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2020年06月28日 イイね!

理想的なオイルクリーナーのお話 四輪2車二輪2車

理想的なオイルクリーナーのお話 四輪2車二輪2車今回はオイルクリーナーについて、ウンチク平 モリチク平をします。

オイルクリーナーというワードは、オイルを綺麗にするものという意味で、その類の総称であり、次の名称により分類されます。

◯フィルター式
オイルを濾過するもの … 血液を濾過するもの、腎臓の機能と同じです。

 ●エレメント式
オイルフィルターに内蔵されている「紙」や「不織布」で出来た濾材がエレメントと呼ばれていることから、この種のものはオイルエレメントと呼ばれています。
この名称がオイルクリーナーやオイルフィルターに代えて使われることはしばしばあります。

画像のカセット式オイルエレメントは、四輪では当たり前であり、大型二輪にも採用されています。
カセット式ではなく、濾紙だけを交換するタイプもあり、中型二輪を中心に採用されています。
オイルクリーナーの中では一番性能が良いので、ほとんどの車両ではこのオイルエレメントだけでオイルのクリーニングをしています。

とは言っても、この濾紙をすり抜ける極小の金属粉があります。
なぜなら、濾紙の目を小さくし過ぎると金属粉で目が詰まってしまってオイルが循環しなくなり、エンジンブローを引き起こしてしまうか、あるいはオイルポンプの高圧によって濾紙の一部が破れてしまい、そこから濾過していないオイルが循環してしまうかのいずれかであり、ロクでもありません。
オイル交換時に古いオイルがギラギラしているのは、この極小金属粉が油中で浮遊しているからです。

逆の方向から見ると、この極小金属粉は、エンジンの潤滑にはさほどの悪影響はないということだと思います。
しかし、素人が考えても、この極小金属粉すら油中にはない方が良いに決まっているのは火を見るよりも明らかであります。

 ●ストレーナー・メッシュ式
紙や不織布で出来た濾材よりも目が荒い「網」で濾過をしますので、クリーニングの性能はかなり劣り、大き目なもののみ除去します。
小型二輪を中心に採用されています。 

◯遠心分離式
オイルポンプから送り出されたオイルがクランクシャフトに繋がっている遠心分離装置に送られて、ここでオイルと金属カスなどの不純物を分離して取り除き、オイルが各部に送られます。

粘土のような微細な不純物が溜まります。
私見ですが、効率はあまり良い方では無いような気がします。
小・中型二輪を中心に採用されています。

◯マグネット式
ドレンボルトにマグネットを内蔵したり、先のオイルエレメントに内蔵したりしています。
特に、マグネットが内蔵したオイルエレメントはオイルクリーナーの王様であり、無敵ですが、とても高価で手が出せません。
それなら、マグネット付きドレンボルトを取り付けてオイルエレメントの弱点を補えば、同じく無敵になるではあーりませんか!?

 

うちの四輪2台はマグネット付きドレンボルトに交換していますので、オイルクリーナーとしては無敵ということです。
また、トランスミッションケースやデファレンシャルギアケースではオイルの循環がありませんので、マグネット付きドレンボルトを取り付けてギアから多量に発生する鉄粉を除去しているものが少なくありません。


SL125Sのオイルクリーナーです。

一つ目は、ストレーナー・メッシュ式オイルフィルターです。
クランクケース左側の一番下のオイルパンのところにそれ専用の円筒状のスペースがあるのですが、ここにオイルブロックをはめ込んでオイルクーラーを施工した関係で、オイルフィルターはオイルフィルターケースに入れてオイルライン上に移しています。

先日、マグネット付きドレンボルトに交換した際に、オイルフィルターケースの中を確認してみました。
画像をご覧ください。
出所不明の例の不気味な繊維類や、レンガ色の液状ガスケットのカス、それに金属カスはもう付着していません。
やはり、一時的に出る「オーバーホールのカス」でありました。
ほんと、ホッとします(嬉)



二つ目は、遠心式オイルクリーナーです。
右側のクランクケースカバーを開けた際に確認して清掃をします。
開けない可能性が大きいので、かなりのオイル粕が溜まることでしょう(汗)



三つ目は、先日購入したマグネット付きドレンボルトです。
古いオイルに漬けただけで、画像のように鉄粉が付着します。
ストレーナー・メッシュ式オイルクリーナーや遠心式オイルクリーナーで見逃してしまった極小の鉄粉をこのマグネット付きドレンボルトが除去します。

無敵に近いオイルクリーナーシステムとなりました。
次回のオイル交換がなぜか楽しみになってきます(笑)


最後はエストレヤのオイルクリーナーです。

濾紙だけを交換するタイプのオイルエレメントであります。
オイルクリーナーはこれだけしかありませんので、マグネット付きドレンボルトを取り付けたいのですが、油温センサー内蔵のドレンボルトを付けているためにマグネット付きドレンボルトを取り付けることができません。

クランクケースのどこかにマグネットを取り付けることができれば、マグネットによる鉄粉除去は可能です。
今後の課題としましょう。
Posted at 2020/06/28 18:00:51 | トラックバック(0) | 日記
2020年06月28日 イイね!

兄弟車 CD125Sのお話 SL125S

兄弟車 CD125Sのお話 SL125Sこれは、1970年にSL125Sがデビューした時に、シングルエンジンシリーズとしてCB125Sとともに売り出された「CD125S」であり、3兄弟車の1台であります。
CDの冠とこのスタイルからして、完全な「実用車」となります。

ちなみに欧米ではCD125Sに替えてCL125Sが販売されていましたので、厳密には4兄弟車ということになります(笑)



前回お話した「テレスコピック型サスペンションカバー」が、しかも上:黒色、下:メッキのデザインで前後統一されていて、当時の実用車のトレンドの最先端であります(笑)
ハンドルは、アップ型で殿様乗りスタイルで疲れ知らずのライディングとなります(笑)
このバイクの荷台にはオプションのパッセンジャーシートが付けられています。
ガソリンタンクはCBと共用ですが、モノクロカラーリングで渋いです(笑)

このバイクだけでの話すが、クラッチワイヤーの取り回しが間違っています。
右側に持ってくるのではなく、キャブレターの左側からガソリンタンクの下を這わせてハンドルに持って来なくてはダメです。
ボンクラ整備とはこのことです(笑)

そのことはともかくも、エンジン性能はSLやCBと何ら変わりません。
マフラーはメガホンタイプでCBと共通です。
ただ、トランス・ミッションは実用車のそれで、4速ロータリー式となっています。
トップギアの減速比が1.00ですので、最終減速比を2.80(F:15 R:42)に設定して、トップ巡航時の回転数が抑えられています。

さて、予備パーツ 在庫管理2(↓URLをクイックのこと!)にエンジン類のパーツを掲載しています。
実はこのパーツの一部を使ってCD125S用のエンジン1基を組み立てることができます。
4速ロータリー式トランス・ミッションのエンジンであります。
これ用のチェンジペダルは今SL125Sに取り付けています(笑)

暇つぶしに組み立ててもいいのですが、それを何に使うんやとなると使い道がありませんので、パーツのまま保有しているのです。
しかし、今後処分していこうと思っています。
何せ、ちゃんとしたスペアエンジン※が1基あるのですからね。
※昨日付けで、今搭載しているエンジンがメインエンジンに昇格し、降ろしたエンジンはスペアエンジンに降格しました(笑)

誰かパーツを高値で引き取ってくれやー!!(笑)
Posted at 2020/06/28 06:24:25 | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! エンブレムの複製 https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/7523005/note.aspx
何シテル?   10/09 10:16
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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