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2010年05月05日

プリンススカイラインミュージアムに浸る

プリンススカイラインミュージアムに浸る
先般、妻の実家がある信州に行ってきた。

私はおよそ、暦とは関係なく日常を過ごしているが、それでもゴールデンウィークは一つの区切りだし、長らく行っていなかったこともあり、愛車を駆り、一路実家へ直行した、なんてことは私の頭には毛頭なく(笑)、信州の標高の高い山々を越えてたっぷりと大自然を満喫しようと思っていた。
後ほど述べるかもしれないが、信州でも標高千メートル以上付近ともなれば、まだ残雪があり、季節の感覚としては東京とは二ヶ月ほど異なる。特に山の北面に残雪が多いのが特徴だ。
そんな風致ゆえに、日本離れした風景が展開される。私はそれが大好きなのだ。

夜一時には起きて、出発は日が明けてからにした。なんとなくそれがいいだろうと思ったのだった。
私は車両の流れを見ると独特の勘が働くので、今回はすんなり信州まで行けるだろうなあと思っていた。
実際に道路も実に空いていた。
これは私の能力の一つかもしれない。どういうわけか直感が働くのだ。
そしてゆえにこそ、新しいクラッチとミッションを存分に味わうことができたのだった。トップギアを入れて走行できるというのはとても気持ちいいことだ。ギアを交換していただいてそのことをつくづく感じた。
一通り修復すべき箇所は完璧な状態にしていただいたので、本当に良かったと思う。もう少しで車検を迎えるが、今以上に愛車の可能性を追求していきたいと思う。

さて、信州までの往路の話をしよう。
甲州小淵沢付近でしばし仮眠をとったあとに、「スカイライン」という言葉が私の脳裏をかすめた。
ご存知の方は多いと思うが、信州の岡谷市に歴代のスカイラインがずらりと展示されているプリンススカイラインミュージアムというものがあり、私が大学生のときに開館された記憶があるから、比較的新しいといえるのかもしれない。

スカイラインは私の好きなクルマの一つなので、いつかは行ってみたいなと思っていたのだが、長らく縁がなかった。そこで、ここは一つスカイライン詣でをしてみようと思い、ミュージアムまで足を伸ばしたという次第だ。
岡谷のミュージアムは広大な丘(?)をそのまま利用した公園のなかにあり、景色雄大で自然豊かである。桜の花は満開で再び三月中旬頃に戻ったような気がした。諏訪湖を一望に眺めることができる素晴らしい場所である。
もっとも、この日は天気快晴に加え、気温が高かったため、半袖で十分に過ごせるほどに恵まれた陽気で、この点、晴れ男の私と晴れ女の妻は存分に本領を発揮したといえる。二人で行動すると晴れるだけでなく、気温も上昇する傾向にあるのだ。
二月に二人で伊豆までドライブに行ったときに25度まで気温が上昇したことがある。
私ども夫妻は、暖かな太陽を引き寄せる存在なのかもしれない。

ミュージアムの全貌は語りつくすのに非常に長文を要する。一つ一つのスカイラインにそれぞれ自分の思いや感想を付したくなるからだ。
そこである程度抜書き的に館内のスカイラインに対峙したときの感想を述べよう。

私はリア丸型4灯テール世代なので、ケンメリからR34までのスカイラインを見ると、「ああ、スカイラインだな」という安堵の気持ちが生じてくる。
とりわけR31のトミーカイラ仕様が印象深かった。まさに丸型4灯リアテールの全盛期のモデルだし、この時代に生産メーカー以外の手によるチューンが施された自動車が市販されるというのは、今とは異なり改造にうるさかった日本にとっては衝撃だったのではなかろうか。当時は「改造=暴走族」だと私は思っていた(実際に多かった。竹やり出っ歯とか上方を高く向けたマフラーとか)。
そんな時代の雰囲気のなかで販売された自動車なのだ。
それと、R31全体にいえるのだが、この頃からR32の系譜にデザインが繋がっているような気もする。R30に比べ、マークIIを意識しすぎたというのが現役時代の批評の一つとしてあったが、私はこの角ばったボディは好きだし、インパネにも親近感を覚える。

もう一つ、抜書き的に感想を述べたいスカイラインを挙げるのであれば、初代スカイライン(6人乗り)であろうか。これは杉並のプリンス自動車のときのモデルだが、当時の車両価格を現在の価格に換算すると、おそらく一千万に近い金額になるのではないか。
妻の実家に着いたあと、義父に初代スカイラインの話をしたところ、スカイラインは相当に高嶺の花だったようだ。サニーはどうにか手の届く価格だったらしく、大衆車サニーの偉大さを思わせるが、いまはさておく。

