父親のチカラをも借りて妹子を助ける

この年末の忙しい時になって、妹子の体調が悪くなり、大学病院に入院しています。

一時は、もしもの時は人工呼吸器を使うかどうか主治医がきいてくる程の病状でしたが、一日一日経つうち、少しずつ回復してきまして（とはいえ、検査データを見ると、あれれ！？なんですが；）やれやれと、お正月が迎えられそうです。

さて、先日、妹子が

「もう（病気は）うんざりだ」

とメールをよこしました。

何と言って励ましたらよいのかちょっと考えて

「念ずれば花開く」（坂村真民）

「鳥は飛ばねばならぬ　人は生きねばならぬ」（坂村真民）

と返信しましたが、偉人の言葉でも中途半端なパクリでは全く効果なく…；

……

……

で、ちょっと考えてもう一度



『行けども行けども、けつまずき、遠くなる便所。人生とはそんなものである』



これ、どういうことかと言いますと…。

３年位前に、同じ病状で妹子が入院した際、父親と一緒に面会に行った時のことです。

父は腰が悪く長距離は歩けないので、車いすを借りて、私が押していました。

妹子が回復した顔をしているのを見て、父も一安心しまして、めでたしめでたしでした。

さて、帰る際、父がトイレに寄りたいと言うので外来のトイレを借りることにしまして、男子トイレの入り口に車いすをつけて、ブレーキをかけたところ、慌てた父が足のステップを立てないで立ち上がり歩き出そうとしてつまずき、おっとっと…！と、トイレと反対方向にトコトコトコっと行ってしまったのです；

「やだお父さん！慌てるから危ないったら…；」

「ハハハ(^^;)、急いでトイレに行くつもりが産婦人科に行っちゃうところだったー(^^;)」
（コレはジョークです；）

なーんていうくだらないエピソードがありまして(^^ゞ


コレが妹子に大ウケしまして、病気の事はその時はどこかに行ってしまったようで

「爆笑」と返信してきました(^^)


昨日、面会に行ったとき、そのハナシは笑い過ぎてお腹が痛いし、同室の患者さんに悪いからもうしないでくれと言われましたが、妹子の気持ちを元気にさせたのは間違いないのです。

父親の失敗をクスクス笑う悪い娘たちなのですが、決して人のことを悪く言わず、物事を良い方にとらえることに撤している父親への愛情あっての笑いなのです。


面白い父親を『生き仏』とこっそり呼んでいる私なのですが、そんな事父本人に言ったら何と言うかしら(^^;)


さて、今年もお世話になりました。

皆様の暖かいコメント、足あとが、私には何よりの励ましになっています。

来年も（あら、もう年が明けてしまいましたが；）よろしくお願いいたします<(_ _)>


元日はわたくし通常勤務ですので、今夜は休ませていただきまして

改めて明日、新年のご挨拶をさせていただきます<(_ _)>


※余談ですが、タイトル画像カメ太の向こう、ドクターヘリです。
いつもご苦労様です！