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並盛りジョニーのブログ一覧

2016年09月28日 イイね!

今更ながら九州旅行を振り返ってみる③-1 ~通潤魂~

そして三日目。
この日は熊本県内メインに回りました。

まず最初の目的地は「通潤橋」。
ここも、ずいぶん前から一度見てみたいと思っていた場所なのです。
1854年に作られた、石造りの橋なのですが、周辺の台地へ水を送る目的で作られました。
水源から、送る先の台地とでは高低差があり、ではどうやって送水するかということになるのですが、サイフォン管の原理で上げているという話。

水で満たしたホースの片方を水が入っているバケツに突っ込み、もう片方を空のバケツに筒先を入れて(この間ホースの水が流れないように先端をふさぐ)バケツの中で筒先を開放すると、高低差のある場所であっても、水が出てくる・・・というアレです。
原理としては簡単なものの、江戸時代にこのサイズの橋でやってしまうのがすごい。
橋の手がけた布田安之助氏は、この原理を庭園の鹿威しからヒントを得て、サイフォン管の原理などと組み合わせることを編み出したのだそうです。

灌漑用水として、おおいに地元へ貢献しているのもそうなのですが、橋そのものも印象に残るくらい綺麗な作りで、その上サイフォン管の原理を実現できるだけの水密性をも確保している(松脂や漆喰を使っているとか)という点も驚き。
肥後の石工職人の技術力の高さの象徴とさえ言われているそうです。

・・・しかしこの橋、この間の震災で損傷してしまったそうで、内部の送水管にダメージ食らってしまい、送水できないのはもちろん、破損状況も含めた検証もまだなので、立ち入り自体も禁止になってしまってました。
しかし、話を伺った職員の方からは「いつになるかはわかりませんが、必ず直します!」という心強い言葉をいただきました。
棚田の風景も絶景だそうなので、水張る時期にまた来てみたい・・・と思います。

そして、町内のお祭りに併せて、こんなものが展示されていました。
大作り物・・・というものですが、クオリティ半端ないです。


ジバニャンまでありましたが、前から撮るのを忘れる失態w

町内でいくつかのチームが競い合って作っているようですが、「肥後もっこす」という人柄ゆえか、基本この地方の人たちは負けず嫌いのようで、その辺をクオリティから感じられます。
そうした気風に、街の象徴となっている「通潤橋」が、町内の負けず嫌いにより火をつけている・・・というのが、「大作り物」のクオリティの背景にありそう。
町の一番目立つところに、ああいう橋が160年も前から鎮座していて、灌漑や水道用水などで住民も実利を受けていることで、街にとってはものすごい励みになっているのでは、と推察します。
橋について説明受けた担当の方も、次々と質問投げかける自分に対して、実に誇らしげでしたし、街中の人を見ると「通潤魂」と書かれた法被やシャツを着ているのが目につきました。
道路の舗装も再舗装中だったり、震災の傷跡はあちこちに見られましたが、めげている様子はほぼ無く、「負けてたまるか!」という意気込みを感じずにはいられませんでした。

見たいものはきちんと見られず、時間も押していたので、滞在時間は長くはありませんでしたが、「来てよかった」と思ったのが本音です。
今度はゆっくり来ることにしましょう。
Posted at 2016/09/28 17:52:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記
2016年09月26日 イイね!

今更ながら九州旅行を振り返ってみる②

一夜明けた翌日は、鹿児島・知覧へ。
本来は熊本~鹿児島というルートの予定でしたが、SLの運転日にあわせて予定を変更。
予め、福岡方面から鹿児島への高速移動ルートは調べてはいたのですが、それでも九州を縦に横断する形になるので
中津~知覧間約6時間・・・w
そんなわけで、知覧の特攻平和会館へ。
「一度はここへ来たほうがいい」と昔言われまして。

