2020年03月24日
ご存知のとおり、私は今、SL125Sのレストア シーズン2にかまけていて、みんカラの中では偉そうに「キャブ車は定期的なメンテナンスをしないと調子を崩しかねない。」なんて曰うております(汗)
ご存知かどうか知りませんが …
みんカラには登録していないのですが、私はカワサキ製の非力なバーチカル・シングル・クォーターバイク(絶版車)を、50年前の名車 カワサキ W1SAのシングル版のように仕立て上げて、青春の門の伊吹信介しゃんになったつもりで、ドコドコドコと重低音の小気味良いその鼓動に酔いしれながら田舎道をゆったりまったりと走っています。
チープなバイクではありますが、その味は今流行の高級なビッグでマルチなバイクにはない絶対的なものがあり、なかなか手放すことはできません。
ところで、このバイクはもう何年も前からガソリンタンクの燃料コックよりガソリンが薄らと漏れることがあったり、キャブレターはいつもオーバーフロー気味だったりしていて、燃料系のオーバーホールをしなきゃと思いながらも、椎間板ヘルニアを患って作業ができなかったり、これが快方に向かってもSL125Sのレストアにかまけたりしていましたので、ずっと騙し騙し乗り続けていたのでした(汗)
そんな中で昨日の気持ちよく晴れた朝、久しぶりにバイクで出勤しようと思い、このバイクの暖機運転をしていたら、急に咳き込んだ新型コロナウィルスのような、とてもとてもいやな感じでエンジンストールしたんです。
セルを回してももうエンジンはうんともすんともであります。
「あっ、ヤバ!!」と瞬間的に頭を過ぎりました。
そう言えば、何年もエアクリーナーを点検していませんでした。
このバイクのエアクリーナーはスポンジ製なのです。
劣化すれば、粉になってしまう代物なのです(汗)
スポンジの粉がキャブレターを経由してシリンダー内に入ったのではないかと考えました。
もしそうであるならば、エンジンの腰上オーバーホールは必至であります。
左側のサイドカバーを外し、エアクリーナーボックスの蓋を外してエアクリーナーを引き抜きました。
案の定でありました(汗)
画像のとおり、スポンジは劣化して粉化し、ブローバイガスの還元の際に生じるオイルで湿って真っ黒になっていました。
指で抑えると腐った豆腐のように崩れて凹みます(汗)

えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!と大慌てで、ガソリンタンクとシートを取り除き、キャブレターを外して中を覗きました。
会社への遅刻は覚悟の上で作業に取り掛かりました(汗)
ふーーーっ!
キャブレターの中は汚れてはいません!
スポンジ粉はまだエンジンの中には侵入していないようです。
お〜〜〜神様!仏様!ご先祖様!
御ありがとうございます。
涙が滲み出ました。
エンジンがお釈迦になってしまう手前で、エンストという症状で私に警告をなされたものだと信じて止みませんでした。
みんカラでは偉そうなことを書いていますが、もう一方で自身は全然できていなかったのであり、これは恥ずかしながら有言不実行の何ものでもありません。
エンストの原因はまだわかりません。
プラグの火花がかなり弱いような気もしていますが、プラグは湿って被ったりはしてはおらず、ガソリンが来ていないような感じもします。
電気系なのか、燃料系なのか …
しかし、新しいプラグを買いました。
もちろん、新しいエアクリーナーを注文しました。
ガソリンタンクの新しい燃料コックも注文しました。
そして今日からキャブレターのオーバーホールを始めました。
詰まりなどはなさそうです。
こりゃー原因究明に難航しそうです(汗)
まぁいずれにしても、この際ですからこのクォーターバイクも軽くレストアしたいと思っています … 8年間本格的なメンテナンスはしていないですからね。
前輪タイヤの溝も浅くなっているしな〜 乗ってないのに…
Posted at 2020/03/24 22:08:49 |
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