僕はじぶん自身に都合よく気づかないふりをしていたのだと思う。
本当はわかっていたのだ。
僕のユーノスの室内に、ある香りがうっすら漂っていたことを。
それが、ヒーターコアから漏れているクーラントの臭いだということを。
とりあえず処置したクーラント漏れ止め剤など一時的な気休めにしかならないということを。
案の定、次第にウィンドウの曇りが酷くなってきたので、ヒーターコアの交換を考えることにした。調べてみたら、以下の選択肢が考えられるようだ。
① NA用新品ヒーターコアのみ交換 (ダッシュボード脱着不要)
② NB用新品ヒーターユニット交換 (ダッシュボード脱着必要)
③ NB用中古ヒーターユニット交換 (ダッシュボード脱着必要)
僕としては真鍮製のNAコアは漏れるイメージがあるのでどうせならNB用に替えたい。でもダッシュ脱着の必要があり大作業になる。お世話になっているお店に相談すると、ダッシュ脱着はおそらくバラバラに割れてしまうだろうからダッシュも新品に替えたほうが良いということで、ダッシュの再利用はあまりやりたくなさそうな返事だった。まあ、そうだろうな・・。でも僕のダッシュにはヒビも入っていないので新品は考えられない・・。
さらに、NAコア、NBユニットのどちらも新品は3か月待ちであった。途方に暮れていたそんな時、たまたまオークションでタイミングよくNB用ユニットを落とした。まあこれも運命だな、ということで③番を選択、自分で交換作業を頑張ってみることにした。
果たして。
3日の午後からはじめて、途中雨の日や仕事などで中断もあり、本日ぶじ終了。都合3.5日間掛かった。途中ちょっとしたトラブルもあったが(整備手帳に書きます)なんとか一人でやり切った。一番何が苦労したかというと狭い空間の中でのカプラー外しである。一つのカプラーを外すのに1時間かかったこともあった・・。
しかし僕は思うのだ。
自分でじぶんのクルマに手を入れることで得ることができる、満足感、充実感、そしてクルマへの愛着。これはやったものにしか分からない感覚なのである。
Posted at 2020/05/09 19:19:26 | |
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