先日ついにHONDAさんより新型モンキーの発売が発表されましたね!
実はそれに気がついたのは昨日のことでして、最近以前の投稿の
『モンキー125に思う。。。』のPVがやたらあるなぁと思って、ちょっと調べてみたらメーカーHPには特設ページまでありました^^
う~ん、あれだけ気にしていたのに気が付かなかったとは無念です(笑)
いろいろと見てみると昨年のモーターショーで見たコンセプトモデルとほぼほぼ同じようです。
まだ実車を見ていないので画像が無いのですが、じっくりと見てみましょう。
※トップ画像は昨年のモーターショーのコンセプトモデルです。
グレードは二種類で、ABS付とABS無があるようです。
フロントハブ付近を見るとディスクローターの形状が違うのと、フォークガードに『ABS』の文字があるので、よく見るとわかりますね。
四輪ではすでに当たり前の装備となっているABSですが、二輪の、しかも原付クラスのABSがどの程度の能力をもっているのかは私にはわかりませんが、時代と共により『安全』なものになっていくのはよいことだと思います。
自動二輪のABSは一昔と比べるとかなり違和感なく出来が良いと聞きますので、このモンキー125のABSも期待できそうですね。
また、メーカーさんでABS無を選択できるようにしてくれているのもカスタム派やこだわり派には嬉しい配慮と感じました。
ちなみに価格差は30000円(税抜)のようです。
エンジンは同メーカーのグロムと共用かと思ったのですが、エンジン型式が違っていましたので、仕様が違うのかもしれません。
比べてみると…
モンキー → 【エンジン型式】JB02E 【馬力】9.4PS 【トルク】1.1kgf・m
グロム → 【エンジン型式】JC75E 【馬力】9.8PS 【トルク】1.1kgf・m
トルクは同じですが、馬力はグロムの方が0.4PSほど上回っています。
グラフで見たわけではないのですが、キャラクターに合わせてグロムよりもモンキーの方が低~中速向けにセッティングされているのかもしれません。
単純に何かの規制かもしれませんが。
とはいえ9.4PSは50cc時代の旧モンキーの3倍近い馬力です。
旧モンキーでこのくらいの馬力を出そうとすると、だいたい88~106ccにボアアップして社外ヘッドを組み込んであるような仕様以上でしょうか。
このような仕様にチューニングしてあると組み合わせるパーツにもよりますが、やはり乗りにくさが出てくることもありますし、そもそもチューニングパーツ(エンジン、キャブ、マフラー等)だけでも軽く10万円超えです^^;
ちなみにエイプ100(最終)で 6.3PS 、 0.67kgm・f でしたので、そのエンジン性能は一般道のみの原付二種では十分でしょう。
ミッションは4速のリターン式というのは変わらずですね。
できれば5速にしてほしい気持ちもあるのですが、ミッション部品の耐久性を考えると4速でよいのかもしれませんね。
変速比はグロムと同じようですので、ミッション部品はグロムと共通かもしれません。
足周りを見てみるとコンセプトモデルと同じく倒立フォークが奢られています。
旧モンキーはステムが一体のフォークボディの中にスプリングが入っているだけのものでしたので、すごい進化です^^
あれもパッと見は倒立と言えなくもない?ので、走行性能向上だけでなく、見た目的にも旧モンキーのイメージを残したかったのかもしれませんね。
グロムのフォークとセッティングまで同じかどうかはわかりませんが、キャラクターやホイールベースの関係などでひょっとしたら若干ソフトになっているかもしれません。
リアはツインショックですね。
太めのショックが装着されています。
リアショックは乗り心地にも大きく影響があるので気になるところです。
『モンキー』である以上、硬くはないでしょうけど^^
スイングアームも車体取り付け部分付近を見ると、旧モンキーの社外スイングアームのようで剛性がありそうです。
ホイールは12インチのキャストのようですね。
タイヤサイズはグロムと同じく前120、後ろ130サイズのようです。
旧モンキーのようにいかにもなブロックタイヤではありませんが、独特なタイヤパターンでゴロッとしていてかわいいです^^
ブレーキは基本的にはグロムと同等でしょうか。
フロントキャリパーは片押しの2ポット、リアは片押しの1ポッド?
