2022年05月31日
画像は、SL125Sの12V化カスタムの施工に伴ってお役御免になった「台湾製の6Vバッテリー」であります。
昨年の10月に交換しましたので、7ヶ月ほどの使用期間になります。
7ヶ月もの期間が経過しているにもかかわらず、バッテリーの液面は画像左側のマイナスドライバーの先端が示すように、上限ラインと下限ラインの真ん中ほどであり、その減り具合は以前とは雲泥の差となっています。
これはSL125Sの姉妹車 CB125Sの後継車であるCB125JXにノーマルのまま乗っておられた方のブログ記事の一部であります。
レギュレーターの代わりにバッテリーそのもので電圧制御がされているシステムでのバッテリーへの負担の過酷さがよく表現されています。
この方もこのシステムに見切りを付けて、レギュレーターで制御がされる12V化に移行されました。
私が「人間レギュレーターシステム」を思い付いて実験したのは、このバッテリー負担の軽減にあったわけで、それはバッテリーの寿命を伸ばし、そしてバッテリーに繋いだパイプから噴き出るバッテリー液(希硫酸)を止めて車体の塗装面を破壊させないようにするためでありました。
実験結果ではバッテリー液の減少が非常に少なく、これに伴ってパイプからのバッテリー液の噴き出しは無く、そして何よりもヘタリが少なくて本来の性能をほぼほぼ維持できたことから、このシステムの意義は一応のところで確かなものはありました。
惜しむらくは… と言うよりも、最大のデメリットは、一定の理想的な充電圧を維持するための電圧計と睨めっこをしたままのライト類のオンオフ操作があまりに煩雑過ぎて、乗っていても楽しくない危険なバイクになってしまったことです。
そのような事情から他の皆さんと同じように12V化に踏み切り、もののついでにセミトラ化にも手を出したという次第であります。
6Vバッテリーはまだ十分に使える状態ですので、今後においてバッテリーが再生できるように、バッテリー液をガラス瓶に移し替えて、バッテリー内を乾燥させ、これらを保管することにしました。
この6Vバッテリーをこの先いつ使うんや?ということでありますが、それはもしSL125Sを元の状態に戻すことになったとしたら、その時であります(汗)
Posted at 2022/05/31 15:42:47 |
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SL125S | 日記
2022年05月29日
今日も朝からSL125Sの12V化とセミトラ化を進めました。
電気系のカスタムですので、画像にあるいつものテスターを用意したのですが、針がピクピクと痙攣するだけで、動いてくれません。
電池が無くなったのかと考えて交換しましたが、症状は同じです。
これはとうとう逝ってしまったに違いないと考えました。
そりゃーそうでしょう!?
確か、中学2年だったか、技術という授業において、基盤に電子部品をハンダ付けするという実習で組み立てた教材がこのテスターであります。
おもちゃみたいなものですので、機能は必要最少限のシンプルなものですが、それ故に使い勝手が抜群なために今日まで使っていました。
SL125Sの年齢とほぼほぼ同じということになり、その間、こういうものはやらないのかもしれませんが、手入れは一度も行っていません。
たまに使う電気機器ですが、とうとう経年劣化でお釈迦になったのでしょう。
よく50年ももってくれたものです。
人様は「物持ちが良いお人」とおっしゃるかもしれませんが、浦島太郎のように、知らないうちに半世紀の年月が流れていたというだけです。
電気系の作業はテスターが無いと確証を得ながら作業ができないので、とても困りますが、さーてどないしまひょ?
今日はテスター無しでの作業を強いられますが、次の作業ではちゃんと用意しておきたいので、すぐに配達をしてくれる尼村で画像のテスター(世界中で一番の信頼性がある日本製)を注文しました。
今日の電気系カスタムではなんとかテスター無しで12V化とセミトラ化を行い、エンジン始動にまで漕ぎ着けましたが、次回はウインカーリレーとデュアル温度計が中華から届くのを待ち、このテスターを使ってカスタムを完成させたいと思います。
ちゅなことで、壊れたテスターを捨てる前に、ものは試しにと思いまして、パンパンパンと半ばヤケ糞で叩いてみたら、何ということでしょうか …
針がちゃんと動くようになってしまいました(汗)
50年前の電化製品は叩くとなおるということをすっかり忘れてしまっていたのであります(汗)
Posted at 2022/05/29 18:01:53 |
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SL125S | 日記
2022年05月19日
昔々のバイク界では有名であった朝日電装製 汎用ゲージキャップ(燃料計)の復刻版を落札しました。
ガソリンタンクのキャップと交換をして使用するものです。
照明が無いので夜間は見えませんが、同じく昔々のお話として、当時の2台目のバイク ホンダ CB450EXに取り付けていて、大変重宝していました。
ゲージキャップを取り付けたまま、CBを売り払ってしまったのか、今となっては残念ながら手元にはありません。
SL125Sの12V化とセミトラ化の施工に向けて、その準備を鋭意推進していますが、一緒にこのブログのコンセプトの一つである「コックピット…メーター周り」のリニューアル化も考えています。
その一環として今回新たに、画像のデュアルデジタル温度計(油温計として使用)とともに、ゲージキャップを導入することにしました。
50年程前の当時物は、画像のように今もヤフオクで取引きがされていますが、安い物でも前回の記事にある売却したキャブレターほどの落札価格に高騰しているため、私には全く手が出せません。
