
快晴の今日、家にこもって画像弄りしてたHyperがこんばんは。
ずいぶん寒くなってきましたね。
秋の深まりを感じます。
こちらは、あと2週間ほどで黄葉(イチョウ)が見れるようになると思います。
まずは、今夜19:04撮れ撮れピチピチの月です。
秋らしい風景でしょ?
ススキは2013年に撮ってますが。(笑)
はい、合成ですよん。
さて、今回は実技(実撮影)なしです。
皆さんがお好きな学科onlyにしました。(笑)
「つまんねぇ!」
などと言わず、数字好きな理系ブログにお付き合いくださいませ。
皆さんが使われてる液晶モニタはFull-HD(1920×1080px)が多いでしょうか?
モニタにフル画面で写真を表示した場合、
解像度(画素数)の違いでどれぐらい元画像から劣化するのか検証してみました。
比較は、
(1)元画像(6000×4000px)
(2)4Kモニタ(3840×2160px)
(3)WQHDモニタ(2560×1440px)
(4)Full-HDモニタ(1920×1080px)
(5)My PCモニタ(1600×900px)
(6)みんカラ最大up画像(1280×1280px)
(7)みんカラup画像(1280×1280px)
です。
1.解像その1
元画像を上記サイズにリサイズ(縮小)し、等倍トリミングした画像です。
つまりフル画面で表示した場合、この解像度になります。
”アイドリング・ストップ”の文字に注目して下さい。
※リサイズにはWindows標準の「ペイント」を使ってます。
↓[ 1-1 ] 検証素材は以前撮った画像です。
↓[ 1-2 ] 元画像(6000×4000px)
解像度=100%
ファイル容量=8.84MB
↓[ 1-3 ] 4Kモニタ(3840×2160px)
解像度=(3840/6000)×100=64%
ファイル容量=1.34MB
↓[ 1-4 ] WQHD(2560×1440px)
解像度=(2560/6000)×100=43%
ファイル容量=693KB
↓[ 1-5 ] Full-HDモニタ(1920×1080px)
解像度=(1920/6000)×100=32%
ファイル容量=443KB
↓[ 1-6 ] My PCモニタ(1600×900px)
解像度=(1600/6000)×100=27%
ファイル容量=342KB
↓[ 1-7 ] みんカラupでの最大画像(1280×1280px)
解像度=(1280/6000)×100=21%
ファイル容量=253KB
↓[ 1-8 ] みんカラにupした画像(1280×1280px)
(upした画像を保存)
ファイル容量=100KB
2.解像その2
画像の一部を画素レベルまで拡大した比較です。
解像の劣化がよく判ります。
↓[ 2-1 ] 元画像(6000×4000px)
↓[ 2-2 ] 4Kモニタ(3840×2160px)
↓[ 2-3 ] WQHD(2560×1440px)
↓[ 2-4 ] Full-HDモニタ(1920×1080px)
↓[ 2-5 ] My PCモニタ(1600×900px)
↓[ 2-6 ] みんカラupでの最大画像(1280×1280px)
↓[ 2-7 ] みんカラにupした画像(1280×1280px)
(upした画像を保存)
圧縮率が高いためか、かなり荒れてます。
3.リサイズアルゴリズム
6000×4000pxの画像は6Kモニタならそのまま(1:1)で見れますが、
解像度が低ければリサイズ(縮小)して見(て)ることになります。
皆さんが見る機会の多いWindows「フォトビューアー」がそうです。
そのリサイズに色んなアルゴリズムがあるのをご存知ですか?
↓これは私がRAW現像(最近はしてませんが)やレタッチに使ってる
フリーソフト「FastStone Image Viewer」のリサイズ画面です。
11種類のアルゴリズムが選べます。
PhotoShopなんかでも何種類かあります。
この中からメジャーなアルゴリズムを紹介します。
(1)Nearest neighbor(ニアレストネイバー法:最近傍法)
一番シンプルなアルゴリズムです。
変更前の座標と変更後の座標をピクセル単位で計算して移動させ、
そのピクセルに対して変更前の色を割り当てます。
色数が変わらないのでファイル容量が小さく、処理も速いです。
(2)Bilinear(バイリニア法:双一次法)
ニアレストネイバーが座標の色をそのまま取得してくる方法に対し、
こちらは複数色の平均値を計算して変換後に割り当てます。
(3)Bicubic(バイキュービック法:双三次法)
バイリニア法の精度を上げたような方法です。
変換前エリアの平均値ではなく、その周辺色を計算値として取り入れます。
上記2つの方法より、より滑らかなグラデーションを表現できます。
このアルゴリズムが一番メジャーだと思われます。
ちなみに、タイトル画像はこの方法の計算式の一部です。
(4)Lanczos(ランチョス法)
バイリニアは2×2、バイキュービックでは4×4の範囲のピクセルをサンプルし、
重み付け関数によりそれぞれに重みを付けを計算してます。
これは更に高度な計算で重みを付けます。
バイキュービックよりも高画質であるとされています。
ただし、計算が多く、処理が重くなるのが欠点です。
ペイントはエッジを強調するクセがあることから、
バイキュービック法をベースにしていると言われてます。
つまり単純なバイキュービック法そのままではないようです。
1/2、1/4 と切りの良いサイズに縮小すると汚くなるという、
単純なバイキュービック法に見られる欠点が出ません。
ファイル容量を小さくしたいのであればペイントをお勧めします。
アルゴリズムの違いがどのように画像に表われるのか、
元画像(6000×4000px)を上記アルゴリズムで1600×1066pxにリサイズしてみました。
画素レベルの拡大です。
Nearest neighbor ファイル容量=660KB
Bilinear ファイル容量=646KB
Bicubic ファイル容量=644KB
Lanczos(Sharper) ファイル容量=689KB
ペイント ファイル容量=342KB
Nearest neighborとBicubicの文字が見易いかな?
ペイントは圧縮率が高いためか周りが荒れてます。
風景のような細かい描写だと、
アルゴリズムの違いで微妙にシャープになったり、滑らかになったりするかもしれません。
4.まとめ
要は、
4Kモニタ(デスクトップ)が欲しい!
ということです。(笑)
My カメラは2,400万画素と2,000万画素ですが、
(せめて)4Kモニタ(830万画素)で観ないとこの画素数の価値はないですね。
「細かいところは等倍観賞すればいいじゃん!」
と思うかもしれませんが、
全体を解像良く見たいんです。
実は以前から4K購入を考えてます。
Windows-7じゃないとまともに使えなさそうなアプリがあって、
Windows-10と迷ってます。
安いWindows-10ノートを買って試すかもしれません。
一眼の世界に浸ってられる皆さんはFull-HDモニタで満足できてますか?(^_-)-☆
では、また。