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2025年11月01日

ポテンシャル開放!

ポテンシャル開放! (この記事は,刻め、ベストタイム!ラップタイム投稿企画を開催!について書いています)

今年2回目のアップデートを施して臨んだ日光では,交換したばかりのピロボールブッシュが抜けるというトラブルに見舞われて結果を残せませんでした.ただ,僅か4回に留まったアタックの中でも,ポテンシャルの片鱗は十分窺えました.


日光を走った翌日,早速ショップにEF8を持ち込み,ピロが抜けたアームを取り外してピロの販売元であるTRY・BOXにアームを送付.私のアーム専用のピロボールブッシュを新たに製作頂き,返送→再度アーム取付けという作業を1週間の間にこなして頂きました.なんでこんな突貫作業を依頼したのか?というと,日光を走った時点で翌週ナリタモーターランドで行われるジムカーナの練習会に申し込んでいたから(笑).会社の有志で行われているイベントなので欠席は申し訳なく,ギリギリの日程感でしたが何とか間に合わせて頂きました.ご対応頂いたTRY・BOX様,ホンダツインカム様,有難う御座います!<(_ _)>


という事で,クルマを引き取った数時間後にはナリタモーターランドへ.3連休の頭という事で都内脱出渋滞を警戒して30分早めに家を出ましたが,思っていた程交通量も多くなく,想定通りの時間で現地に到着(途中GoogleMapに変なルートに案内されましたが・・・).前日が結構な雨量だったので道中も路面は濡れていましたが,コース上もこんな感じ(↓).





「こりゃ,1本目は気をつけないとヤバイな・・・」と思いつつ,完熟歩行をしていると,外周の全開で駆け抜けるセクション(↓)が一番ヤバイ.





濡れた路面に落ち葉という最悪の組合せで,「午前中は捨てかな?」とまで思いました・・・.


一応,主催者には「もしかしたら,修理が間に合わないかも~」と事前に連絡を入れておいたので,本来,私は2番ゼッケンだったのですが,主催者の配慮でラストゼッケン(27番)に(↓).



この路面コンディションだと逆にこっちの方が嬉しく,ジムカーナでは名誉なラストゼッケンを務めさせて頂きました.


では,早速1本目.

今回は過去最多となる26台(当日1台欠場)が集まり,5台1グループで,1セッション2本という流れとなりました.1周1分足らずのコースではありますが,スタート&ゴールの猶予時間,パイロン修正等の時間を加味するとラストゼッケンである私のところまでに回ってくるのに大体75分くらい掛かりました.



一応,最警戒してコース上に出ましたが,10時過ぎなので気温もそこそこ上がっており,コース上も既に40本走行されているので路面は完全にドライ.最初の複合セクションを抜けた辺りで「これなら次は全開でも大丈夫だなぁ~」と思いつつ,リアタイヤの温まり具合が分からなかったので,1本目はチェック走行に終始して,タイムも 1'02.85 と「ま,そんなもんでしょ」という感じでした.


続く2本目.1本目ではウェット路面を警戒して減衰を前後共に6段下げていたのですが,1本目のチェック走行で「もっと締めても大丈夫だなぁ~」と思ったので,前後1段上げ(5段戻し).この状態でアタックしてみると,



いや,もう,クルマの動きが 素晴らしい!

日光で片鱗が見えたポテンシャルがいよいよ開放されたようで,クルマが滅茶苦茶曲がる.特に感動したのが前半のセクションを1周回って戻ってきた際の10R(↓)で,



今までは軽くチョン!とブレーキを踏んでフロント荷重を作ってやらないと抜けられなかったのですが,今回はアクセル踏んだままでも曲がれる! 一度フロント荷重を作った後の反応が滅茶苦茶良いので,全体的にコーナーの手前でブレーキを踏んで一度フロント荷重を作り,ステアリングを切ったら後は全開! FFだとやりづらい「エイペックスの手前からアクセルを開けていく」というのを意図も簡単に出来るようになりました.タイムも 59.90 と早くも1分を切り,マージンをかなり残した状態でコレなので,ここから先が楽しみです♪


1時間半のインターバルの後,3本目.

前回の日光では計測1の全開加速でピロが抜けましたが,今回は2度1速からの全開加速をくれてやっても大丈夫だったので,ピロの方はもう気にしなくて良さそう.路面は完全なドライになっているので,減衰設定をサーキット走行時と同じものにしてコース攻略を詰めます.