今回落札した復刻版は、当時物の落札価格の半値を大きく割って出品されていましたので、急遽思い切って導入を決めたという次第であります。
ただ、単純なメカニカル式なのに、常識から考えてもちとお高過ぎるような気がしないでもありませんが、SL125Sのコックピットが賑わうことを考えれば、多少の出費は仕方がないと思ってしまう私です(汗)
最後に …
ゲージキャップを導入して整理ができたことがあります。
それは、ゲージキャップには鍵がないために、4Ways2Keysを「3Ways1Key」に整理することができ、エストレヤやエポ PV60と同じになったのです。
Posted at 2022/05/19 09:14:56 |
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SL125S | 日記
2022年05月17日
ヤフオクの闇の中で、エポを手に入れ、全てがボロボロのところ、エンジンも他のパーツに負けず劣らず、ど不調の代表選手のような状態で、当時はセッティングにしばらく悩み続けておりました。
キャブレターの交換によって解決を図ろうと考え、二つ目のキャブレターとして、ヤフオクで画像の「キャブレター、アクセル、ワイヤーのセット」を、送料込み7,000円ほどで落札しました。
フロートチャンバーの中はかなり汚れていましたが、綿密なオーバーホールによりなんとか使えるものに変身させました。
アクセルとワイヤーは不要でしたので、ヤフオクに出品をしましたら、探し求めている人はいるもので、落札があり、ショバ代を差し引かれて 3,000円少しが懐に入りました。
二つ目のキャブレターも外側を綺麗にしていました。
しかし、やはりこのキャブレターも、高速域ではもう一つ満足なセッティングは出ませんでした。
そこで、ご存じのように三つ目のキャブレターとして、同じミクニ製ですが、ハスラー50用の旧式のど汚いキャブレターを送料込み4,000円ほどで落札し、願いを込めて丹念にオーバーホールをしました。
そうしましたら、これがまぁーどうでしょう!?
ライトチューニングエンジンのエポ PV60にドンピシャでありました。
今は見違えるように元気よく走ってくれています。
そう!私は格安で手に入るど汚いキャブレターが大好きなのです。
お値段もそうですが、ど汚い状態をオーバーホールして綺麗にする作業がとても好きですし、得意なのです。
こうなると、二つ目のキャブレターは不要となります。
いつものように処分するためにヤフオクに出品をしました。
そうしましたら、これがまぁーどうでしょう!?
お二人の病的な競合いが展開されてしまい、結局のところ驚きの25,000円ほどで落札されました。
先日、ショバ代を差し引かれて、23,000円ほどが懐に入りました。
7,000円ほどで買った汚いキャブレターは、まず、アクセル・ワイヤーを3,000円で売り払い、三つ目のキャブレターを4,000円ほどで買い加え、そして、キャブレター本体を23,000円で売り払いました。
「±」すると、三つ目のキャブレターを手元に残して「15,000円ほど」の儲けとなったわけです。
これはまさに丸儲けちゅーやつですな!!
しかし、これはそんなに驚くような話ではありません。
こういうことは、よくある話です。
ヤフオクなどを舞台に商売をしている人は沢山おられます。
私は単に必要物資の調達と不必要物資の処分をするのに、ヤフオクを利用しているだけですが、その中で儲けたり損をしているというだけなのです。
もちろん、できるだけ利益は多く、損失は少なくというリスクマネージメントをしながらですが…
ご存知のSL125Sのスペアエンジンなんですが、当時の落札相場の10倍のお値段で売れてしまったのもその一つです。
冷やかしで出品していたところ、たまたまブラックバスの如く、喰らい付いてくれた人がいただけのお話です。
このスペアエンジンで大儲けをして、この資金を使ってエポで大損をした … ということでありますが、少なくとも言えることは大儲けがなければ、今のエポ PV60の存在は絶対にあり得ないということです。
まさに人生そのものの縮図のような出来事です(笑)
SL125Sと言えば、シートなんかは今、二つ目のリプロものから三つ目の純正リビルドものに交換をして装着しています。
差額支出はほとんどなしで、良いものへ良いものへとバージョンアップをしました。
この三つ目のシートはまだ正式にお披露目をしていませんので、機会があればご覧いただきます。
さてこのように、ヤフオクの闇の世界ではこうした大儲け話や大損話は何回も経験するところです。
昔ハマっていたパチンコみたいなもので、ある種の博打です(笑)
私が昔ヤフオクで収集をして今も大切に保管をしているLS製などのGUNプラモのように、スーパープレミアが付いて超高額になって売れてしまうという場合もありますが、苦労してのリファインやオーバーホールによりその手間賃分が大いに評価加味されて、お値打ちが格段に上がる場合も少なくありません。
今回の二つ目のキャブレターがまさにその場合なんでしょう。
一つ目のキャブレター、すなわち、エポに最初から取り付けられていたキャブレターは、穴が開いていたフロートを新品に交換しているほか、細かいところまでオーバーホールをして外観も磨いて綺麗にしていますので、これも!……… と、今、二匹目のドジョウを鋭意狙っております(笑)
セッティングが出るかどうかは関知しませんが…
Posted at 2022/05/17 21:03:32 |
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エポ | 日記