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2020年05月09日 イイね!

コアのレイアウトのお話 SL125S

コアのレイアウトのお話 SL125SSL125SEスペアエンジンのレストア(オーバーホール)が終わり、キャブレターヒート対策やらサイドカバー取付方法などいくつかの課題を解決しつつある中、エンジンの載せ換え作業に先んじて、オイルクーラーのコアの取付レイアウトについて、一考しました。



2本出ているダウンチューブの上段に取り付けるレイアウトです。

デザイン的には理想的です。
しかし、小さな車体ですので、Fフェンダーとの隙間に全く余裕がありません。

それにしても、コアの左右にある2本の青い棒が、車体のブルーと完全にマッチしてコーディネートしたみたいです。



ダウンチューブの中段に取り付けるレストアなのです。

ここは遮られるものはなく、余裕で取り付けることができそうです。
デザイン的にも問題は無いと思います。
エストレヤもこの位置にコアを取り付けています。
エストレヤと違ってアップフェンダーであるために、前輪が跳ね上がる泥や小石を避けることができない位置ですので、これの対策さえすればいいと思います。


  

ダウンチューブの最下段に取り付けるレイアウトです。

デザイン的にはもう一つですし、前輪が跳ね上げる泥や小石をまともにコアに受けてしまいます。
それに悪路を走行した際、地上の石などの突起物に衝突した時はコアにまともにダメージを与えてしまい、オイルが噴き出るかもしれません。

ところがです。
このレイアウトは捨てがたいものがあるのです。
脆弱なオイルポンプではこの位置によって障害は発生しないように思うからです。

以前説明しましたが、通常のオイルクーラーはオイルポンプから押し出されて送られて来たオイルを冷やします。
しかし、このオイルクーラーシステムではオイルポンプがオイルパンから吸い上げるその途中のオイルを冷やします。
オイルポンプが押し出そうが吸い上げようが、オイルポンプの負担はあまり変わらないかもしれませんが、オイルポンプより高い位置にコアがあると、エンジンの始動初期にこの高低差によってオイルポンプに通常より大きな負担を掛けることになり、あの小さなオイルポンプには酷に思えて仕方がありません。

もう一つは、コアのニップルの向きです。
通常、下向きに付けます。
それはオイル交換などの際に、コアからオイルが抜け落ちるようにするためです。
しかし、このバイクの場合は、ニップルを上向きにし、コアからオイルが抜けないようにして出来るだけコア内や前後のホースにエアをかまさないで、エンジンの始動初期の負担を少なくしてやりたいのです。

オイルポンプがうまくオイルを送れなくなってしまい、焼き付きなどの故障を誘発させてしまったら、何のためにオイルクーラーを取り付けたのかわからなくなり、本末転倒だと揶揄されるのは必至であります。
そのために普段あまり考えたことのないリスク管理の領域に足を踏み入れているのであります。

超暇人ですから … (笑)

※各画像に写るエンジンは、レストア シーズン1で手掛けたメインエンジンです。
近々、これを最強のスペアエンジンに取り替えるのです。
Posted at 2020/05/09 10:14:33 | トラックバック(0) | SL125S | 日記

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「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! エンブレムの複製 https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/7523005/note.aspx
何シテル?   10/09 10:16
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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