昔からあるニッシンのキャリパーと同形に見えます。
マスターシリンダーはちょっとわからないのですが、おそらく以前からあるものと大差ないでしょう。
もしそうであれば制動力やフィールはエイプTypeD/XRモタード、グロムと同じようなものでしょうか。
特段効きがいいわけではありませんが、扱いやすいブレーキでしたので、モンキー125にも合っているでしょう。
効きの特性が好みでないなら、まずはパッド交換で様子見ですね。
まぁブレーキカスタムは昔からミニバイクでは定番でしたので、すぐブレンボキャリパー流用キットみたいなものが出てくるでしょうから、お好みでカスタムすればよいでしょう。
これにABSが組み合わされるようですね。
外装は旧モンキーのイメージが残るファニーなルックス。
鋭角的でスポーティなグロムとは対照的に、丸みを帯びたゆるいデザイン。
丸型のヘッドライト、シンプルなタンクにシート、半円型のフェンダーなど、一昔前の『バイクらしいバイク』のデザインです。
最近はレトロデザインとでもいうのでしょうか^^;
個人的には好きなスタイル。
そしてパッと見てモンキーとわかる、昔からの『モンキーらしさ』が随所に見られます。
これなら昔からのモンキーファンも納得してくれる…かもしれません^^
よく見るとヘッドライトはLEDでレンズ内のカット?が今風です。
ウインカーは小ぶりでレンズはクリアですね。
フェンダーはメーカーの説明によるとスチールにメッキらしいです。
今の時代スチールフェンダーなんて流行らないかもしれないけど、やっぱりこういう部分に質感の差が出てくると思ってるので僕は嬉しいポイントです。
でもやっぱりリアキャリアは欲しいなぁ。
オプションで無いかなぁ。
そしてやはり気になるのは乗り味です。
スペックが近いグロムと似たようなフィールのような気もしますが、モンキーとして販売するならどこかしらで差をつけているのではないでしょうか?
エンジンの考察でも触れましたが、最大トルクの発生ポイントをグロムよりも下にとって市街地でよく使う低中速が気持ちよく走れるようになっていそうです。
こればかりは乗ってみないとわかりませんね。
以前のブログにも書きましたが、ミニがBMWミニとなったときや、ビートルがニュービートルとなったときのようにいろいろと賛否両論あるでしょうけど、これらのクルマが受け入れられたようにモンキー125も時間と共にファンに受け入れられることでしょう。
少なくとも僕はこのモンキー125が気に入りました。
…高くて買えないケド^^;
でももし限定カラーとかで魅力的なカラーリングが出たら悩みそうですけどね。
あと、この車体なら旧モンキーであった走りの性能を高めた『モンキーR』が復活するかも!?
あぁ、ヤバいなぁ、出たら購買欲を抑えられなくなっちゃうかもしれません(笑)
しかし、ちょっと気になるのが4ミニファンの中にはカスタム派も多く存在するということ。
ここまで完成された車体となると、チューニングする必要はあまりなさそうにも思えます。
もちろんドレスアップ系カスタムもあるとは思うのですが、やはり4ミニはいじってナンボみたいなところがあるので、そちらを求めている人はどうかな…。
CBR125やグロム、Z125などが思ったよりも盛り上がらなかったのはカスタムユーザー層があまりいなかったからからなのではないでしょうか。
そしてバイク自体が進化していて、昔のように単純な構造ではないので素人が手を出しにくい気もします。
そうした4ミニファンは絶版車に流れていく傾向にありそうです。
メーカーは限られた条件の中で最高のものを目指して作っていると思いますが、ユーザーはひょっとしたら80点のものを求めていて、残りの20点を自分で埋めたいのかもしれません。
そもそもバイクはもはや趣味の世界と言っても過言ではないと思います。
そうした中では個性を出したり、自分の好みに仕様変更する余地が残っていないと人気が出なかったり飽きられてしまったりするような気がします。
モンキーのようなレジャーバイクは単に移動の手段として使う人よりも、愛着を持って所有する人の方が多いと思いますので、完璧なものは飽きられてしまうかもしれません。
こうした不安が杞憂に終わればよいのですが…。
なにはともあれ発売が待ち遠しいモンキー125です。
発売されたらホンダウイングに展示車見にいこっと^^