週末は発進時に右のリアから金属板の共鳴が聞こえるのを修理しようと久しぶりに純正おにぎりを脱ぎました。どうもバックプレーが鳴っている感じです。締め直すためにはローターを外さねばなりません。
キャリパーを外し、サイズは忘れましたがM4程度の大きさのボルトをローターのサービスホールに2本差し込み締め込みながらゆっくりとローターを引き抜きます。錆で少し太っているのでそれなりにがっちりと噛みこんでましたが無事に摘出できましたが、、
なんじゃこりゃ!!!!、
一気に憂鬱に。。。
そうだったこのホーシング僕がベアリング打ち換えたのでなかった。。。。そうそうローターは外さないので泥や砂がこびりつきブレーキダストと錆びと阿鼻叫喚です。元のホーシングは油でギトギトで黒光りしてましたが、今回はカサカサ凸凹のアバタ状態。
これには耐えられません。
ワイヤーブラシ集合!
とにかく必死に磨き表面の忌まわしき物体たちを取り除きます。表面が有る程度落ち着いたらハンマーで叩くとまたボロボロと酸化した物体がはがれおちてきます。とにっかうこれの繰り返しです。ある程度目途がついた段階でバックプレートを外そうと思うとこの様にクラックが入っていてそれでビビり音が出ていたようでした。参ったなぁ。。。。
しかもバックプレートは+ねじ留めで錆でがっちりと。とてもドライバーでは動きそうもない感じです。だまし油を塗りドライバーの+部分を掃除して少しでもしっかりと食いつくように準備です。
インパクトドライバーは充電池がダメなのでホームセンターへ物色しに散歩へ。ベッセルののショックハンマーには手が出ませんが、それに類するものを買って帰ります。だまし油と数回のトライで何とか撤去成功。バックプレートを外してからさらに磨きをかけます。しかし泥があちこちに入り込んでます。先がとがったキリのようなもので崩して掻きだしてから、マイナスドライバーで削り取りワイヤーブラシで磨くの繰り返し。ベルトサンダー使えば良かった。
少し気持ちが落ち着いたので台所へGo 奪ってきたのがこれ。
ガシガシ洗いましょう。
水を切り様子を確認するとぶつけて変形しております。それもありクラックが入った感じです。SPF材の切れ端を持ってきてそのうえで板金作業をして形状を修正しました。
ホイルの当たり面、ハブも錆びているので磨き、奥に入り込んでいる塩もこの際に掃除します。だんだんと正常化してくるので気持ちが良いです。ただこのベアリングケージとホーシングへ固定するブラケットは別体でこの隙間にも泥がこびりつき、裏側の隙間にもびしりと固まっているのが見えます。仕方ないドライブシャフトを抜くか。。。スタッドボルトを守るためにネジを取り付けてから引きぬきます。
ここからは汚れたグリスとの戦いになるので文章だけのご紹介になります。
ドライブシャフトを引きぬくとデフオイルの臭いが鼻をつきます。ホーシングのベアリンケージとの当たり面は少し水が浸入して錆が出ております。結露か水に入った過去があるのか水滴も少し見受けられます。ただ以前130000km頃に自分で修理した際とは少し様子が違います。
オイルシールはリップはそれなりに減ってますが、まだしっかりしているので今回はこのまま再利用します。古い変色したグリスを撤去したのちケージとの当たり面の切削部分をペーパーかけして出来るだけ滑らかにしました。まるでキャリパーのOHの気分です。Oリング部分で水が止まっていたのかその収まる溝に錆が出ているので念入りに。ホーシング側が一段落したら今度はシャフト側。
ケージとブラケットを叩いて分離させるとぼろっと大量の泥と錆が。ひたすら磨いてほじくり出しての繰り返し。皆さん泥遊びはいいけど時々前後ともローター外して奥まで掃除してね~。グリスシールに泥をかんだまま走るとスピンドルを摩損したり、この串刺しべリングを抜かないと交換できないシールを傷めるよ。リアはローターまで外して水で良くこの継ぎ目に入りこんでいる泥は洗い流しましょう。サファリはこのケージとプレートの隙間に泥をかむと面倒です。ここのシールはベアリング交換前提でしか交換できませんので。
話を戻します。
掃除をした後ユニットベアリングにグリスを詰めれるだけ指で詰めます。ここのグリスは6万キロで交換の指定ですが、どうやってしろと言うのか⁉
手元に日産スペシャルグリースNo.2が無かったので長期不良在庫のトヨタのグリスを。トヨタのはカスタードクリームのような色しておりますが、日産のは飴の様な色合いですね。この手の作業をしている間にバックプレートとケージの塗装をしておきました。
バックプレート取り付け部分は大きめのワッシャーを入れネジ箱に有った適当なボルトに交換しました。ダメ押しでまた黒にぬります。
最後にローターを付けておしまいですが、ふと気になったグリスキャッチャーというサービスホールを見るとここが泥で詰まっております。。。。それでか。先に書いた違和感とはここが泥で閉塞していたので内圧や空気が抜けることが出来ずに結露していたようです。時々このサービスホールの事を知らずにローターで塞いでいるケースもあるので注意を。正しくはこの様に開放しておく必要が有りますので。
この様に何とか復旧しましたが、色々と課題が残る作業でした。また反対側も行わなければなりません。またあの状況とご対面かと思うと気が重いですね。
Posted at 2014/06/09 09:01:42 | |
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GQという名の漁船 | 日記