
再び会社の同僚から招集を受けたので,通算3度目のジムカーナに参加してきました.
今回も会場はナリタモーターランド(ナリモ).「3回目だし,慣れたもんでしょ~」と油断して,当日はあまり下調べをせずに向かったらナリモに向かう道中でことごとく選択肢を逆に選んでしまいエライ遠回り・・・.30分余裕をもって到着するつもりがギリギリの到着となってしまいました(汗).これで朝一早々「道中の道は迷ってもコース上では迷わないように!」と気を引き締め直す羽目となりました.
ナリモは3月以来8ヵ月振りの走行となるので,
前回の反省回ブログを読み返していたところ,改善点として以下を挙げていました.
・1コーナーから続くヘアピンはINにあまり寄り過ぎない
・その先のS字を真っ直ぐ抜けられるポジショニングを意識すること
・7R+8Rで構成される右のヘアピンはとにかく小回りすること
・外側のタイヤを決して荒れた路面の上に落とさない
・外周に向かうヘアピンはなるべく外側からアプローチ
・左直角を抜けた先は,次のヘアピン目がけて左にクルマを寄せるのではなく,真っ直ぐ立ち上がること
・15Rのヘアピンはひたすら我慢! 小さく・小さく回る事を心掛ける
・ヘアピンを抜けた後は外側に膨らまず,コースに沿って右に寄せる
・右に寄せた位置からヘアピンに向かってレ点状にコーナリングし,そこから先はとにかく速度を稼ぐ
これらを1つ1つじっくり読み返し,今回の走行に反映してタイム短縮を狙いたいところです.
さて,走行の準備が終わったところで完熟歩行の許可が出たので,早速これらのポイントを確認.スマホに出したブログを読みながら「1つ目は1コーナー進入時のブレーキングポイントの確認だな~」と思い,目印となる黄色いスポンジバリアを探してみると・・・,
アレ? 黄色くない・・・.(´^`).。o
おかしいなぁ~?と思い,スタッフの方に質問したら,
「スポンジバリア? いえ,スポンジ自体は変えてませんけど,カバーは替えました.経年劣化でボロボロになるので~」との事.そうですか.カバーを替えましたか.だから色が変わりましたか・・・.いきなり出鼻を挫かれました(泣).
ま,ないもんはないでしょうがないので,気を取り直して路面チェックを進めていきます.3度目なので最早学ぶ事もないかと思いましたが,ラインが違うと気づく事も変わるのか? 外周から戻ってくる2箇所のポイントで路面が荒れている事に気づきました(↓).
この2箇所は攻め込んでいくと予想外にフロントが喰わず,コースアウトし掛かるポイントなので注意が必要なのですが,ブレーキロックしたり,突然アンダーステアが出たりするのは,この荒れた路面のせいだったのですね・・・.
そんなこんなで収穫もありつつ完熟歩行の時間が終了.ドラミも手早く終わったので早速1本目.
今回は6台ずつ4グループに分かれ,1グループ当たり2本走行.全員走り終わったら次のグループに代わり・・・を時間いっぱいまでグルグル回す形式.2本だとリアタイヤが温まらない気がするなぁ~と心配だったので,1本目は加減して走り,タイムは 1'05.24.今回バネレートが前後共に2キロ上がっているので,ジャンピングスポットがあるこのコースでは,跳ねが酷くなるかなぁ~?と心配だったのですが意外と問題なし.一般道だと跳ねて乗り心地が悪いのですが,コース上だと感じないのは不思議なもんですね.
続く2本目.
1本目でクルマに問題がない事が確認出来たので,少しペースを上げて 1'00.76.早くも分切りが見えてきました.
1時間のインターバルを取って3本目.クルマのセットは問題なさそうなので内圧だけ微調整してフルアタック!
結果は,自己ベスト更新となる
58.90 をマーク!
全23台中トップのタイムとなったため,拍手で迎え入れられました(笑).
続けて4本目.セットそのままで,3本目の感触を思い出しつつドライビングを微修正した結果,
更に0.45秒縮める
58.45 をマーク! 58秒台に入ればラッキーかなぁ~くらいに思っていたので,まさか58秒台前半が出るとは!! いくらなんでも出来過ぎの結果ですね(嬉).
4本目の結果で満足してしまったので,「今日はもう走らんでもいいかなぁ~」と観覧席で他のグループを眺めていたら,1台ゴール後にコース上でストップ! 結構派手にお漏らししてしまったようで1コーナーのIN側がこんな状態(↓)に・・・.
