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2020年04月04日 イイね!

エストレヤの調子が回復したお話 エストレヤ

エストレヤの調子が回復したお話 エストレヤ10年近く乗りっぱなし(とは言っても7,000km少しばかりしか走っていないのですが…)のエストレヤが2週間前についに不調領域に迷い込んで脱出できない状況と相成りました。
原因は「オーバーフロー」であることは素人ですが長年の経験から察しが付きます。

400円の新品フロートバルブと、画像にはありませんが800円の新品フロートチャンバーガスケットに交換してから油面調整をしたのですが、ドンピシャとなるまで、オーバーフロー症状と、その真逆のガソリン途絶症状の繰り返しとなる大変な作業となりました。
メーカーが指定しているちょうど良いところは、ガソリンが途絶とならずにオーバーフローをしない、そのギリギリのところなんです。
そのギリギリという範囲が極狭いのです。
その狭いところへ来るように調整をしたいのですが、クランクケースとフロートチャンバーとの間が狭くて4本のボルトをドライバーで回すのに手間がかかり、そんな作業に大いに時間を費やしてしまいました。
当然ながら血圧はかなり上昇していたと思います。
自分の鈍臭さに怒りを覚えたことは数え切れないほど… (汗)
フロートチャンバーが、SL125Sのキャブレター PW22のようにワイヤーでロックするやり方であれば、取外し・取付けはいとも簡単に行えたんですが …

心にゆとりなど全くあるはずもなかったので、そんなとんでもない非生産的な苦労をしている様子を写した画像は一切ありません。
言葉で説明すると、
①フロートチャンバーを開ける。
②フロートを外してバルブの位置調整をする。
③フロートを取り付ける。
④フロートチャンバーを閉じる。
⑤燃料コックを開けて油面を確認する。
⑥燃料コックを閉めてフロートチャンバー内のガソリンを抜く。
というルーティンなのですが、これをたぶん100セット以上はこなしたように思います。
ドンピシャの状態まで持って来るのに、半日を2回=丸1日の時間を要しました。

油面は画像のように、フロートチャンバーの底にビニールパイプを取り付けて、サイホンの法則により確認をします。
ドンピシャの油面というのは、フロートチャンバー上部端のところなんですが、とにかくフロートのバルブ位置調整が極めて繊細で、ドンピシャのところに持って来ようとして、少しでも余計に曲げてしまうと、思っている以上に油面が変化し、逆の症状に変化してしまうのです。

よくもまぁ根気よくやったものです(小さい頃、母親からはよく「ほんまに根気のない子やわ」などと罵られていたのにですがね(笑))。
だいたい、ズブの素人には「作業の勘」というものを全く持ち合わせていないので、余計に時間を要したのであります。
SL125Sのレストア シーズン1の際もやりましたが、設定がシビアでないためにもう少しアバウトな設定で済ませることができました。
シーズン2ではゲージですでにセッティングしていますが、微調整を強いられることになるでしょう。
そうなると、今回の経験を活かせたら嬉しいです。

オーバーフローやガソリン途絶が何かの拍子にいつ再発するかもしれませんので、すぐに対応できるようにビニールパイプはそのまま取り付けて、普段はフロートチャンバー底の栓を締めておくことにします。




上画像は、スポンジ製のエアフィルターが劣化して粉化した様子です。
下画像は、交換した新品のエアフィルターです。
オーバーフローを修理するのに大変な苦労を強いられましたが、この粉がエンジン内に吸い込まれてしまえばそれどころではありません。
事前に発見・交換できて本当に幸運でありました。
エンジンの腰上オーバーホールとなればもっともっと大変であり、持病の椎間板ヘルニアが再発してしまいます。
キャブ調整と燃料コックの交換だけで済んだことを大いに喜びます … 何事もポジティブ シンキングなのであります(笑)



以前からガソリンタンクの燃料コックからもガソリン漏れが少々ありました。(予備燃料切替コックの丸いパッキンが劣化して何箇所にもわたって亀裂が入っていました。)
さらにエンジンの負圧を利用したオン・オフ自動コックの調子が良くなかったので、この際、オーソドックスでシンプルなオン・オフ・リザーブのコック手動切替式のものに交換しました。
さらに燃料パイプの途中にオン・オフ手動コックをかまし、二重のコックにしてガソリンの漏れ防止を徹底しました。



アイドリングは 1,150rpm で頗る安定し、アクセルのツキも良く、完全に元の調子に戻りました(嬉)
ほんと、やれやれです。
これでSL125Sのレストア シーズン2に没頭できます。
残すパイロット(スロー)スクリューの微調整は、少し走った後に行います。

私の「コックピットカスタム」と「オイルクーラーカスタム」はこのエストレヤとて例外ではありません。
コックピットは、他のカスタム車のようにメーターをずらりと並べるのではなく、多機能ワンメーターにして、旧車バイク感が損なわれないように配慮してカスタムしました。
タコメーターは当然として、電圧計や油温計、気温計、時計等々が表示できます。
燃料計もあるのですが、ガソリンタンク内に計測ゲージが備わっていませんのでこれは表示できません(笑)
また、油圧警告灯もあるのですが、油圧スイッチを取り付ける適当な箇所がありませんし、大きな油圧値は期待できないので保留となっています。

メーターの左下側に示す数値は、油温であります。
気温と切替表示となっています。
油温センサーは、ドレンボルトアダプターにより取り付けています。
エンジンのオイル漏れはなく、クランクケースもオイル漏れはなく、とても綺麗なエンジンユニットであります。
オイルクーラーはオーバークールを防止するために、現在コアの前にカバーを付けています。
前ブログに記しましたが、エストレヤもコアのオイル流出口に温度計を取り付けて油温計の温度と比較しながら冷却管理をしたいと思っています。
Posted at 2020/04/04 14:40:59 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記

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「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! エンブレムの複製 https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/7523005/note.aspx
何シテル?   10/09 10:16
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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