『下総地方の女人講 ―十九夜塔を中心に―』。

先週の日曜日は

関宿城博物館でセミナー。







（今日は野田で

筑波山と坂東札所 ～

『坂東三十三所観音霊場記』をもとに～

を受講。こちらはまたあとで...）


**************************************

『下総地方の女人講 ―十九夜塔を中心に―』


1. 十九夜講についての記述

2. 十九夜講とは

3. 血盆経とはなにか

　▼我孫子市・正泉寺

4. 十九夜講の歴史と背景

5. データから見た下総地方の女人講

6. 下総女の逞しさ

　 ・中部四市の秩父巡拝塔　―女人講が巡った巡礼講

**************************************








＜ MEMO ＞

・「十九夜講」は主に利根川の東側で、江戸初期から

　長い間行われてきた女人講


・「如意輪観音」にお願いして

　血の池地獄からの救済を願う月待行事の一種。


・「月待」は平安時代の公家たちが始めたが、

　中世には民間にも広く伝わった。


・女性たちは出産や月水（月経）が
　
　土地を穢すことの大罪により、

　死後、血の池地獄に落ちると信じられていたっっっ!!!!

　（んな、あほなっっっ!!!!!　

　　血盆経〈偽経だそうです〉のバカッッッ）


・この血の穢れの影響は強く、

　江戸時代、武士は家内の出産時や

　月経が始まると登城を控え、

　農漁村などでは家の火を穢すとして

　妻や娘が月経の期間は別小屋を設けて

　生活させていた。


・血盆経の霊場としては

　我孫子の正泉寺が有名。

　（血の池地獄の掛け軸見ました）


・十九夜塔の初出は、筑波山山麓に位置する

　つくば市平沢の八幡神社。　などなど......。



やっぱり、庶民の歴史って

オモシロイ!!