2025年02月08日
走行充電器導入検討のお話 JB64W
今、車中泊入門族からの大きな注目を集めているのが、ポタ電を走行充電するための画像の装置であります。
現時点で3種類のものが販売されていますが、画像の装置は、最大560Wの充電量を誇り、唯一他メーカーのポタ電も充電可能な汎用性に優れた商品として特に注目を集めています。
ちなみにお値段は、尼村でなんと44%引きの「38,080円」となっていますが、なお結構な価格となっています。

しかし私の場合、画像の車中泊用クーラーや、その他ポータブル冷蔵庫、電子レンジなどをポタ電で稼働させようとした時、積載のソーラーパネル最大100W少しほどの充電では全く不足しており、そのため現在導入しているインバーター充電300Wよりもっと多くの走行充電量を求めてしまうというのは人情というものであります。

本件走行充電の方法は、オルタネーターの余剰発電力を直流のまま効率的に500W以上でポタ電に充電しようというもので、MC4すなわちソーラーパネル用の直流充電ソケットを利用しているものであります。
したがって、走行中にソーラーパネル充電との併用はできないという弱点があり、キャンプ場所でMC4ソケットを走行充電器からソーラーパネルに切り替えることを要します。
ここで前もって重要事項を確認しておきますが、この走行充電器はあくまでポタ電を充電するためのアイテムということであります。
規模の大小を問わず本格的なキャンピングカーには「サブバッテリーシステム」が搭載されていて、このサブバッテリーがエアコン、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、照明などへの電力供給源となっています。
このサブバッテリーの充電にも専用の走行充電器が使われており、これがオルターネーターの余剰発電力をすでに喰ってしまっているために、ここにさらにポタ電充電用の本件走行充電器を併用することは全くもってできないということであります。
すなわち、本件走行充電器はサブバッテリーシステムが搭載されていない場合に利用できるということであります。

車中泊シーンにおけるポタ電への充電5方法がまとめられていましたので、紹介して注釈しておきます。
◯シガーソケット充電は、発電量が少なくて実用的ではないばかりか、限界までの連続使用を想定した品質とはなっていないようで、ソケットが焼けてしまうというトラブルが頻発しています。
◯インバーター充電は、オルタネーターの余剰発電力を利用するものですので、余剰発電力を利用する他の充電システムとの併用はできません。また、DC12V→AC100V→DC12Vといった極めて大きな交換ロス(そのための発熱とファンの稼働あり)があるために、充電量が制約されてしまって大容量の充電は期待できませんが、何種類もあるピンキリのインバーター機器を使用しますので、うまくすればシステムの構築はとても安価に済ませることができます。
ただし当然ながら、インバーター機器にアイソレーター機能※はありませんので、車体バッテリーへの充電状況を全く鑑みずにポタ電への充電を好き放題に行って、うっかりしていると大変な状況に陥れてしまいますので、ポタ電側において充電量制御ダイヤルのあるものなどを選択しないとこのトラブルを避けることはできません。
※ここで言うアイソレーターとは、オルタネーターの電力をメイン(車両用)バッテリとサブ(架装用)バッテリーとに振り分け、さらにエンジン停止時にはそれぞれのバッテリーが干渉して共にバッテリー上がりになるという状態を避けるために使う物です。
◯ソーラーパネル充電は、とにかく季節、天候、時間帯により発電量が変化して不安定、不確定であるために、特定量を当てにはできないのが大きな弱点であり、MC4コネクターを使用しますので本件走行充電器との併用はできません。
◯サブバッテリー充電は、すでにオルタネーターの余剰電力を利用しているために本件走行充電器を併用することはできません。従いまして、ポタ電を充電するためにはサブバッテリーからの充電となり、DC12V→DC12V→AC100V→DC12Vといった極めて大きな交換ロスとなり、エンジンを運転しておかないと常時満タンにしておきたいサブバッテリーの容量を減らしてしまうという弱点を抱えております。
しかし、私はこのシステムは未構築ですので考察外となります。
◯最後に本件走行充電器は、車体バッテリーへの必要な充電量を維持しつつ、余剰発電力を効率よくポタ電に回してくれますので、変に気を取り回す必要がなく大量の充電ができてとても良いのですが、とにかくその分お高いのが難点であります。
3,800円なら即買なんですけどね…(汗)
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ジムニー | 日記
Posted at
2025/02/08 15:38:10
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