手応えは割と良かったのですが,タイムは 59.10 と僅かに58秒台には届かず.


サーキット用の減衰だとやはり固過ぎてフロントが逃げるので,前後1段下げて4本目.



ピロ化の動きが大分掴めてきて,ドライビングをかなり合わせ込めたと思ったのですが,タイムとしては 58.96 でギリギリ59秒を切っただけ.自己ベストは昨年11月に記録した「58.45」なので,ちょうど0.5秒落ちの状態ですが,この手応えで0.5秒落ちとなるとコンディションの差を埋めるのは難しいかなぁ~?と思いました.

  自己ベスト記録時  ・・・ 気圧:1028.8hPa  気温:15.3℃
  今回(11時半時点) ・・・ 気圧:1000.7hPa  気温:20.8℃


その後,次のセッションを迎える前にお昼休憩に突入.今回のお弁当は選択制だったので,私は「鶏もも肉のチリソース弁当」をチョイス(↓).



これで500円なんだそうで,このご時世にリーズナブルで助かります.


腹ごしらえも出来たところで,午後に向けて戦略を練ります.4本目の感触を思い出すと,サーキット走行の状態から1段下げてもフロントのグリップが足りず,外周で踏めなかったので前後共に更に2段下げて全体のグリップを底上げしてみます.その5本目のタイムは,



59.95.インターバルにお昼休みが加わり,リアタイヤのウォームアップを少し警戒した事もありますが,まだフロントのグリップが足りない.


続く6本目.結局,朝一と同じ位置まで前後共に減衰を下げる事となりましたが・・・,



結果は 59.10.やはりコンディションの壁が高いのか? 58秒台にも届かなくなりました.フロントタイヤの摩耗がかなり進み,ほぼ終わりかけの状態になったので,これ以上のグリップは引き出せそうにありません.


困った7本目.

フロントが限界に達したので,あとはリア側で何とかするしかない.何か手がないか?と考えて,一先ずリアだけ減衰を1段上げて前後バランスを意図的に崩してみます.また,ロアアームのピロ化の方はポテンシャルを引き出せたので,もう1つのアップデートであるSPOONキャリパーの方に目を向けます.



ここまで6本走った感触を思い返してみると,正直,EK9キャリパーとの違いを感じない.「違いを感じない」という点を良い方向で捉えると「違和感なく,意図通りに使える」という事なのですが,悪い方向で捉えると「1POTも4POTも変わらない」という悲しい結論に達してしまうので,本当にそうなのか?と自問自答.「いやいや,そんなはずないよな」「何か違いがあるはずだ」「なんでその違いを私は感じていないんだ?」と考えた結果,

  「ロックスレスレまで使い切れていないんじゃないのか?」

という見解に達しました.ロアアームのピロ化でクルマが想定以上に曲がるようになったので,それに頼ってブレーキの詰めを疎かにしているのでは?と.ならば「リアのブレーキに余力がある」という事にもなるので,プロポーショニングバルブをイジってリアの効きを1段階上げてみます(↓).



最悪これでリアがロックしても,ジムカーナであればタイトターンで有利に働くので,これで挑んでみる事にしました.そして,その結果は・・・,



本日のベストとなる 58.53.パドックに戻った際に拍手で迎え入れられましたが,自己ベストには0.08秒届かず,前回の練習会でも2度「58.53」をマークしてタイム更新を阻まれたので,内心では「また58.53かよ・・・」とかなり悔しい感情が沸いてました.


決戦の8本目.

7本目でブレーキバランスはリア寄りにしましたが,依然としてバランスは取れていました(リアはロックしていない).じゃあ,踏みが甘いのか?というとそんな事もなく,フロントに必要な制動力は出ていました.それでいてペダルタッチが「固い」という印象を受けなかったので,「どういうこっちゃ?」と思いながら実は走っていたのですが,走り終えて頭が冷静になったところで気づきました.

私がイメージしていた「ペダルタッチが固い」というのと,対向4POTで固くなるポイントが違っていたのです(↓).



私は「タッチが固い」というから,てっきり踏み始め(右)~制動力が出る部分(中央)までの領域が固くなるんだと思っていたのですが,対向4POTで固くなるのはそこではなく,制動力が出る部分(中央)~ロックさせる領域(左)の部分でした.



