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イイね!
2012年03月17日

さすがは本田殿

さすがは本田殿 少し前のことになるが、川崎市高津区内のとあるコンビニで、近所の中年女性とおぼしき女性がこんなことを言っていた。

「ホンダのNなんとかとかいう軽自動車の室内がびっくりするくらいに広いのよ」

Nなんとかとは、新しく登場したホンダの軽自動車「N BOX」のことを指し示していると思うが、そのときは「へえ、そうなんだ。さすがはホンダだな。かつてはフィットでも居住空間に革命を起こしたし(センタータンクレイアウトだっけ?)、人間のための空間効率を生み出すのが実に上手なメーカーだよな」なんてことを僅かばかり思っただけだった。

東京に青山という場所がある。
ところで、青山の全国的な知名度はいかばかりなのだろう。
青山という地域は東京でも有数のおしゃれな土地であり、アパレルのお店や食事処も高級感があり、常にモダンというイメージがある。渋谷から至近の距離にある。
また、すぐ近くに背の高い銀杏並木が整然と屹立する神宮外苑に至る道路があり、秋の紅葉の季節は本当に美しい。
クラシックカーのイベント等が行われることもあり、居心地の良い場所である。
さらに、広大な青山墓地を後背に擁していて、繁華街とは別種の趣を呈している。
世田谷の自然が大好きな私ではあるが、青山にも住みたいなとずっと思っている。




そんな場所にホンダ本社がある。
ホンダ本社のいうのは、その社風のとおり、実に開放的なように思える。
地下に無料の駐車場があるので、二輪でも四輪でも気軽にショールームに立ち寄ることができる(ショールーム以外の目的で来訪しても構わないのだが)。
他の大手メーカーではおそらくこのような無料駐車場は存在しないのではないだろうか。
ショールームの展示車両は動かせはしなけれども、ほぼすべての二輪・四輪を自由に触り、室内に入ったり、またがったりすることができる。
余話だが、その昔、NSXに座ったことがある。
「せっかくだから乗って」と未だ十代の私は社員の方に言われた記憶がある。そんな社風がいいなと思う。
就職活動でホンダ本社に訪れたときは、ちょうど第三期F1参戦の時期で、社員が半ば仕事そっちのけで観戦していた。こういう雰囲気はとても風通しがよくていいなと思う。

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いくつかの四輪と二輪を外から眺め、室内に入りステアリングを握ったり、またがってクラッチ操作をしてみたりしたのだが、嚆矢だったのが、冒頭に述べたN BOXである。このクルマには驚いた。

まずは後部座席に座ったときの驚くべき広さである。荷室はワンボックスとしてはまあ十分だろう。調整もできるし。驚愕すべきは足をぶらんと伸ばしてもまったく問題がないことだ。三列シートも作ろうと思えばできたんだろうなというくらいにレッグスペースが広大だ。
もう一点、乗降がしやすい。非常に低床な構造になっていて、乗り降りがしやすい。
福祉車両としての用途も考えられるのではないか。
操作系のクオリティもいいと思う。安っぽさはない。必要十分以上だと思う。


とにかく広大な後部レッグスペース




N BOX G-Lパッケージ



G・ターボパッケージ


操作系

軽自動車枠という限られた制約ゆえに、日本のメーカーは様々な工夫を凝らしてきた。しかし、ここに至ってホンダがまたもや二歩も三歩もリードしたという感がある。
デザインもボクシィでいいのではないだろうか。見切りも良さそうだ。



対照的にアメリカ的な大きさで勝負のレジェンド。まあ、フーガやクラウンも十分に大きいけれど。
このクルマだけ触ったり乗ることができなかった。ニューモデルではないよね?
SH-AWDというシステムはとてもいいと思う。ただ、その良さがわかりにくいきらいはあるかな。スポーツモデルで応用すればいいのにとも思うが、ホンダのスポーツカーといえば、CR-Zくらいか?
それに四駆スポーツというイメージがない。
V6で3.7リッターというスペック。高級車の標準か。
といっても今やスペックが走行性能を担保するというわけでもない。



懐かしいなぁ。ふとしたきっかけで試乗させていただくことに至ったCR-Zだ。
展示車両はCVTモデルで初めて中を見た。


試乗したときは情熱的な赤色のMTモデルだった。

私が勝手に談じたCR-Z論 ~印象批評~

試乗に関する感想は上のリンク先に述べてある。
CR-Zは絶対に「アリ」のクルマだと今でも考えている。

しかし、今回の来訪では「乗員のための」広大な室内空間確保を実現したN BOXをもっとも評価したい。


そうそう二輪にもいくつかまたがってきた。
久し振りに二輪にまたがってみて、左手・左足のクラッチ操作と右手・右足のブレーキ操作をシミュレーションできたのはいい経験だった。
それでは、ご紹介しよう。


まずはスタイルの好みで、NC700Xにまたがる。
218キロの重さで2気筒。16200回転で37馬力を発生する。
ツアラー向きかな?いや、ツアラーというジャンルにくくられるのだろうか。



続いてはCBR600RR。
まだこういうレーサーレプリカ的な二輪があったんだという新鮮な驚きに包まれた。
197キロの重さで4発。12000回転で78馬力を発生。
これ、めちゃくちゃ速いだろうな。



最後はビッグスクーターのFORZA Zをご紹介。
207キロの単気筒で7000回転で22馬力を発生。
まあ、ぶっとばす二輪でもないしね。
オーディオの操作ボタンが付いていたけれど、メーカー純正でビックスクーターにオーディオがついているとはいざ知らず。だから、ビックスクーターで音楽をかけている人をよく街中でみかけるんだな。

