
前回も書きましたが、私はイグニスからクロスビーに乗り換えました。
どちらもマイルドハイブリットのエンジンですが、ただいま感覚の違いに戸惑っております。
最初におことわりですが、私は鉄道マニアのため鉄道用語が出てきますので最初にその解説をしておきます。
回生ブレーキ
モーターを発電機として使い、発電の際に発生する強い抵抗をブレーキにします。
回生失効
モーターが発電できずにブレーキ力がなくなること。
力行
この場合はエンジンの力で進み、アクセルONの状態。
クロスビーを運転して最初に感じたことは、イグニスに比べて回生ブレーキが弱いことでした。
イグニスの回生ブレーキはDモードでは穏やかですが、パドルシフトを操作すると
ドカーン
という感じで、急激な減速が始まります。
この表示↓

なのでイグニスでは峠の下り坂で、ブレーキを踏まずにパドルシフトの操作だけで山を下りることができました。
ただ・・・
パドルシフトを操作し続けると、回生失効の現象が起き、弱いエンジンブレーキしか使えなくなります。
この表示↓
失効状態から再び回生ブレーキを使うには、Dモードで3~4秒アクセルを踏み力行しなければなりません。

しかし、3~4秒とはいえ、下り坂でアクセルを踏むことはできません。
なので下り坂では回生失効が起きないように、4速で固定して、補助的にブレーキを踏みながら走りました。
対してクロスビーは、何度もパドルシフトを操作しても回生失効は起こりません。
これは進化でもありますが、その代わり回生ブレーキが弱いです。
さらにパドルシフトを操作すると、すぐに回生が起ちあがるのではなく、1~2秒力行状態になります。

下り坂では1~2秒といってもスピードが上り、その後の回生ブレーキも弱いため減速には至りません。
さらにシフトダウンすると、シフトダウンするたびに1~2秒の力行がありますので、スピードは増すばかりです。
下り坂を回生ブレーキのみで降りることは不可能です。
対策として、パドルシフトを操作するときは、ブレーキを踏みながら操作したり、ダブルクリックの要領で、2回連続タップしていますが、イグニスの運転に慣れた私には扱いにくい車です。
時間が解決してくれるとは思いますが、同じマイルドハイブリットでも、こんなに違うものかと思い知らされました。
回生失効が起きないのはありがたいですが、これって進化なのか退化なのか・・・
スズキの車は個性が強いです。
Posted at 2025/10/26 11:00:22 | |
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クロスビー | 日記