館内は撮影禁止。
しかし、展示品は見どころがたくさん。

世界で唯一残されている実物の四式戦・疾風や、映画で使われた一式戦・隼の実物大レプリカ、海中から引き揚げられた零戦52型など。
。※零戦52型の完全な姿のものは、東京だと靖国神社・遊就館で見られます。
また、特攻隊員へ動員された方の手紙、その周辺の方の証言や、特攻隊基地の施設の紹介、記録映像なども。
展示物から感じるリアルな感情が生々しさに拍車をかけます。
記念館の祖tには、滑走路跡や兵舎の跡、その中には戦闘機の残骸なんかも置かれていて、やはりリアルな戦争の爪痕のようなものを感じずにはいられません。


外には綺麗に苔むした場所なども。


話は変わりますが、善しにつけ悪しきにつけ、事件が起きると、その当事者の周辺の人間関係や経歴など、余計な個人情報に報道が集中して、悪い事件だと「あんなことするような人には見えなかった」という関係者のコメントが最後につく・・・というのが日本の報道のテンプレですが、こういうのあんまり好きじゃないんですよね。
報道見ていて「余計な個人情報ばらすのは本当に必要なことなのか?」としばしば思います。
加害者は正式に起訴されるまでは情報伏せられることが多い一方、被害者のほうは、そうした規制がないのと「泣かせの演出」のためか、一方的に実名からその周辺まで洗いざらい晒されることにも抵抗を覚えます。

・・・長くなりましたが、ここでの展示にも、そうした報道の手法と同じ匂いとそれに対する抵抗がありながらも、まだ成人年齢前後の若い命が無駄に散っていく様には、こみあげてくるものがありました。

次の目的地へ向かう途中、こんな倉庫を見つけましたが、特攻隊基地の近くということもあって、これも戦争遺構っぽくみえたんですが・・・なかなか資料が出てきません。

知覧は、狭山や静岡と並ぶお茶どころだそうです。

そこから、海沿いへ出た先にある枕崎・火の神公園へ。

ここに大和沈没の鎮魂碑があるということなので、行ってみることに。

沈没した地点は、遥か沖合の先なので、当然見えませんが、見通せる場所ということで碑が建てられたそう。
そして、ここは「男たちの大和」のロケ現場にもなったそう。
映画は見に行ったけど、結構前の作品だから、どの場面だったか忘れちゃいましたね。
海のかなたの沈没地点へ思いをはせる。


回り切れなかったけど、九州は戦争遺跡がとにかく多いですが、沖縄に次いで最前線に近い場所だった・・・ということと無関係ではないと思います。
もう少し次は余裕を見て、1種間くらいかけてゆっくりと回ってみたいですね。


そこから今度は熊本市内へ戻り、九州在住のかっつ19さんと落ち合う。
九州へ向かう直前、見送りにいけなかったのが心残りでしたが、ひさしぶりにお会いできて安心しました。
主に水樹奈々様の話で盛り上がりまして、時間はあっという間に過ぎて、翌日もかっつさんは仕事があるので退散。
お忙しい中、お付き合いいただきまして、恐縮です。
Posted at 2016/09/28 03:29:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記
2014年09月21日 イイね!

石川紀行2日目その②・小松・日本自動車博物館~加佐の岬~小松空港

ずいぶん時間が空いてしまいましたが、千里浜からその後の足取りを。

北陸自動車道で小松へ再びもどり、日本自動車博物館へ。



ツイッターの知人より、「ここは結構すごいですよ」という評判を聞いていたのと・・・



「北陸スカイラインフェスティバル」というイベントが丁度行われていたのもあって、立ち寄らせていただきました。
スカイラインには縁はありませんけど、好きな車の一つでありまして。


スカイラインスポーツ!