一台欲しくなったなぁ。紹介した三台の中であれば、NC700Xが良い。

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この後、外苑西通りから目黒通りを南下し、第三京浜へ。
しばし休息したのちに首都高に乗り、大黒にて再び休息。
あとは湾岸線を北上し、都心環状内回りを経由して帰宅した。
東京・神奈川の道路は本当に楽しい。峠道もあれば、喧噪きわまりない一般道もある。高速道路もバリエーション豊かだ。身近でこうした道路環境に味わえる幸せをかみしめている。
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Posted at 2012/03/17 22:50:11

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この記事へのコメント

2012年3月18日 3:24
私の印象では、ホンダ≒エンジン屋さん、です。
最近のCMで、エンジンを遠くに寄せて、だか、小さくして、だか忘れましたが、とにかくエンジンを追いやることで室内を広くしました、というのを見ました。もちろんエンジンの仕様には一切触れません。

1980年代にも、メカ(マシンだったかな?)ミニマム、マンマキシマムという触れ込みで、エンジンを追いやることで居住空間を広く確保した、というお題目を唱えていたことがあります。でもエンジンにもそれなりに触れていました。初代シティだったかな。

世の中の流れに沿っただけなんでしょうが、ホンダ上層部がこういうCMを認めたというのは、うーん。と思うところです。
コメントへの返答
2012年3月18日 18:03
「ホンダ≒エンジン屋」さんというイメージもあります。
「クルマがぼろぼろになってもエンジンだけは元気なのがホンダ車」という眉唾的俗説をよく聞いたものです。
とあるディーラーさんも認めていたことを記憶していますが、実際はどうなのか。

「メカミニマムマンマキシマム」だった気がします。昔から人間を主体とした物づくりをしているイメージがあります。
ホンダのNS-1という50ccながら大柄なミッションタイプの二輪があり、長らく所有していました。
スクーター同様に「メットイン」という空間があって、車体の中にメットを収納できたのが大変便利だったことを思い出しました。

エンジンに触れないのは時代性もあるかと思います。昔のカタログなどを見るとホンダに限らず、やたら詳細にエンジンについて解説・図説していますよね。

CMについては私はほとんどテレビを観ないのでよくわかりませんが、ワンボックスタイプですし、さほどエンジンに拘らなくとも良いタイプのクルマだと思います。
NSXが復活するときは是非ともエンジンに拘っていただきたいものです。
2012年3月18日 11:41
はじめまして。

青山本社懐かしいです。
大昔にお世話になりました。

あの頃は、熱い社員さんが多く良い社風と感じたものですが、今はどうなんでしょうね?
経済状態もあるとは思いますが、またF1やって欲しいですね。
コメントへの返答
2012年3月18日 18:11
はじめまして。コメントをお寄せいただきありがとうございます。

ホンダ本社とのご縁があったのですね。私は大昔というほどではありませんが、かなり縁が古く、中学生頃のときにバイク好きの近所のおじさんに連れてきてもらって以来、時折来訪しています。

F1参戦時期の頃と社屋の雰囲気はほとんど変わっていませんね。社風はどうなのかはわかりませんが。
今の時期は2階がちょうど就職希望の学生が集ったりする関係で一般の人は入れないんです。

もう一度、F1参戦という可能性もあると思いますし、それこそがホンダのアイデンティティだと思うのです。
黄金の第二期F1参戦時期のような活躍をもう一度観てみたいと思います。
2012年3月20日 1:37
N-BOXって自転車が楽々載せられるってCMやっているクルマかな?
それだけはとても気になってました。
カミさんのKeiがだいぶくたびれてきて、ショックも抜けてるみたいだし勧めてみたけど、お金が要る時期に私のプリメーラにだいぶかかってしまったし、何より気にいっていて手放せないと一蹴されました。
コメントへの返答
2012年3月21日 10:28
たぶん、そうだと思います。
自転車ならばラクに乗せられると思いました。床面が低いのでいろいろな用途での楽しみ方ができそうです。

愛着を持つというのはいいことですね。
ハワードさんご夫妻はお二人とも、とてもクルマを大事にされているご様子でとても好ましく感じております。
2012年3月20日 10:17
ホンダのN-BOXは気合入れて作ったみたいですね。
使いこなしはかなり練りこんであるらしいと聞きました。

私も学生時代にCBR400RRというレーサーレプリカに乗っていたせいもありホンダには多少の思いいれもあります。
学生時代にデビューしたNSXには痺れました。

働いて金稼げるようになったらこういった二人乗りのスポーツカーに乗りたいなんて当時は思ってましたが・・・。

今でもスポーツカーには乗れませんね。
歳はとりましたが、私とスポーツカーとの距離は20歳だったあのころとあまり変わりませんね。

60過ぎたら乗れるかも・・・
と今は思ったりもしますが、そのころはスポーツカーなんてなかったりして・・。



コメントへの返答
2012年3月21日 10:40
N-BOXはホンダショールームの展示車両の中でも一番に評価したいと思えるクルマでした。
思えば、オデッセイ以来、ホンダは箱バンでずっといいクルマを出してきていますね。

ちょっと前まではレーサーレプリカがかなり流通していましたよね。私はニハンのNSRが欲しかったです。
長く乗っていたNS-1もホンダですし、私もホンダには思い入れがあります。

NSXは鮮烈でしたね。スーパーカーと呼んでもいい程のスタイル・性能でした。いま、街中で見掛けても追っかけてしまいます。

是非ともお若いときの情熱を忘れずに、スポーツカーオーナーを目指してくださいませ。
どうせならば、情熱の赴くままに夢を追いかけたほうが人生が光輝くのではないかと私は思います。

プロフィール

「2018年の小倉駅近辺〜
昭和〜😆」
何シテル?   08/21 01:33
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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