
昨年の今頃は、「北海道でボンドカーを借りてみた」なんてブログをUpしましたが、今年も、なんか借りてみようということで、「XJと似たモン」と勝手に思っているフーガを借りてみました。
会津若松の任務です。いつもは自宅から愛車で行くのですが、今回は、直後に京都移動が控えていたので、新幹線にしました。郡山から会津若松って、特急が無くなっちゃったんですね。一日に普通列車が数本。マイカーとバスに客を奪われたようです。上野から直行特急「あいづ」が走っていた時代が懐かしいです。っで、一時間程度の列車旅より、気ままに走れるレンタカーを借りてみることにしたのです。
何を借りようかな~と、レンタカーサイトを見ていて思い浮かんだのが、フーガ。
対向車線を前方から走ってくる真正面の顔を見ると、「オっ」と思うことがしばしばなんですよね。私だけですかね。と思いきや、うちの家族も「似ている」って言ってます。内輪の話ですが。
XJ ポートフォリオ(スタンダードホイールベース):
全長×全幅×全高=5135×1900×1455mm/ホイールベース=3030mm/車重=1850kg/駆動方式=FR/5リッター V8DOHC32バルブ (385ps/6500rpm、52.5kgm/3500rpm)
フーガハイブリッド
全長×全幅×全高=4945×1845×1500mm/ホイールベース=2900mm/車重=1860kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(306ps/6800rpm、35.7kgm/5000rpm)交流同期電動機(68ps、27.5kgm)
・・・で、個人的な興味の徒然なるままに、借りてみると、ハイブリッドでした。人生初かと思ったら、よくよく思い出してみると、フィット・ハイブリッドを試乗したことがあったので、正確に言うと、2回目でした。
真正面からみると、英国車ジャガーXJと似たモンですが、斜め横だと、イタ車マセラティ・クアトロポルテに似ていたりします。私にはコッテリ系のデザインに思え、アメリカンな印象を受けます。っで、日本車ですから、インターナショナルなスタイルということでしょうか。
乗り込みます。「何シテル」でインパネの一部写真だけ掲載してクイズを出したところ、「日産車」だと分かった方が多いみたいでした。数年前にエルグランドに乗っていたことがありますが、中央のせり上がった感じのところは、一脈通じるように思います。ソコが好きです。
ナビはXJより一回りサイズが小さいですが、鮮明さでは勝っています。画面に出てくるガイドも分かりやすい。普段はお姉さんの声はオフにしているのですが、オフの仕方が分からないので、そのまま聞いていました。たまにはヨイものですね。
ハンドル
んっ、このクラスで革巻きじゃないのかな~ グレードによるんでしょうか???
メーター
シンプルで、見やすい。けど、面白味も感じない。。。
時計
マセっつぽい???
シート
中央部がファブリックのハーフレザー仕様でした。50,000キロ以上走っているみたいですが、ヤレやヨレがほとんどありません。耐久性はGoodです。革部分はやや硬く、ファブリック部分の柔らかさと上手い具合いに調律されているのかな。座った感じはしっくりきます。
シフトゲート
これもエルグランドを思い出しました。+と-のゲートをガチャガチャ動かしすぎて、ゲートの一部を破損しました(泣)。運転しているという感覚は味わいやすいのですが、これもパドルシフトに慣れ親しんだ今、ちょっと違和感を覚えました。
運転席の足元
フロアトンネルの張り出しが大きく、左足の置き場が窮屈でした。
リアシート
私の感覚では十分に広いです。少しアップライトに座らせる感じでしょうか。フロントシート越しに前方の見晴らしが良好です。
リアのエアコン吹き出し口
リアシートから調整できないんですね。ここらあたりにもオモテナシが欲しいところ。
天井
ファブリックです。ここももうちょっと演出出来ないかなぁ
トランク
奥行きがない。狭いです。ハイブリッド関係の「何か」がジャマしているのでしょうか。ゴルフバック2個入るかどうか・・・
タイヤ
ダンロップのスポーツMAXXの18インチ。前愛車のXFの純正と同じ銘柄でした。
さて、エンジンをかけると、EVだけ作動するみたいで凄く静かです。アクセルを踏むとスッと前に出ます。速さの感覚はXJと変わらないかな。ただし、スピードの乗り方はストレートで、ATの出来やセッティングの影響もあるでしょうが、エンジンの特性がそうなんだと思います。ここで「自然」という言葉が浮かんできたのですが、スーっと段付きがなく伸びる感じを「自然」と呼んでいいのか。人間界にしろ、自然界にしろ、多少の紆余曲折や揺らぎがあるほうが「自然」なのではと思ったりします。
ステアリングは中立付近がやや遊びがあるみたいで、高速ではしっかり握らないとな感がありました。
乗り心地は、細かな段差は拾いつつも穏やかに包んでしまう印象で、大きなうねりはそのままクルマ自体もゆすられるように思いました。
室内は絶対的に静かなのでしょうが、タイヤのパターンノイズが結構入ってきます。一方で、エンジン音はあまり聞こえず、、、逆だといいのにな~
全体には、ボンネットが短い上、ダッシュボードの奥行きが浅めのため、少し前方に座らされている感は残るものの、XJと大差ない体躯で私にとっては車両感覚が掴みやすく、快適にドライブできました。
燃費は、高速20%、一般道80%で170㌔ 走って、リッターあたり13.5㌔でした。
半日乗って、そこそこ分かったような気がしました。これからは、すれ違うたび、この日の体験を思い出して、にっこり笑顔でウィンクしますので、フーガ乗りのみなさん、よろしくお願いしまず。多少シビアなインプレッション、お許しください<(_ _)>
はてさて、ドライブ編です。
会津若松に真っ直ぐ行くのはつまらないので、郡山から米沢経由で会津若松というルートにしました。
米沢と言えば、米沢牛。雑誌で見つけたカフェ・レストラン「飛行船」
お店に入るなり40分待ちとのメッセージカードが・・・
日曜日のお昼時だし、雑誌によく取り上げられている店なので人気があるようです。
米沢牛ハンバーガー 1.200円・・・美味しゅうございました。
米沢では「上杉神社」にも行きました。
懇意にしていただいている会社の社長が「上杉鷹山」の信者で、しょっちゅう話を聞かされているので、何気に親近感を持っていました。「成せばなる・・・」あらためてかみしめたい言葉です。
とかいうものの、言葉をかみしめるより、甘いモノを食べたく、、、鷹山ゆかりの「うこぎ」ソフトを。
もう一カ所、会津若松入りの前に立ち寄ったのが、日中線の廃線跡に残る「熱塩駅」です。
世界遺産で話題になっている「軍艦島」をはじめ、こういった遺構を目にしつつ、往時の人の往来を思い浮かべてみると、時代の移り変りの儚さに切なくなります。
ということで、最後はプチ旅行記になりました。ご覧いただきありがとうございます。