がTu-114
Tu-95同様に、二重反転プロペラが印象的なこの旅客機は
1967年に日本航空とアエロフロートとの間で東京~モスクワ線日ソ共同運航が始まった際に
1番機として羽田空港に飛来し航空機ファンに強烈なインパクトを与えました
このTu-114もVEB PLASTICARTからキット化されており
こちらもキットの詳細は覆面エルさんがUPしてくれておりますので
ご覧ください(^^♪
覆面えるのフォトギャラリー「旧東独Plasticart製、1/100、ツポレフTu-114、 」 | 日産 エルグランド - みんカラ (carview.co.jp)
さて・・・VEB PLASTICARTのTu-20
スケールは1/100ですが・・・・縦横で約50cm位ある巨大な物で
素材のプラスチックは非常に硬くて脆い材質のかなりカッチリいます。
なので・・・部品は割れたり破損している物もありますね(;^_^A
中はいたってシンプルで部品点数も多くはありません
スジ彫りは凸モールドエンジン部などかなりおかしなところがあります
モールドも無骨ですが組んでみると素性は悪くない・・・
当然、資料と見比べると大変な事になるので・・・
ディティールアップ禁止やモールド彫り直し厳禁です(;^_^A
やりだしたら切りがない・・・・
怪しげなデカールは何とか使用出来そうなので・・・
そのまま使う事にして当時物をあるがままに組んでみました(^^♪
先のも書きましたが・・・
今では様々なメーカーから出されている旧ソ連の航空機は、
この当時は・・・ほとんど皆無
情報も限られており略ベールに包まれていました
こんな単純なプラモでも、その在り様を知るには十分でした。
大きいだけが取り柄と言えばそれまでですが・・・
デスクトップにするとこれまた・・・楽しいものです。
この記事は、
旧東ドイツPlasticart製、1/100、ツポレフTu-114、について書いています。
Posted at 2024/02/09 21:23:52 | |
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