
会社の同僚から,「カートレースをやるんだけど,人数が足りないので出て!」と依頼されたので,ここ3週間で4回目の出走となりました.
今回の舞台は,大井松田カートランド.
私が生まれた1978年に設立された歴史あるカートコースですが,走行するのは今回が初めて.そして,競り合う相手は,ここを走り込んでいる猛者ばかり・・・と完全なアウェイ戦です.
ネットで集めた情報では40秒を切れれば御の字かな・・・と思ったら,参加メンバー最速は35秒台と,とんでもないレースに召集されました.
さて,今回のレースは,予選(10分)→スプリントレース(20分)→耐久レース(46分)の3部構成です.最初の予選で,個人別のタイムアタックを行い,その結果を基に1位と最下位,2位とブービー・・・という形でペアを組んで,2つのレースを戦います.
スプリントと耐久共に,途中でドライバーチェンジを行うため,一人の受け持ち時間がスプリントは10分,耐久は23分という形になります.
まずは,最初の予選.
YouTubeで予習してきたので,事前にコース攻略のイメージは出来ていましたが,走ってみると予想以上の高速コースで,旋回Gを受けている時間が長く,身体への負担がかなり大きいです.
10分間で15周走って,タイムは 36.956 と驚きの好成績.ここでの走行経験がある会社の同僚を僅か0.037秒差で抑えての予選4位(トップとは0.230秒差).初めて走って0.2秒差なら,レースでも何とかなりそうと少しホッとしました.
続けて,スプリントレース.
ペアを組んだのは最年少のYさん.カートは予選で使ったものとは別の25号車を割り当てられました(写真中央).
スタートドライバーはYさんが担当.無難なスタートを決め,安定した走りで38秒台をコンスタントに叩き出し,14周経過した時点でドライバーチェンジ.
「さぁ,行くぞ!」と気合を入れてピットアウトして,1コーナーを走り出した瞬間に違和感.
「・・・ん? 何だコレ,曲がんないぞ!?」
10分間,Y君が走ってタイヤは十分に温まっているはず.なのに,1つ目のコーナーからアンダーが強い.ヘアピンでフルブレーキングしてみてもリアはドッシリとしているので,やっぱりタイヤは温まっている.鋭角な4コーナーでステアを切ると,向きの変わりが遅い.そして,次の右→左のシケインで確信.
「ダメだ,このカート,フロントタイヤが終わってる・・・!」
以前,中央サーキット藤野で,色々なセッティングのカートを乗り比べた際,アンダーが強いカートは何をやってもダメで,1秒遅かった事が瞬時に頭をよぎりました.
案の定,タイムは38秒後半で全然ペースが上がらない.予選の時に乗ったカートは,1コーナーをアクセルOFFだけでクリア出来たのに,この25号車は曲がらないのでブレーキングが必要な有様.その後も,何とかアノ手コノ手と工夫して走ってみますが,37秒に1回入れるのが精一杯.
26周目が経過した時点で,前を走っていた29号車が車両トラブルで後退したため,順位は3位.
時間的には残り5周.何とか逃げ切って表彰台をモノにしたいところですが,後方から会社の同僚が乗った23号車が1周当たり0.7秒以上速いペースで迫ってきます.
では,ここからは追い上げてくる同僚のカメラでご覧下さい.
この映像見ても,コーナーが遅過ぎて泣きたくなってきますね・・・.
こちらはアンダーが強く,コーナーの立ち上がりが遅いので,インを閉めたブロックラインだと立ち上がりで並ばれるのが明らかです.このため,わざとインを開けて,そこに飛び込ませ,スピンを誘ってクロスラインで抜き返す作戦をとり,2回はこれでアタックをかわしたのですが,さすがに3回目は・・・.
最後のシーンがファイナルラップの出来事なので,悔やまれる結果となりました.
最後に耐久レース.
トップがスピンしたり,多重クラッシュが起きたり,ハプニングが色々と起きる中,Y君が安定した走りで2位まで順位を上げてバトンを渡してくれたのですが,後方から追い上げてくる36秒台の猛者達に,タレて更にグリップを失ったフロントタイヤでは勝負にならず,次々とかわされて5位で終わりました.
走る前は,「2レースのどちらかで3位を奪えれば!」と思っていたものの,カートに恵まれず,残念な結果となってしまいました.一緒に走らせてもらった猛者達は本当にレベルが高く,自分の技量が,この人達にどこまで通用するのか,イーブンの状況で試せなかった点が非常に悔やまれます.
今回,私が足を引っ張る形となったYさんにも申し訳ないので,速い相手を抑え込む走り方を身に付けて,次の機会にリベンジします!
ブログ一覧 |
レンタルカート | 日記
Posted at
2016/06/16 19:24:04