当たり前だが、R34のGT-Rが展示されていた。村山工場生産最後のモデルだそうだ。どの工場でどれだけのモデルがいくつ作られたかということには疎いのだが、
まあ、そういう説明書きがされていた。
大学に入学したときにR33が現役で、R34がデビューしたときも覚えている。そのときはまさかミュージアムで展示されるようになるとは思いもしなかったが、当時の学友が彼の父が所有しているR34に乗っており、狭い道をバックしたりするときに代わりに運転したり、スペアタイヤを履かせてあげるために出張したりした記憶がある。
今思えば、ありがたいことだと思う。
社会人になってしばらく、甥がR34のターボ(グレードはわからない)を購入し、叔父が外観をR仕様にしていたことを覚えている。フェンダーを叩き出したりしているから、傍目からはGT-Rにしか見えない。GT-Rに乗ったことはないが、クラッチが柔らかかったのでFRモデルなんだなと了解できたが、そういうわけで私はR34という最後のリア丸型4灯テールに接する機会にも多く恵まれた。

こうした回想をしながら、スカイラインの魅力ってなんだろうと考えてみた。私はモータースポーツにはあまり興味がないので、スカイライン神話のような話にはあまり興を惹かれない。なんだろうな?
やはり、幼いときからごくごく周囲を走っていたからだと思う。なおかつリア丸型4灯テールは非常に覚えやすく目立ったし、スポーツ性能が高いということも私にとってはスカイラインに好意を持たせる機縁となったのではないかと思う。
もっとも、これは私個人のスカイラインに魅力を感じる理由であったが、まあ、深い考察などせずとも、ある車種に魅力を感じ、そこから様々な思い出を綴ることができる。
それだけでいいではないか。

*ミュージアムの方に携帯ストラップを無料でいただきました。感謝。





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Posted at 2010/05/05 12:22:06

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この記事へのコメント

2010年5月5日 22:17
おおう 行かれたんですね。

「愛のスカイライン」に逢いに行きたいですね。

ところでここは日産で経営しているんですか?

日産のHPにも載っていないもんで。
コメントへの返答
2010年5月6日 1:54
また一つ目標が達成されました。
これでまた一つ自分の人生が豊かになりました。

「愛のスカイライン」はしっかりと鎮座していました。マッチョさんをぎっちりと待っているかのようでした。
さあ、是非ともお逢いして、その後、PGC10を買いましょう♪

余談ですが、
「愛のスカイライン」のCMは、自動車によって成し遂げられる生活上の豊かさを物語の構成にしているように思えます。時間もふんだんにとってありますから、ちょっと見ただけでは自動車のCMとはわからない構成なんですよね。
だから、超短編映画を見るようで面白いんです。
ということも考えてました(笑)
当時のCMを視聴できる場所もあるんです。
いい場所ですよ~

ミュージアムは日産とは関係がないと思います。
私にはわかりかねますので、お近くの日産ディーラーにてお尋ねください(笑)
館内の雰囲気として、プリンス色が非常に強いかなと思いました。
昔のプリンスの自動車やトラックも展示されていましたよ。
なので、桜井氏などスカイラインを誕生させ、育てはぐくんできた人たちやその周囲の方たちが半ば手弁当で作ったのではないでしょうか。
学生時代にミュージアム開設の記事を読んだ記憶があるのですが、
覚えてないんですよ。
どなたか教えてくださ~い!
2010年5月11日 22:36
こんばんは~♪

ここは当初、五年の開館の予定でありましたが…
岡谷市の要請により、現在までの開館になります…
展示車輌は、主に個人所有です♪
ショップやメーカー所有もありますが(^-^)
村山工場生産最後のモデルは渡邊氏の所有車になりますね!
「R34開発用」の「R33のカラス」はつや消しで渋いですよね!
コメントへの返答
2010年5月12日 2:25
こんばんは^-^

なるほど。五年限定の予定だったんですか。岡谷市をはじめとするスカイラインを愛する方々の努力の賜物ですね!

カラスといえば、そうそうありましたね。そのまま市販してもいいのではないかと思います。カラス仕様にしている方もいそうですよね。

渡邊氏とは33や34の開発主管の方なのですね。最後のR世代を彩った自動車を開発してくださり、感謝です。

とにかく、見所満載で面白かったです。また来館いたします♪

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「建物そのものがすでに歴史民俗資料になっている気がする😅」
何シテル?   06/18 13:17
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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