「2243」と「2245」。
登山をする人ならピンとくる数字かもしれない。
プリムスの定番バーナー「2243」とランタン「2245」の事である。30年以上前に発売され現在も販売されているバーナー・ランタンの「パイオニア」的モデルである。
この連休でキャンプ道具を整理していたら、思わず手を止めてまじまじと眺めてしまった。そのまったく無駄のないデザイン性の高さと無骨な佇まいを。
(プリムスの黄色のカートリッジ使えよというツッコミが聞こえてきそう・・。)
結構きれいに見えるかもしれないが、登山をしていた20代の頃に購入(26~7年前)した物で、今はオートキャンプ使用なのだけれど、いまだに現役である。たしか名駅の駅前アルプスか豊橋のモンタニアで買ったのだと思う。当時はバーナーやランタンといえばほぼプリムス一択だった。今は様々なメーカーから軽量なモデルを中心にたくさんの選択肢があるようだ。ランタンなんてLEDがあるのだから今はわざわざガスランタンを選ぶ必要もないのだろう。
でも僕は山をやっていた(「山をやる」って今も言うのかな?)当時と変わらずこのプリムスの道具たちが好きだ。愛着の度合いが違う。きちっとメンテナンスをしてあげれば何も不具合なく僕の要求に応えてくれる。「コォーーーー」と言いながら。
考えてみれば僕は「パイオニア」と言われるようなモノ・コトと付き合うのが好きなのかもしれない。まさにクルマがそうだ。
FF横置きエンジン初の量産車であるミニ
2シーターオープンのLWSをポピュラーなものにしたユーノスロードスター
FF2ボックスパッケージの元祖であるゴルフ
こういったパイオニア的なモノ・コトに惹かれるのは、それを創造・開発した人の思いを使っていくたびに感じ取ることができるからだ。逆にそれを感じ取ることができないモノ・コトは定番にはなれないという事なのだろう。
Posted at 2020/02/02 13:38:58 | |
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