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ケサオ母トメの場合

秋田の親戚から、亡きケサオ父の兄嫁（90才）が亡くなったとの知らせがあったのは、６日の夜のことでした。

「私が行ってこなくてはいけない！まだ私は歩けるんだから！」
トメは自分に言い聞かせるようにして、胸に手を当ててそう言いました。

そして、こちらの方に住んでいる親戚と打ち合わせ、５人で７日に横浜からの夜行バスで行く事になり、リュックサックに喪服と着替えを入れて、クチを一文字にして、出かけていきました。

…　…　…

今日の夕方、トメは帰ってきました（帰りは新幹線で）。
自分は務めを果たしてきた！と、カラダ全体から表すようにして。

ケサオと私で、ピンク色のカーネーションの鉢植えを渡すと
「あ～思いがけない！思いがけない！」と言って、喜んでいました。



柑母の場合

私の母親は、病気のため入院しているのですが、今日は数年ぶりに（！）外出許可をもらって自宅に帰りました。

私とケサオが行くと、父と弟夫婦、甥が車椅子の母を囲むようにして台所のテーブルにいました。

「おかあさん大丈夫ですか？！ビデオ持って来ましたけど見えますか？！」
ケサオが持って行ったポータブルのDVDプレイヤーで、ウチの猫たちや、出かけた時に撮った映像を母に見せました。

母は少しの視力しかないのですが
「まあ～、このコは良い猫だねえ！」とチャトをほめたり、ケサオが大ボケかましている映像を見て大笑いしました。
（そばにいた私の弟夫婦もお腹を抱えていましたが；）

私とケサオで、母に、先日欲しいと言っていたタオルと赤いカーネーションの鉢植えを渡しました。

母は花とつぼみを両手で包むようにして触れ、「ありがとう」と言いました。



今年もふたりの母の“母の日”が、幸福に終えられたことを感謝して、私の挨拶にかえさせていただきたいと思います。
ごきげんよう♪

って、あれれ～？
何の式典やってたんだっけ(^^ゞ

いやしかしアレですよ。
みんな母親から生まれたのは間違いないんですから、どんなひねくれ坊主だって、父親からは生まれないんだから、今日くらいは母親の事を思いなさいよ皆の衆！

いやすみません；

世界中のお母さんが、幸福な気持ちで明日を迎えられますよう祈ります。