ECOデミオのネクタイミュージアム～アスコットタイの部屋～

昨日はループタイをUPしましたが、今日もちょっと珍しいアスコットタイです。

アスコットタイと聞いてピンと来る人は正装についてちゃんと知っている人でしょう。というのも本来アスコットタイとは正装時に使用するフォーマルなネクタイなのです。アスコットとはイギリスの地名に由来します。いつどんな時に使うかというと、昼間のパーティーなどで正装する時に使います。華やかなパーティー会場でビジネス用の地味なネクタイでは浮いてしまいますからね。そのような時に明るいパステルカラーのネクタイやこのアスコットタイを使います。一般的なネクタイと比べて華やかでお洒落に見えるのが特徴です。

と、ここまで書いたところで「アスコットタイって何？？」って方にはアスコットタイがどんなものだかよくわからないと思います。パッと見は薄っぺらくて幅が非常に広いネクタイをイメージしていただければそれで間違いありません。普通のネクタイと違い芯は入っていないので、ホントにペラペラの生地そのもののようなさわり心地です。

で、どのように巻くかというと、写真左下にあるようにスカーフのようにして使います。ワイシャツの下に巻いて襟をオープンにしてアスコットタイが見えるようにします。ちなみにこの写真は私の成人式の時のものです。ちなみに私以外アスコットタイは誰もいませんでした(^ ^；) ←変人の本領発揮(爆)

さて、アスコットタイですが、著名人でアスコットタイを着用している方というと、関口宏さんがたまに朝のニュース番組で巻いているのを見かけます。他のニュースキャスターではまず見られないオシャレなおじさん(失礼ッ)って感じがして好印象です。

ワイシャツとの相性ですが、フォーマルなので白シャツで使うことがほとんどだと思います。一般的にはウイングカラーシャツ(先の折れた襟)で使うことが多いですが、写真のようにイタリアンスタンドカラーシャツや普通のレギュラーカラー、襟高のドゥエボットーニやトレボットーニシャツなどで使っても非常にお洒落に見えます。その時のシチュエーションによって使い分けるといいでしょう。

お祝い事などのパーティーで人とは違ったスタイルにしたい時、ちょっとお洒落に着こなしたい時、チョイ悪風にしたい時、そんな時のためにあるといいのがこのアスコットタイです。

ということで今日はアスコットタイでした～。

次回はいよいよこのシリーズ最終回、総集編を予定しています。