離任式

今日は前の職場の離任式に出席してきたECOインサイトです。

９時半に来てくださいとの通知が来てたのですが、８時前に着いてしまいました。ホントは今まで同様７時１０分頃に行きたかったのですが・・・やっぱり家にジッとしてられないのですよ(笑)

２週間ぶりの古巣、やっぱり居心地がいいです。

でも一つ問題が・・・それは離任式で何を話すかということ。今回は２０代の異動が多く、みな不慣れだったせいか、校長室で待機している間、何を話すとか、どれくらいの時間話すとか、みんなで確認しあっていました(^ ^；)

そして、時間になり、新しい校長に案内されいざ体育館へ。

まず前校長が話し、その後社会の先生、次に数学、そして理科に順番が回ってきました。

何を話すかずっと考えていたのですが、自分のこの６年間のことや、学校への思い入れについて話した後、

東北楽天イーグルス前監督の野村克也氏の言葉を借りメッセージを残すことにしました。

『彼の名言の中に「１年目はタネをまき、２年目は水をまき、３年目に花を咲かせる」というものがあります。これは野村氏が当時、チーム創立２年目の弱小チーム、東北楽天イーグルスの監督就任直後に話した言葉です。これは高校生活の３年間にも当てはまるものだと私は思います。

１年生、まずは入学おめでとう。１年生はこれから自分というタネを蒔き、自分の将来に備えて欲しいと思います。タネを蒔かないことには花は咲きません。まずは○○高校という土壌に馴染んで、発芽に向けて学校生活に励んでほしいと思います。

そして２年生、もう芽は出たでしょうか？？これから３年生になるに向けて、この１年はツボミを膨らませる時期です。ここで気を抜くとせっかくの花芽はダメになってしまいます。油断して、自分で自分の花芽を摘んでしまうようなことは決してしないで下さい。これから色々なものを吸収し、来年良い花を咲かせられるよう努力してください。

最後に３年生、立派な花を咲かせてください。せっかくここまで成長させたツボミをダメにすることなく、良い花を咲かせてください。これだけのみなさんがいるので、それぞれの個性を生かした花を咲かせてください。大きい花や小さい花、色々な花がありますが、大きければ良いというものではありません。自分にしか咲かせられない立派な花を咲かせてください。

自分は今回の異動で遠く離れた学校へと異動になってしまいましたが、○○高校のこれからのご発展と、みなさんの活躍を期待しています。頑張ってください。』

それほど話した感覚はなかったのですが、ツゥ大先生に「若者の中で一番話しが長かったよ、でも中身は薄かったけど(爆)」って・・・異動初心者なんだからこんなもんでしょ～！！

話すことだけでいっぱいいっぱいだったので、どこを見て喋っていたのかすら覚えていません(汗)

式後、準備室にいると、３人ほどの女子生徒が来てくれました。「ねぇ～何で異動しちゃうの～？？まだいてよぉ、一緒に卒業したかったのにぃ・・・。」って何とも嬉しいことを言ってくれました。そして手紙をもらいました。もう・・・ホント異動したくなくなっちゃうじゃないかぁ・・・。こんな私に手紙を書いてくれるなんて嬉しいことしてくれます。

その後は天文気象部の生徒から大きな花束とメッセージカードをいただきました。

そして最後に予想外の客が。数年前、諸事情で学校を去った生徒が子どもを連れてきました。私が自習監督中、ビデオを暗がりで見せている時にこっそり弁当を食べ、怒鳴りつけたこともあった子でしたが、今日見た感じでは少し大人になった感じがしました。当時は色々ありましたが、こうやって顔を出してくれると嬉しくなります。

なんだかんだやってるうちに、いつの間にか１８時半になっていました。

「まだいたの(爆)??」と職員室の人たちは呆れかえってましたが・・・(^ ^；)

今まで愚痴や文句を言ったこともありましたが、いざ異動となると・・・やっぱりこの学校が私は好きだったんですね。１８歳の時に赴任したのだから、第２の母校みたいなものです。普段ならとっくに帰っている時間なのに、今日はいつまでもいたい気分で、なかなか帰ることができませんでした。

また機会があったら行きたいです。。。