N・アシュレイのブログ一覧

30年前を思い出すね。
バブルの狂気をね。
クルマが投機の対象で、海外のヒストリックカーが大挙して輸入され、以上な価格で売買されてたよね。

当時田舎の大学を卒業後、東京でバイト生活しながら都内の車屋回りで貴重なヒストリックカーを見せて貰っていました。
だんだんと仲良くしてくれるクルマ屋も多くなり、いつしか売買の仲介も頼まれるように。

あの頃は信じられない様な凄い車がけっこう国内に有りました。
クルマ屋の倉庫は僕の「夢の国」でした。
名前を出しちゃイケナイ様なのもたくさんね。
整備を手伝ったり、調整の付き合いで助手席に乗せてもらったり。
時には買い付け頼まれて、引き取りドライブしたり。
貴重なクルマに麻痺するくらい触れ乗りました。

仕入れ／買い取った高額なクルマが、翌月には売れて行く。
納車に行った先には、倉庫のようなガレージにたくさんのヒスカーが...
関東圏よりも、関西/中部域にトンデモナイガレージが多かったよね。

海外のオークションで有名になった、忘れられてたヒスカーも当時見てました。
岐阜のコレクターは凄かったよね。
バブル以前からの収集で、当時すでに埃が積もっていたもんね。

関東の某ボーリング場跡に出来たミュージアムの、クルマたちが集められた某所も凄かったよね。
またFとAがゴッソリと詰まったガレージも忘れられない。

当時は、欧州製の50年/60年代のアルミボディの少量生産車が憧れで好みでした。
自分が所有/運転するのは、ロータスとかアルピーヌみたいな樹脂ボディの小排気量が好きだったな。
とにかく朝から晩まで「スポーツカー三昧」な日々でした。

ただね、好きなクルマが投機対象で高額なプライスで取引され、車庫に仕舞われて転売されるだけってのが悲しかったよね。
クルマは走る姿が１番美しいと思います。
木立ちの中を、木々をボディに写し込んでとかね。

そしてバブル末期の頃には、二桁億万円の車が現れて某レース場のオープニングに走っていたよね。
某専門誌が煽って、ジュリアだ、エランだ、A110だ、ジネッタだ、SEVENだ、って本当のクルマ好きのクルマが異常な高騰ぶりで、トンデモナイ価格になっていたし。
初代のスーパーカー達も、軒並み億超えの異常さでした。

あの狂気がつい最近まで再燃状態。
今回は、ドイツのバブルに乗っかってポルシェが異常に高騰したよね。
一部のモデルは理解できるけど、大半のモデルはバブルでしょう。
クルマ好きでもない金持ちが参加して、ワケ分かんないお祭り騒ぎ。
そしてバブルの崩壊とともに居なくなる。

海外の人気に便乗して...
TOYOTA2000GTに億？
ハコスカGTRに、240ZGに、1000万円？
他の日本車も釣られて便乗値上げ(笑)
たまたま売れた一台に、皆んなの勘違いでバカ値が当たり前になる。
当時乗ってた人は、笑ってるよ。
そんな凄いクルマじゃないから、雑誌が作り上げた偶像だよね。

今回のコロナで、世界中の経済は一気に冷え込むでしょう。
僕の25歳から26歳頃だね。
現実は厳しいよ。
一気に市場は覚めて行くよね。
クルマだけじゃない、不動産や
流行り商売なんかもね。
今度は、前回の100倍近い冷え込みになるのかも？

さて、僕の欲しいクルマは幾らまで値落ちするでしょう？
３年経ったら、笑ちゃうような値段で乗れそうな気がします。
お金貯めておこう！

バブルよさようなら〜