
SUPER耐久(S耐)に参戦している
レース仕様の水素GRカローラの隣には,市販想定と思わしき「COROLLA CROSS H2 CONCEPT」が展示されていました.
こちらはS耐仕様からフィードバックした技術を用いて作られたクルマという事で,公道で要求される各種法規に対応した形となっているようですが,見学した時は朝一で説明員も不在だった事から,人もまばらなうちにグルッと一回り撮影してみました.
水素エンジンをイメージした水色のリバリーが目立ちますが,それ以外は普通のカローラクロスといった印象です.
S耐仕様のGRカローラはサイド出しのマフラーとなっていましたが,まさかコレもそうじゃないよなぁ~と観てみると,
えっ!? マジ? このクルマもサイド出しなの??
マフラーの前部には消音のタイコも見えるので,どうやら本当にサイド出しのようです.サイド出しのマフラーって合法なの?と思い調べてみると,2017年に道路運送車両法が改訂されて合法になったのだとか.
S耐車両の方は燃料タンク都合でサイド出しになったっぽかったので,このクルマもそうなのか?と下回りを覗いてみると(↓),
燃料電池車である「MIRAI」から転用したという気体水素の燃料タンクが見えました.確かこのタンクはリアサスを挟んで前後に2本積んでいるんだよなぁ~と思い,後部へ回ってみると(↓),
こちらにもあった.過去観てきた水素エンジン搭載車って,燃料タンクを車室内に積んでいる事が多かったのですが(↓),
【
水素RX-8】
【
水素フェアレディZ】
このカローラクロスは,室外に燃料タンクを積んでいるんですね.室外に積めば車内の空間は圧迫されないので,乗員も荷室もガソリン車と同様に使えるという事なんでしょう.ああ,なるほど.だから車高の高いSUVをベース車に選定したという事なんですね.
ん? SUVという事はカローラクロスって4駆だったっけ??と調べてみると,FFもありますが,4駆の設定もある.4駆という事はプロペラシャフトをセンタートンネルに通さないといけないはずですが,
マフラーを通せないくらいだから,プロペラシャフトも通せんね.つまり,この水素カローラクロスはFF車という事か.
調べてみたところ,ガソリンのカローラクロスはFFと4駆でリアサスペンションの形式が違うらしく(↓),
FFの場合はトーションビーム,4駆の場合はダブルウィッシュボーンなんだとか.という事は,このクルマもトーションビームなんでしょうね.
リアサスの前後にタンクを積んでいる事から,スペース的にもトーションビームの方が都合が良さそうに思えます.
外観から得られる情報はこれくらいだったので,後はサイドウインドウから室内を覗き込んでみましたが(↓),
追加のメーカーもなく至って普通な感じでした.また,シフトノブの形状から推測するに,このクルマはMT車ですね.
これで朝一の見学は終わったのですが,この後,お昼を過ぎてくらいに再度見に行ったら,今度はボンネットが開いていたので中を拝見.
S耐のGRカローラに搭載されている水素仕様の「G16E」をそのまま積んでいるそうです.ターボエンジンとはいえ1.6Lの3気筒エンジンですから,やっぱりコンパクト.カローラクロスのエンジンルームにも違和感なく収まっていますね.ただ,エンジンルーム内をグルッと見渡した時に,
「アレッ? バッテリーはドコだ??」
HEVじゃないので,エンジンルーム内に普通に置いてありそうに思えたのですが見当たらない.えっ? まさか・・・と思い,こちらも開いていたトランクルームに回ってみると,
うわっ! あった.キルスイッチが見えるから,多分バッテリーはこの下だな・・・.カローラクロスのガソリン車のバッテリー搭載位置は知りませんが,このクルマではバッテリーをリアに移設しているんですね.
以上,COROLLA CROSS H2 CONCEPTの見学でした.
【おまけ】
エンジンルームを覗いた時に,エアクリボックス後ろにECUがある事に気づいたのですが(↓),
そのECUは,キャンプ用品で使っていそうな布に包まれていました.カーボン地の樹脂カバーとかは市販品があったりしますが,布製のカバーというのは珍しいですね.
ブログ一覧 |
イベント見学 | 日記
Posted at
2025/11/17 18:07:47