2022年04月23日
1ヶ月ほどの期間を費やして2シーターカーのアクティブ油温管理システムを完成させました。
本日の作業に時間は費やしていません。
オイルブロックに取り付けているフィッティングの片方(コアへオイルを排出する側)が、エキパイ根元の直近に位置しますので、ここに遮熱布を撒いて排気熱の影響を排除しました。
コアからオイルブロックへ戻されるオイルの油温を測定するために、当該フィッティングに温度センサーを取り付けました。
その際に外気による温度センサーの温度低下を排除するために遮熱布を撒きました。
コアの冷却ファンの配線を、エンジンルームの冷却ファンに並列に接続し、エンジンルームの冷却と同時にコアの冷却が行われるように設定しました。
なお、エンジンルームの冷却ファンは、温度センサーにより一定以上の温度に達した際に作動するように自動制御しています。
この車はMRであるが故に、エンジンの熱処理が厳しくてエンジンルーム内が熱くなり過ぎるので、走行風の取込み強化を行うとともに、渋滞・停車時での対策として冷却ファンによって強制的に熱排出を行うシステムを構築しています。
また、そのような熱環境ですので、油温に関しては、外気が低い中を普通に走っていても、簡単に90℃を超えてしまい、特に夏場では大変なことになっていますので、オイルクーラーは必須アイテムなのです。
油温計を取り付けていないと、油温が厳しい状態になっていることは知る由もありません。
こうしたことを「知らぬは仏」と言いますが、残念ながらほとんどのオーナーは仏様であります(笑)

油温計は、左側Aピラーの上側に備えており、温度センサーはオイルブロックに取り付けています。
なお参考までに、その下側には電圧計を、右側Aピラーの上側には油圧計を、下側には吸気圧計をそれぞれ備え、エンジンコンディション管理に万全を期しています。

センターコンソールに設置しているツインの温度計の右側は、コアからオイルパンへ戻るオイルの油温を表示しており、コアの冷却能力やその状態を知ることができるように設定しました。
なお、左側は室温を示しています。
下方にオレンジ色のランプが点灯していますが、これはエンジンルームの冷却ファンが温度センサーの測定によって設定以上の温度に達して作動した時のウォーニングランプであります。
この時、コアの冷却ファンも同時に作動しているということです。
以上が、アクティブ温度管理システムの一環として組み込みこんだアクティブ油温管理システムです。
ちなみに、アクティブ温度管理システムにはアクティブ吸気温管理システムも組み込んでいます。
この油温管理システムの冷却能力がどんなものかを楽しみにして、これからの暑い日々の中を涼しく走行したいと思います。
Posted at 2022/04/23 17:17:24 |
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2シーターカー | 日記
2022年04月16日
今日は、午前中に二・七日の逮夜参りとお墓への納骨を済ませ、午後からは1週間でかなり伸びてしまった空地の雑草を自走草刈機と手作業でやっつけました。
それが終わると、2時間ほどのフリータイムで、コア・アッセンブリーの取付けをしました。
画像はこの1枚しかありません。
車体下から上向きに撮影したもので、黄緑色↑の示す方向がフロント側です。
一応は思惑通りのセッティングができましたが、オイルフィルターとフィッティングがかなり接近していましたので、コアの端を削り取って目一杯外側に移動をし、必要最低限のクリアランスは確保したという、そんな作業がありました。
エンジンを始動し、オイル漏れの確認をしましたが、大丈夫そうです。
しかし、次回は念には念を入れ、もう少し時間をかけて漏れの有無を点検します。
仕上げとして、冷却ファンと温度センサーの配線工事をするとともに、エキパイ近くのフィッティングに遮熱布を巻いてオイルラインの養生を施し、これで完成となります。
Posted at 2022/04/16 19:19:32 |
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2シーターカー | 日記
2022年04月04日
2シーターカー用の新しいスリムなオイルクーラー・コアが手に入ったものですから、先週の土曜日に今年初めての草刈りをしに作業ベースへ行ったついでに、車庫に保管している2シーターカーの右リアタイヤを外し、ジャッキアップをしてコアの取付けスペースを確認してきました。

フレームとサブフレームを繋ぐメンバーにコアを設置しますと、オイルブロックのすぐそばですので、オイルラインが短くて済み、システムはコンパクトにまとまりそうです。
コアは進行方向に対してスクエアではありませんが、工夫すれば冷却能力が落ちることはないでしょう。
この際ですから、JB64Wのシステムと同様に、制御式冷却ファンを取り付けて「アクティブ油温管理システム」を構築して、目に見える油温管理をしたいと考えています。
これはターボ車には有効なシステムなんです。

◯極小コアの冷却能力を補うために、より多くの新鮮なエアをコアに取り込めるよう、エアインテークを取り付けます。
◯コアのオイル流出口付近に油温センサーを取り付けて、冷却状態を監視します。
◯渋滞時には油温が上昇しますので、コアの冷却機能を発揮させるために冷却ファンを取り付けます。
◯冷却ファンは、温度センサーで作動するようにします。
コアそのものの冷却能力や冷却ファンの効果を知ることが出来ます。
ここまでやると、JB64Wのシステムと同等機能になります。
オイルクーラーシステムは、カーライフのベーシックで重要な部分の一つですから、エストレヤやSL125S、エポ PV60で色々とやらなければならない課題を一旦横に押し退けても、何よりもまずは一番にやらなくてはなりません。
Posted at 2022/04/04 19:34:40 |
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2シーターカー | 日記