【エンジンオイル交換時期】長く車を乗るために必要なオイル交換のタイミングとは?

2020年1月29日

エンジンオイル

クルマのメンテナンスで最もポピュラーと言えるのがエンジンオイルの交換でしょう。クルマの心臓であるエンジンはいつでもフレッシュな状態で使っていたいという気持ちを持っている人も多いでしょう。またなかには、万が一オイル交換を怠って、エンジンが故障したらどうしようと戦々恐々としている人もいるのではないでしょうか? 今回はそんなオイル交換に関するお話です。

オイル交換の頻度は指定された距離もしくは期間で大丈夫

メーター

各社、クルマごとにエンジンオイルの交換時期が定められています。最近はエンジンオイルの交換時期も長めに設定されていることが多く、指定距離が1万5000kmもしくは1年となっているものも多く見られます。日本での平均走行距離は年間1000kmと言われていますので、平均的な人なら12カ月点検ごとにオイル交換で十分事足りるということになります。

ただし、シビアコンディションと言われる使われ方の場合はだいたい距離も期間も半分になります。前出の指定の場合は走行距離7500km、期間6カ月ということになります。シビアコンディションというのは、ほこりっぽい場所での使用、極端な短距離使用の連続(たとえば、1kmの通勤にのみ使うなど)などのことを指します。シビアコンディションについては、車種ごとに違うのでメーカーのお客様サービスセンターなどに問い合わせてみるといいでしょう。

なぜ極端に短い距離でオイル交換をするのか?

オイル交換を3000kmや5000kmごとに行っている人も多く見られます。こうしたことは安心感を得るための行為だと言えます。1万5000km指定を3万kmで交換すると不具合が起きる可能性はありますが、早めに交換すれば不具合になることはまずありません。そしてオイルは注入した瞬間から劣化が始まるので、早めに交換してエンジンに悪影響を与えることはありません。ですから早めに交換しても問題は発生しません。ただし出費は増え、廃油の発生量も増えるので環境的にはあまり良くありません。また、ガソリンスタンドなどで早め早めのオイル交換を薦める傾向もこれに拍車をかけています。

オイルの粘度やグレードはどうすればいいのか?

粘度やグレードについてもメーカー指定のものを選ぶのが基本と言えます。最近複数の粘度が指定されている場合もあります。どの粘度を選べば燃費が良いといったような事も取扱説明書に記載されていますので、粘度などはそれを参考に選べばいいでしょう。

自分でオイル交換する際に、注意した方がいい点をお知らせします。まず、オイル交換の際は、オイルフィラーキャップが開くかどうかを確認してから作業を始めるということです。オイルは抜けなくてもクルマは動かせますが、オイルを抜いた後にはクルマは動かせなくなってしまいます。

同様にドレンボルトのワッシャーも新品を用意しておきましょう。ほとんどの場合、再使用しても問題はないのですが、それが原因でオイルがにじんできたりしたら気分が悪いですし、ワッシャーを交換するにはふたたびオイル交換をしなくてはなりませんから、交換時にワッシャーも換えた方が気分もスッキリするでしょう。


(諸星陽一)

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