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2024年03月17日 イイね!

三菱 百式司令部偵察機三型 ARC EN CIEL アルカンシェール 1/50

三菱 百式司令部偵察機三型 ARC EN CIEL アルカンシェール 1/50先日、足車として我家初の三菱車

パジェロミニがやって来た事もあり

少し前からチマチマやっていた三菱の飛行機プラモを

完成させました(^^♪

三菱の航空機と言えば零戦を始め

様々な有名機がありますが・・・・

今回作ってみたのは・・・ストックキットの中から

ARC EN CIEL(アルカンシエール)1/50 百式司令部偵察機Ⅲ型です。



このキットは元々は、往年の模型メーカー「マルサン」から発売され

橋本喜久男氏設計の傑作キットとして高く評価されたキットで

「マルサン」の倒産後は「FUJI」→「サニー」とその金型を使って

販売続けていました。



サニーが発売してから暫く休止していましたが、旧キットのリサイクル市場が

無かった頃はマニア垂涎のキットだった事もあり

アルカンシエールから再販された時期に購入された方も多かったのではと思います。



さて・・・ 百式司令部偵察機とは・・・?

どんな航空機だったのでしょう・・・?



と・・・言う事で・・・ナオコちゃんにも解るように簡単に解説してみると・・・

司令部偵察機は旧日本陸軍が世界に先駆けて前線の彼方にある敵航空基地を

長距離飛行して敵地の奥深くまで進入し偵察できるような専用の偵察活動する機体で



第2次世界大戦前夜、旧日本陸軍航空隊は既に

九七式司令部偵察機を開発し戦略偵察に先鞭をつけていました。



九七式司令部偵察機は、1937(昭和12)年朝日新聞社が計画した

東京―ロンドン間の連絡飛行で、国産機による国際記録を樹立した

「神風号」としても知られていますね。



また・・・1939(昭和14)年に毎日新聞社による世界一周飛行に使用された

「ニッポン号」は・・・こちらは、海軍から貸与された

三菱 九六式陸上攻撃機を改装したものでした。



九七式司令部偵察機は日中戦争やノモンハン事件で前線を越えて

敵地深くまで侵入し戦略偵察に活躍



その活躍に刺激された旧日本陸軍は後続機として「新司偵」を開発、

1940(昭和15)年に採用された機体が百式司令部偵察機です。



「司令部偵察機」略して「司偵」と呼ばれる聴きなれない言葉は

高速性・高高度性・長距離性など戦略偵察に特化した偵察機の事で

いまでいう戦略偵察と言われるカテゴリーになります



この特殊で過酷な任務を遂行する為に百式司令部偵察機は高空を高速で飛行する

ことを目的として、空気抵抗をとことんまで削減したスマートでかつ軽量化された設計が施され



また・・・高速化におけるネックとなっていた空冷エンジンを収める

エンジン周りも、エンジン・カウリング(カバー部分)や

エンジン・ナセル(主翼取り付け部)のデザインに細心の注意を払った設計になっており



長距離飛行を可能とするため燃料搭載量も一般の双発機と比べて莫大な量を搭載する事が出来ました。

護衛無しに単機で敵地奥深く侵入する司偵の任務は危険で

何より生きて情報を持ち帰ることが必須とされただけに



太平洋戦争序盤にデビューした百式司令部偵察機二型は外見が流麗なだけでなく

最高速力が時速600キロを超えるだけに、追い付ける敵戦闘機はほとんどありませんでしたが・・・



連合軍の戦闘機の性能も向上したほか、レーダー兵器などの発達により

戦争中盤以降、百式司令部偵察機の損害も増え事もあり1942(昭和17)年

さらなる性能向上型の開発を三菱重工業に命じエンジンを水メタノール噴射装置を

備えた離昇出力1500馬力の「ハ112二」(海軍名称『金星六〇型』)に換装し



最高速力は時速630キロ

機首とキャノピーを一体化させるなど機体の改良も施したキ46三を

百式司令部偵察機三型として制式採用しました。



この百式司令部偵察機三型が

今回のARC EN CIEL(アルカンシエール)のキットになります。



百式司令部偵察機は当時の列強各国の偵察機はもとより

戦闘機をも凌駕する高性能を誇っており、純粋な戦略偵察機としては

世界的にも異例の1,742機と大量生産が行われ太平洋戦争開戦前から

第二次世界大戦終戦に至るまで、ほぼ全ての戦線で旧日本軍の

重要な主力戦略偵察機として運用・活躍しています。



と言う事で・・・キットの話に戻りましょう

先にも書きましたが「マルサン」が1961年に発売したこのキットは



タミヤが1/48キットを発売するまでの間・・・・



百式司令部偵察機三型の唯一の1/50キット(1/48としても流通)として重要なものでした。

当然ながら古い金型がそのまま使用されているだけに

バリがものすごい状態で取るのに一苦労しますしプラは金属かと思うほど

キンキンに硬いうえ・・・大雑把なパーツも多いのですが何時も通り素組ですが

今回は尾輪がちょっと(;^_^Aと思ったので作り直してみました。



当然、凸線のパネルラインやリベットは、そのまま使い

他のパーツも丁寧に摺合せしてあげれば・・・



60年以上前のキットでも部品はぴたりと決まるのに驚かされます。



流石!往年の名作キット

百式司令部偵察機三型の美しい姿が蘇ります(^^♪



デカールも補強して何とか使えてよかった~(^^♪



古いキットを作る時は、キットの味を活かす事や

時代感を残す事も重要と考えるので・・・



丁寧に作ってお仕舞にするのも良いものです。



あれこれやると限が無いし・・・



当時の名作キットに細かく手を加える位なら・・・



タミヤのキットを作った方がいいですしね・・・



おしまい・・・

Posted at 2024/03/17 23:30:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味

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