
TC1000の
インフィールドの走り方を修正し,気温が低かった事も手伝って再び42.2秒までタイムを戻せました.
しかし,
プロのタイムまで,まだ0.2秒届きません・・・.
届かないなら分析するしかないので,残りの詰め代を探ってみます.また,合わせて今回の練習でトライしてみた1ヘアのアプローチの効果も分析してみたいと思います.
まずはライン取り(赤:プロ 青:私).
2コーナーは,やっぱり私(青)の方が膨らんでいますね.タイヤがこんな状態なので仕方がありませんが.
1ヘアは,今回新たにトライしてみた寄せ方なのですが,GPSで比較するとそんなに大きな差ではないようですね(ちょっと意外).ただ,立ち上がりは私(青)の方が,かなり小さく回れているのが分かりますね.ボトムスピードより距離を優先した,この走り方でどれくらいのゲインが得られるのか気になるところです(この部分は後述します).
他に気になるのは,やはり最終の複合.今回意識して外側に寄せるような走らせ方をしてみたのですが,プロの方がもっと外側を走っていますね.私なりにボトムスピードと距離のバランスをとってみたつもりなのですが,まだまだ不足という事でしょうか?
続けて,車速データ(緑:プロ 青:私).
ホームストレートエンド(1つ目の赤丸)は1.5km/h車速が伸びていますね! Linkのデータを見ると,確かに吸気温が3℃低かったのですが,たった3℃でここまでの差は生まれないでしょうから,最終コーナーの立ち上がりが上手くいっているという事でしょうか?
1コーナーの進入(2つ目の赤丸)はボトムが落ち過ぎですね.タイヤのせいか?ラインのせいか?判断が難しいところです.エイペックスを過ぎた後の加速力に関しては,タイヤの状態を考慮すれば十分健闘していると言って良いのではないでしょうか.
1ヘアの進入(3つ目の赤丸)は斜めに進入する事でブレーキングを遅らせる事ができ,2km/h近く伸びているのは大きいですね.ただ,タイトに回る分,ボトムを落とす必要があり(4つ目の赤丸),加速がワンテンポ遅れている事も影響してトータルでは0.1秒遅れています.これだけ見ると「失敗」という結果なのですが,タイヤのグリップがもう少しある状態だったらどうだったのか・・・? タイヤを替えてボトムをもう少し引き上げられないか試してみたいところです.
インフィールド(5つ目の赤丸)は,ほぼプロと同じ.ここはしっかりと改善出来ています.インフィールドの立ち上がりが改善された事で先程の0.1秒の遅れを挽回出来ているのもポイントです.
やっぱり問題なのは,最終の複合のブレーキング(6つ目の赤丸).プロはもうチョイ奥,尚且つブレーキはもっと緩い事が分かります.ここだけで0.2秒の差がついています.
ブレーキング開始時の画像を見てみると(上:プロ,下:私),タイミング的には高速左の縁石が見えなくなった辺りでブレーキング開始!というイメージでしょうか.
更にブレーキング後のターンインの画像も見てみると,
左側の縁石との距離感で比較すると,よく分かりますね.画像に合成した左下のGメーターの軌跡を見てもらうと,クルマの挙動の違いがよく分かります.車速のデータで比較すると最終コーナーの立ち上がりはプロを上回る速度で立ち上がれているので,ボトムと距離のバランスは取れていると思うのですが・・・.いやはや難しい.
以上,分析結果でした.
今回,色々と工夫して走ってみた訳ですが,あと0.2秒詰めるには「最後の複合が勝負!」という事のようです.ただ,自分の感覚からすると,これ以上のチャレンジはイチかバチかのドライビングになりそうな気がしていて,ちょっとリスクが高い気もしています.
無理をしてクルマを壊したら元も子もないので,マシンコントロールに自信がないなら自信をつけてから再度挑戦した方が良いのかもしれません・・・.いずれにせよ,まだまだ鍛錬が必要である事が分かりました.
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筑波サーキット・コース1000 | 日記
Posted at
2019/04/04 23:52:52