詳細にはお話できませんが。
先日事故しました。
狭い道の脇道の一時停止から軽自動車が飛び出てきて
進路を塞がれて回避もできず、側面にガッツリ。
保険会社の見立てでは現在8.5:1.5のもらい事故。
つーか0.5刻みとかあるんだなー。
ブレーキを握った瞬間。
正直とまれる感覚はあった。
速度も法定速度とさして変わらないくらいしかでてなかったし。
が、不運なことに10m前から砂利の駐車場から流れた砂が道路に堆積しており、そこから一気に後輪が流れて
左に回避しようとしたこともあって若干ドリフト状態で相手方の左前にpcxの右前が突っ込んだ形。
我ながらよくあの状況であれくらいに持ち込んだなと思う。
下手っぴだったら側面に正面衝突でバイクも身体も今より酷いことになってたと思う。
しかし困ったのがバイクで。
納車2ヶ月で廃車クラス(;・∀・)
写真では伝わらないと思いますけど。
まぁ見た目では原型を保ってますが、恐らくフロント周りのカウルは全滅。
全て爪が外れてカウル類は浮いてて
もうわやです。
フロントフォークとタイヤは大丈夫。
普通に自走はできる感じ。
ただまぁ元が30万円強のバイクなんで、、、
修理代が車両価格を上回れば当然廃車という扱いなもんで、
その辺がどうなるのか。
とりあえず今回の事故で得た教訓は3つ。
1つめは全てのバイクに乗る人へ。
2つめはこれからPCXの購入を考えている人へ。
3つめはこれからホンダ車を購入しようと考えている人へ。
伝えたいです。
まぁ僕の日記なんて誰も読んでないと思うので(笑)まわりでこれからバイクを買おうとしている人がいたら教えてあげて欲しいです。
まず1つ目ですが、
「バイクにもドラレコを付けろ」
ということです。
今回の事故で痛感しました。
実は過失割合が変な感じになっているのもそれが一理あると思います。
今回相手側のドライブレコーダーを確認すると停止線で一度止まって、その後でノールックで徐行しながら交差点内に進入したように見えます。
が、実際にはバイクから見ると停止線の先まで高い生垣があり車が視認できず、生垣から出てきた車が自分の進路まで出てくるまでたった2秒3秒の出来事でした。
つまりその「徐行してたんだから止まれた可能性もあるよね」の部分が0.5割だと思うんですが、実際バイク視点だと飛び出たのを視認してから完全停止は絶対無理だと思うわけです。
それが証明できず悔しい思いをする。
そんなことになります。
ドライブレコーダー
付けましょう。
フロントだけで十分です。
バイクの場合には前だけでも12分に状況は把握出来るはずです。
今は1万円以内でもしっかりしたものが買える時代です。
同じ思いはして欲しくないのでご検討ください、、、
2つめは後輪ABSです。
PCXはABSがついていますが、前輪だけです。
ところが今回のモデルチェンジ(jk05)で後輪がディスクブレーキになりまして。
これがなかなかデンジャラスな組み合わせだと思います。
乗ってみると分かりますが、以前から雨の日なんか特に、ちょくちょく後輪がロックしてたんですよね。
まぁ前輪なら確かに死活問題ですが、後輪ならそんなに気にしないんです。
平常時ならね?
これが緊急時となれば話は別です。
フルブレーキング時、荷重のほとんどはフロントタイヤにかかります。
つまりその分リアタイヤの荷重は抜けロックしやすい状態になるんですが、
そのリアタイヤはABSがないと適切な制動力を得ることは出来ません。
平常時にサーキットを走っているのとはわけがちがいます。
誰にでも「いざ」という時は訪れます。
その時に気がついても遅いです。
「最悪のコストカット」です。
それでもPCXを買いますか?
ぼくはオススメはしません。
多分次の型には後輪もABSが付くと予想していますので、
次の型まで様子を見ることをオススメします。
3つめはホーンのボタンです。
最近のホンダとヤマハは写真のように
ホーンボタンを真ん中に、
ウィンカーを下に配置しています。
これは安全性を完全に無視し、普段の利便性に重点を置いたありえない設計であると以前から主張しているんですが、
今回ホーンを鳴らしながらフルブレーキをした際、さらに致命的な欠陥に気づきました。
想像してみてください。
通常スクーターで左ブレーキ(リア)を操作する際、どのように力をいれるでしょうか?
親指を下にして、グリップに手のひらのお腹をのせて、レバーに指をかけて手を握るイメージではないでしょうか?
では次に上の写真のボタン配置で
ホーンボタンに親指を乗せてブレーキレバーを握るところを想像してみてください。
握る時に重要になる「手のひらの腹のかかりが甘くなる」のではないでしょうか。
もはやこの状態でブレーキを緻密にコントロールすることなんてロッシでもマルケスでも不可能でしょう、、、
その致命的とも言える問題にヤマハは気づいているのでしょうか。
最近ホンダと同様にウィンカーを下に配置するスイッチボックスを採用するヤマハでさえ、現行のT-MAX、X-MAX、N-MAXと言ったスクーターではキチンとホーンボタンを最下層に設定しています。
そらそうですよ。
これ、裁判したら慰謝料取れるんじゃないかな?って思うくらい。
あげくリアブレーキのABS無しの件。
もう最悪です。
緊急時しか気づかない欠点。
緊急時に気づいても遅い欠点。
もうシンプルに設計者の頭が悪いとしか思えないです。
そんなホンダのバイクを買いますか??
そんなこともあり、
今回本当にホンダのバイクに嫌気がさしました。
修理はするかもしれません。
が、フロントが総取替になるので、1週間から1ヶ月程度はバイクに乗れません。
それは通勤の観点からも問題があり、、、
悩みます。
なので新しいバイクを先に購入しようかとも考えております。
弁護士特約を付けていたので弁護士の方と相談しました。
今回は完全に人身事故(即救急車でドナドナレベル)なので、痛みが残る間、頻繁に病院に通えば慰謝料で125ccがもう1台くらいは買えそうとのこと。
だから余力があるなら先払いで買うのはアリとのことでしたので、最近モデルチェンジしてキチンと前後にABSを備えるNMAXもありかなと。
ただPCXはもともと気に入って新車で買ったバイクなので愛着もあります。
でも安全性も犠牲にできないと思っています。
今回のような思いをしたくない気持ちもあります。
どうしたらいいのか。
今はまだわかりませんが。
同じような境遇の人は出てして欲しくないです。
「お前が下手(不注意)なだけだろ!」と言われるかもしれません。
しかし一度ぜひホーンボタンを押しながらブレーキを握ってみてください。
おかしいことに気づくはず。
ぼくは気づきませんでしたが。
それが緊急時にどのように働くのか。
今一度考えて見てほしい。
それしか言えませんが。
なによりも衝撃的だったのは
PCXがこんな感じで原型は留めているのに対し、
車の側面がボッコりヘコんでしまったことです笑
アーメン
_:(´ω`」 ∠):_