さすがにEF8でサーキットを走って10年以上経つので,ペダルをどこまで踏むとフロントがロックするか?というのは身体に染みついており,ロックスレスレの最大制動力が出るポイントに1発でピタッと合わせるのは意識せずとも出来るようになっているのですが,そのせいで最大制動力だと思っているポイントより奥の領域まで足に力を込める事がありませんでした.

今回,意識的に「ブレーキを強く踏もう!」と思って走ってみた結果,いつものポイントよりも奥までペダルを踏もうと思っても,そこまでペダルが行かない(そこから先が物凄く固くなっている)事にようやく気づきました.今まではこの領域は油圧らしいグニュ!とした感触があって,「あ~,これ以上踏むとロックするなぁ~」というのが手応えで分かったのですが,SPOONキャリパーはこのグニュ!とした手応えが全くない.



どんな踏み方(足の力の込め方)をしても,最大制動力のポイントでペダルがピタッと止まってくれるので「確かにこりゃ楽だ」と思いました.なるほどねぇ~,「ペダルタッチが固くなる」ってこういう意味だったんですね.やっぱ自分で試してみないと分からないもんだなぁ~と思いました.


という事で話を戻して,SPOONキャリパーの性能を実は最大限引き出していた事にようやく気づき,逆に言うと「ココはこれ以上伸び代がない」という事になったので,あと0.08秒を削る策がなくなってしまいました.orz

25hPaも気圧が低く・5℃も気温が高い悪コンディションの中で,自己ベストの0.08秒落ちまで迫ったのですから,「良くやった.もう十分頑張ったじゃないか」と囁く声が頭の中で聞こえてきたのですが・・・,

いや.あと0.08秒,何としてでも削り取る!
(`^´) ≡3


と気合を入れ,最後の策としてリアの減衰をもう1段階下げて8本目に挑みます.
スタート後,1~2コーナー間でリアが限界を超えて流れた時は「ミスったぁー!?」と思ったのですが・・・,



流れ続けるリアタイヤを何とか捻じ伏せ,もう1回やれ!と言われても出来ないドライビングでゴールした結果,
58.37 をマークし,自己ベスト更新!

ここのところ自己ベストはおろか,どこのコースを走っても,あと一歩届かないタイムで終わっていたので,25hPaの気圧差を跳ね返しての自己ベスト更新はかなり嬉しい!! 持てる武器を全部使い切って削り取ったタイムなので満足感がとても大きいです~♪


最後の9本目.

ここまで2本1セットで回してきましたが,最後は時間の都合で1本のみとの事.先述の通り「もう1回やれ!と言われても出来ない走り」で出したタイムなので,これ以上のタイムを出すのは無理.もう十分満足したし,フロントタイヤの摩耗も限界に達しているし,最後の1本は走らないで終わろうかなぁ~?と思いましたが,周囲を見渡すと皆さん最後の1本に集中して監視の目が薄れてる.

( ̄▽ ̄)✧ キラーン

これならミスコースしてもバレないな・・・という事で,自己ベスト更新のついでに左周りの正規コースでもタイムを出しておく事にしました.



結果は 44.75 で,0.7秒タイムを縮めてこちらも 自己ベスト更新!

途中フロントタイヤの摩耗が予想以上だったようで,ヘアピンでロックさせてしまいましたが,0.7秒も縮めれば十分でしょ(笑).ダブルの自己ベスト更新で非常に満足度の高いナリモ走行会でした!


その後,後片付けを終えて,帰りは渋滞回避の時間潰しのために酒々井プレミアム・アウトレットへ.



祝勝気分だったので,蒼龍唐玉堂 酒々井プレミアム・アウトレット店で「海鮮天津飯」をオーダーしましたが(↓),



1回食べれば十分かな・・・.18時くらいまで時間を潰した後,高速乗って酒々井SAで仮眠.暖房なしだと少し肌寒かったですが19時半くらいに目が覚めて,そこから先は渋滞ナシでスムースに帰れました.


以上,アップデートのポテンシャルが開放されて,ダブル自己ベストをマークしたナリモのジムカーナでした.

ブログ一覧 | ナリタモーターランド | 日記
Posted at 2025/11/03 01:54:17

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この記事へのコメント

2025年11月5日 19:12
個人的に、男は黙ってフルバケ、フルピロです(笑)って言いながら、流石にフィットはリアウレタンですけど😅
コメントへの返答
2025年11月5日 19:24
あら,そんな不文律が?!

フルピロは主にボディへのダメージ懸念で避けてただけです.ドア開けてジャッキアップすると閉まらなくなるような,昭和の設計ですからね(笑).

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