そんなに古い車と言う実感ないんですが、32ももう20年選手なんですね・・・


実は結構ジャパン好き。
背景的に丁度良かったので一枚。


以前から何度か日記にコメントをいただいていた32乗りさんに挨拶と、愛機を激写。
すんげー綺麗な32でした。

一通り見回った後、館内へ。


ざっと見回すだけでもかなりかかるほどのボリュームですが、館内は撮影可能と言うこともあって、ここで「すべての車の写真を撮ろう!」と意気込む。
・・・が、最初のフロアの半分ほど過ぎたあたりで「やるんじゃなかった」と後悔するくらい、展示車両の台数がすさまじく、手持ちのカメラ2台併用して撮影していたものの、うちの一台(ミラーレス機)が予備バッテリーすら使い果たして撃沈w

残りの一台で撮影続行し、次のフロアへ上がったところで・・・


ふたたび膨大な台数の旧車を目にして脱力w

終了時間ギリギリまで粘り、外に置かれた車の何台かは逃したものがありましたが、ひとまず収めることには成功。
それをまとめてみました。



今でも現役で走ってる車もあれば、紅旗やジオット・キャスピタのようなオーパーツまで、とんでもないラインナップを備え、これだけの規模の自動車博物館は、関東でもおそらくないと思われます。

自動車博物館を後にして、その後は加佐の岬へ夕焼けを撮るべく移動。



途中で観音様が見えました。
詳しく見たかったけど、時間がないので今回は検証できず。



加佐の岬の夕日。
ちょうど日没寸前でした。

その後は小松空港へ戻りますが・・・



「尼御前岬」という場所に差し掛かったので、ここでも一撮。
綺麗でした。



小松空港でデミオを返し、空港まで送ってもらいました。
ここまで約160kmを走り、入れたガソリンは10リッターをちょっと超えたくらい。
道がいいのもあるけれど、デミオ自体が燃費がいいのも間違いない。
それでいて、踏めばきっちり加速しますし・・・デミオいいなぁ。気に入っちゃったよ。
道も良いし、渋滞もほとんどないし、ドライバーのマナーはいい(少なくとも変な運転するドライバーは関東よりもよっぽど少ない)しで、石川ドライブは最高でした。

また、スカイラインフェスティバルで、何人かの方とお話しましたが、北陸の車好きさんは熱いなぁ・・・と思いました。
土地があるから車の保管スペースにも恵まれることで、雪や融雪剤を嫌って、冬の間は愛車を出さないことが多く、一年中車と付き合える関東と比べると、愛車と付き合える時間が少なくなることで、より熱が入るんじゃないか?という話があったりしましたが、納得です。
道路も走りやすいですし、車を楽しめる環境が、北陸はかなり充実してるなぁ・・・という印象でした。
反面、車がないと、普段の足にも困るというのもあるようですが。

期せずして、自動車文化を存分に味わえた旅であったと思いました。
写真撮っていて楽しい場所もありましたし、普段の愛車で走ってみたい道もありました。
今度は自分の車で北陸を訪れてみたいなぁ・・・と思いつつ、旅の記録を終わります。
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。



帰りの飛行機から撮った夜景


Posted at 2014/10/08 23:44:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記
2014年09月21日 イイね!

石川紀行2日目その①・金沢~千里浜なぎさドライブウェイ

石川紀行2日目その①・金沢~千里浜なぎさドライブウェイ高速バスで眠りが浅かったのと、カメラをずーっとぶら下げていたことで疲れていたのか、ぐっすり眠れて夜が明ける。

この日は、レンタカーで石川県内をドライブすることに。
つい一昨年、富山~能登半島までフィットのレンタカーで動いたことはありますが、あの時も、関東とは段違いの走りやすさに感動したもの。
特に千葉県北西部の東京に近い側などは、普段から信号だらけ渋滞だらけ、ちょっと道がいい場所で飛ばせば、覆面や光電管が待ち構える・・・という環境なので、車を運転していてもちっとも楽しくありません。
もちろんあんまり調子こいて飛ばせば捕まるのは北陸とて変わらないでしょうけれど・・・。




