さよなら アニバ仕様モンキー

昨日アニバ仕様モンキーを手放しました。

だいたい15年近く所有してました。

当時はモンキー熱も高く、30周年モデルが一番好きだったので本物30周年モデルを購入したものの、もったいなくて乗れなかったので、『仕様』を組んで乗ることにしました。

それがこのモンキー。

他にカスタムモンキーもあったから、これはノーマルに近いスタイルでと思ってちょこちょこやってきたけど、結局最後まで飽きない仕様はノーマルルックでした。

僕の悪い性格でノーマルルックとはいえだんだんとカスタムしてしまい、88ccとはいえエンジンもチューニングしてしまうと気を遣いはじめて乗る機会はだいぶ減りました。

ガレージで盆栽化してしまい、乗るときは「たまには動かしてやらないと」と、乗る理由が楽しみから義務的なものに変わってきたことに気がつきました。

それでも自分の理想を求めて組んだモンキーですから手放すことは考えていませんでした。

でもいつの頃からかいろいろと悩むようになって、昨年11月のモトモト撮影会に参加したあと手放すか仕様をもっとライトなものにして所有するかを考えはじめました。

いろんな視点で考えて散々悩んだけど、今の僕の仕上げたカスタムを好きになってくれる方がいるならと個人売買に出品してみたところすぐ売れてしまいました。

別れを惜しむ間もないくらいのスピード取引で昨日の夕方購入してくれた方が引き取りに来ました。

僕より若い好青年で、僕のモンキーをとても気に入ってくれました。

流行りのシャコタンワイド仕様や、ワンオフ満載ハイチューンのフルカスタム仕様ではないノーマルルックカスタムを目指してるとのことでした。

笑顔でこれから大事に乗ると言ってもらえて嬉しく思いました。

手放した後は新しいオーナーがどうしようと勝手だけど、愛着のあるモンキーだっただけにその一言がすごく嬉しかったのです。

「今までありがとな。元気でナ。」

帰路に着く新しいオーナーの車を見送りながら、センチな気持ちになってしまいました。