ナリモは,おがくずではなく白石灰でオイル処理をするようで,中学校以来久方振りにライン引き(↓)を見ました.
私の年代だと,白石灰のライン引きを使って校庭に白線を引く風景は日常茶飯事でしたが,白石灰は視力障害を及ぼすという事で2007年に禁止され,現在学校では使われていないのだそうです(知らなかった・・・).
話を戻します.今回のジムカーナは会社有志のイベントなのですが,私が参加している事で興味を持ったのか? 前回上司(レヴォーグ)が加わり,そして今度は部下(CX-3)も新たに加わりました.
同じチームで上から下まで一通り揃うという,喜んだら良いのか? 悲しんだら良いのか? よく分からない状況なのですが,二人ともこういう遊びとは縁遠い生活をしていた人達なので,4本走ってもクルマの扱いに悪戦苦闘している様子でした.どうせ私は走らないし,暇だったので「お昼休み明け,同乗して横から口出ししましょうか?(笑)」と冷やかしたら,「是非!」と即答されました.トップタイムを出した後だと,ホントみんな態度が変わりますね(苦笑).
という事で,お昼ご飯(↓)を手早く片付け,走行開始となる13時に合わせて同乗開始.
それぞれ1本隣に乗って,走行後に私が感じた間違っている部分を指摘した後,どう変えるか?をアドバイスして,2本目を走ってもらう流れだったのですが,それぞれちゃんとタイムが縮まったようで良かったです.ただ,それよりも驚かされたのがレヴォーグも,CX-3もよく走り・よく曲がるクルマだなぁ~という部分.共に1.8Lで1300kg超という全く走る系のクルマではないのですが,それでもアクセルを開ければ不満なく加速するし,コーナーではノーマルタイヤとは思えないほど鋭く曲がります(弱オーバーステアも出せる).絶対的なタイムの違いはあれど,2台とも十分ジムカーナを楽しめる.今時のクルマはホントよく出来てるなぁ~と思っちゃいました(笑).
そんな刺激を受けたら走りたくなっちゃったので,14時過ぎから再び走行を再開.
通算5本目となる走行は,同乗走行で時間を取られて暖機が間に合わなかったためスロー走行・・・.
気分を取り直して走った6本目のタイムは 58.73.
引続き58秒台が出たのは嬉しいですが,4本目のタイムには及ばず・・・.これ以上縮められる気がしなかったので,前回同様,意図的にミスコースして公式の左周りのタイムでも記録しておこうか?と思ったのですが,トップタイムを出したせいか,周囲の注目度が高く,走行中はずっと視線を浴びせられてミスコースは許されない雰囲気(苦笑).
仕方がないのでミスコースは諦めて,7本目は変化をつけるために減衰を前後1段階上げ.
これでインリフトし易くなって,タイトコーナーが多いここでは有利にならないかなぁ~?と思ったのですが,
思ったほどテールスライドは起きず,むしろフロントが突っ張ってアンダーステアが強まり,58.81 と微ダウン.
ならば逆か?と8本目は逆に減衰を前後共に1段階下げ(7本目から2段下げ).すると・・・,
1コーナーで派手にスピン! 7本目と8本目の間には1時間のインターバルがあり,その間に陽も陰って路面温度が下がっていたので,リアタイヤが冷えてしまい,耐えられなかったようです・・・.
そして,最後の9本目.8本目のスピンを踏まえてどうしようか? 悩んだのですが,セットを変える余裕もないので,「さっきのスピンでリアタイヤも温まったっしょ!」と再度フルアタック.
しかし,結果は 59.23 と58秒台にすら入れられず・・・.この周は何だか全体的にグリップが低い印象で,ブレーキを踏めばオーバーステア,アクセルを踏めばアンダーステアと全体的にとっ散らかった感じ.タイムが59秒台になったのも納得でした.6本目までの感触とはまるで異なり,減衰1段階でここまで印象が変わるか??と疑問でもあるのですが,終わりは終わり.
そんなこんなでイベントは終了.無事トップタイムで終える事が出来ました!

(No.4以外はショートカット時のタイムなので無効)
帰りは渋滞にハマるのが嫌だったので,酒々井プレミアム・アウトレットに寄って時間潰し.
どんなお店があるのか? グル~っと1周した後,フードコートに入って夕食.
「どうとんぼり神座」で麻婆麺をオーダーしてみたのですが,トレイがなんとも残念な感じで,そのせいか味も普通に感じました.
以上,トップタイムで終える事が出来た三度のジムカーナでした.
主催の方々,参加された皆様,お疲れ様でした!