金沢駅近くまで歩いて、マツダ・デミオを受けとる。

すでに新型が出ましたが、そうなるとこの型のデミオに触れる機会も減るでしょうから、今のうちに乗っておきたいという思いがありまして。

金沢から海沿いへ向かい、河北潟から「のと里山海道」を羽咋へ向けて走る。



これ以上ない快晴で湿度も低く、駐車中に閉めきった車内も窓を開けて少し走ればたちまち適温になるコンディション。
これならもう少し奮発して、ロードスターあたりを借りて、オープンを満喫したかったかも・・・と思ったほど。

里山海道は、一応は制限70kmなので、最初は警戒しながら走ったが、最終的には流れにのって走ることに。
そして、この辺の車の走り方は、追い越し車線に出て一通り抜いたあとは、すぐに走行車線に戻る車が普通で、関東みたく100km出すのも躊躇するドライバーが、いつまでも追い越し車線を塞ぎ続けるという場面はほぼなし。
過去に北海道行ったときも、当たり前の走り方を当たり前に実践しているのを見て感動さえ覚えたけれど、もしかすると、ああいうドライバーは、車の流れがよくない東京近郊ならではの現象なのかも?

今浜で降りて、いよいよなぎさドライブウェイへ。
噂に聞く、砂浜を車やバイクで走れる道である。

砂の質が普通の浜辺のものとは違うことから、車が乗ってもしっかりしたものになっているようで、ここから北へ約8kmほどが浜辺を走れる。

ここでカメラをセットし、走行動画を撮ろうと試みて、それ用に三脚も用意してあったものの、どのように置いても三脚が安定しないため、結局ダッシュボート上に置くことに。

浜辺を車で走る・・・という発想は、少なくともRAV4あたりのSUVタイプの車でもなければ躊躇するところだけれど、確かに並みの砂浜と比べてもしっかりしていて、タイヤが沈む雰囲気は微塵も感じない。

このように、波打ち際まで車を寄せることさえできてしまう。

砂浜で海をバックに撮影・・・という普通じゃ出来ないショットが撮れるとあって、あちこちで愛車を収める場面が見られた。
車のカタログで、レジャー性を売りにする類いの車の撮影で使われてたりするんだろうな。










今浜からドライブウェイ終点の千里浜へ近づくにつれて、古いハーレーやアメ車がぞくぞく現れるようになって、何らかのイベントの様相を呈してきたが、終点では面白いイベントをやっていた。


「千里浜SANDFLATS SPEEDWAY」というイベントでして、古めのバイクや四輪で、千里浜に特設の直線コースつくって、二台ずつで競う、早い話が砂上ゼロヨンですね。
ここ来る最中、古いアメ車のトラックが走っていて、信号で止まったときに「かっこいいっすねー」なんて声をかけたのだが、そのアメ車が参加者の中に紛れていたので、目的地はここだったのかと理解。
午前中が予選だったので、しばし観戦しつつ撮影。
レースは見ていて面白いし、参加車両も興味深いけど、まだまだ行きたいところがあったので、後ろ髪を引かれる思いであとにする。

そこからはなぎさドライブウェイをそのまま来た道を戻り、今浜から里山海道、途中から北陸道に入って再び小松へ。
次に向かう自動車博物館までは距離にして80kmほど。
関東方面で同じ距離走るとなると、下道使えば2時間、高速乗っても休日の真っ昼間だと渋滞に巻き間混まれて1時間半は見積もるところだが、北陸道も下道も快適そのもので、渋滞なんてどこ吹く風といった風情で、12時半ごろに出て、快適な流れとマナーのいい運転で気持ちよく走り、次の目的地である日本自動車博物館へ到着したのは14:00ごろである。(続く)
Posted at 2014/09/25 11:30:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記
2014年09月21日 イイね!

石川紀行

20日から21日にかけて、石川へ行ってまいりました。
ひとまずその時に撮った写真の転送をようやく終えたところです。











各場面についての詳細は、後日ブログにて報告いたします。
それでは・・・
Posted at 2014/09/22 00:16:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記

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