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2021年01月09日 イイね!

キャブヒーターのお話 エストレヤ

キャブヒーターのお話 エストレヤここ数日は、朝方が氷点下となる寒さとなり、老体には応えるものがあります。
我が家の水道管の凍結防止のために、毎朝午前3時半に起きて温水ラインの蛇口を少しだけ開けてチョロチョロと水を流すという誠に辛い修行をさせられています(笑)
冷には暖で対応ということでしょうか。

今回もエストレヤの話題となります。
画像の赤色◯で囲んだ箇所は、エストレヤ 純正キャブレター ケーヒンCVK34の「キャブヒーター」であります。
CVK34は、テッペンにダイヤフラムが内蔵されたCVキャブレターであります。



CVKシリーズの全部がそうではないのですが、寒くなると、アイドリングが効かなくなったり、低中速での加速時にボコついたりと突然キャブレターの調子が悪くなるという症状が現れます。
これは空気が冷えるとガソリンが綺麗に気化しなくなるというものなのですが、この症状は「アイシング」と呼ばれています。
キャブレターを温める装置 キャブヒーターで繊細な気化装置(ノズル)辺りを温めてガソリンの気化を促進しようとするものです。
メーカーが取り付けているヒーターは、設定された温度になると、自動的にオンオフとなる機能を有しています。

初期のエストレヤではキャブヒーターが装備されておらず、冬季でのエンジンの不調が取り沙汰され、後のモデルからキャブヒーターが装備されて改善されました。
我がエストレヤは、不調に陥ることは全くありません。

昔、コマジェで取り扱ったCVK30も冬季の調子の悪さからスカイウェブ用のキャブヒーターを買い求めて取り付けた経験があります。
後付けでしたので、セッティングがうまく出ていなかったのか、調子を完全に取り戻すということはありませんでしたが…

余談ですが、コマジェは暖かい台湾のヤマハで製造され、日本が輸入しているスクーターですので、寒冷対策が一切されておらず、10℃を切ると必ず調子を崩しました。
私は、エキゾーストの熱を蛇腹パイプでキャブレターに導いて温めるといったカスタムやグリップヒーターをキャブレターやエアの入口に巻いて暖かくしようとするカスタムなど自分で考えた独自の対策を施していましたが、これでは十分ではなく、結局、キャブレターをCVK30に交換してキャブヒーターを取り付け、手動式のスイッチで作動させていました。
かなり厄介な対策でしたので、その分とても懐かしい思いがします(笑)



SL125Sのキャブレターはケーヒン PW22で、とても単純な構造となっているVMキャブレターです。
これは冬季での調子を崩すといったことは全くありません。
単に暖機運転の時間が伸びただけです。

PW22は逆に高温に弱いことから、ヒートガードを取り付けています。
カブなんかのVMキャブレターもキャブヒーターが付いているものはありません。
例外的に寒冷地仕様の郵政カブにはキャブヒーターが付いているという情報をどこかで見た記憶がありますが定かではありません。

キャブレターは暑いやら寒いやらでも何なりと対処をしなければならない、とても繊細で厄介な装置だというお話でした。
Posted at 2021/01/09 19:51:54 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記

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