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2021年02月07日 イイね!

オイルクーラー・ホースの劣化のお話 2シーターカー

オイルクーラー・ホースの劣化のお話 2シーターカー久方ぶりに2シーターカーのエンジンを始動して暖機運転をしていたら、あららのらー!、オイルクーラーのオイルラインからオイル漏れしてるではあーりませんか!?(汗)
どうも、オイルクーラー・ホース辺りから漏れている、そんなような …
ステンレスメッシュカバーの頑丈なやつのはずなんですがねぇー!?
なんで?なんで?なんで?(汗)

ホースの怪しい部分にウエスを巻いておきましたが、だだ漏れとなっています。
量的にはオイルクーラーライン分ですから、0.3Lほどでしょう。



不幸中の幸いは、漏れたオイルがカーポート内に留まっていたということです。
正確に言うと、ジワジワと流れ出てたので、側溝や道路に流れ出ることはなく、敷地内の煉瓦敷のその隙間から地中に全部のオイルが吸い込まれたということでしょうか!?
雨が降れば、虹色の油紋が浮き上がってくることは必定ですな!?(汗)



オイルブロックとオイルクーラー・コアを繋ぐ上下線のオイルクーラー・ホースを外します。
よく見ると、ホースのメッシュカバーがなんかゴワゴワしています(汗)

その向こうで、トランスミッションの底にへばり付いている箱状のものがそのコアであります。
エアインテーク・カバーを取り付けているので、一見してコアだとはわからないでしょう。
 
レイアウトの都合により縦向きで寝かせて取り付けています。
コアは後方より前方を少しだけ高くし、傾斜をつけて取り付け、走行風が下から上へ通り抜けるようにしていますので、多少の走行風は受けることができますが、もっと多くの走行風を受けることができるようにエアインテーク・カバーを取り付けたのです。

それにコアは、上部のトランスミッションとの隙間は極僅かであり、最低地上高もギリギリのところにあるため、地面との間に十分な余裕はありません。
路面に対してコアのヒダヒダが剥き出しだと、タイヤが跳ねる小石や路上の障害物がまともに当たって「破損→オイル漏れ→エンジンブロー(or リアからスピンアウト)→大事故」に発展するやも知れませんので、コアガードの役割も大いに果たしています。

現に、台風で土砂が道路に流れ込んだ箇所を通過した際に、案の定、小岩がエアインテーク・カバーに接触してカバーをもぎ取ってしまいました。
カバーは犠牲になりましたが、コアに損傷が無かったのが不幸事の幸いであります。
私の人生は、この件や後出にもあるように「不幸事の幸い」ばかりなんですが、コアが損傷しないように、荒れた道は避けなければなりません。

このように全く余裕がない状態ですので、JB64Wのように、コアの片面に電動ファンを取り付けて「アクティブ・オイル管理システム」なるギミックを施すことなどとても無理なのであります。

御覧のとおり、オイルライン(オイルブロック出→コア入→コア出→オイルブロック入)は、大阪のJR環状線(東京のJR山手線)のように「円」を描いたレイアウトをさせていましたが、今回の施工を機に前々から考えていた、上下線を一般的な「並行」のレイアウトに変更してしまいます。



外した上下線のオイルクーラー・ホースであります。
円を描いたレイアウトでしたので、ほぼ同じ長さであります。

ゴアゴアしていた部分のメッシュカバーをグラインダーで切り開いて、包まれていたゴムの状態を確認します。



上下線ともゴム部分全体が劣化してヒビだらけのボロボロになっています(汗)
たった6年弱の経年でこんなに劣化してしまうもんなのでしょうか? 中華製は!!

それにしても、走行中にオイルが吹き出していたら … そう思うとゾッとします。
これも不幸中の幸いであります。
あ〜〜〜っ、クワバラクワバラ(汗)



新しくセッティングしたホースです。
上り線のホースはオイルクーラー・コアの横を這わせながらコア入に繋ぎますので、その分下り線のホースよりも長くなっています。
そして、コア入のフィッティングも、90°規格に変更しています。

今回調達したものは新品ですが、これも中華製ですので、4、5年後には交換する必要があるかもしれません(汗)



上の画像のリングは、フィッティングのオイル漏れを防止する金属パッキンであります。
左下の画像のように、フィッティングを締め付けた際に、凹に凸が食い込んだ丸い跡がはっきりと出ていれば、それはオイル漏れの発生は心配要りません。
しかし、右下の画像のように、その跡が全然残っていないとオイル漏れの発生を心配しなければなりません。

この車に取り付けているオイルブロックの凸とホースの凹は相性がいいので、オイル漏れの心配は要りません。
しかし、オイルクーラー・コアの凸の形状に問題があってオイルクーラー・ホースの凹との相性が悪いので、コア出入口のフィッティングに金属パッキンを使用します。

ちなみに、JB64Wにオイルクーラーを取り付けた際は、それぞれの凸と凹の相性が事前にはわかりかねましたので、4箇所全部に金属パッキンを使用しています。
なお、このJB64Wにも中華製ホースを使っていますので、気を付けなければなりません。



仮付けをしました。
エキゾーストパイプと並行に通るオイルクーラー・ホースには、耐熱布を四重に巻いて、排気熱からホースを守る対策をしています。

オイルラインを大阪環状線(東京山手線)のレイアウトにしていた時、上り線はエキゾーストパイプと直角に立体交差させていましたので、耐熱布は少しで足りましたが、今回、大量に使いましたので手持ちの耐熱布が全部なくなってしまいました。

リアにあるエンジン・ルームはとても狭くて一番小型のオイルクーラー・コアでさえあそこに縦向きに寝かせてしか取り付けることはできません。
必然的にホースはエキゾーストパイプに並行に取り付けることになってしまいます(汗)
このオイルクーラーでのレイアウトは、1週間寝ずに思案して決めたものであり、おそらく世界でオンリーワンだと思います … いや!違いありません!!

縦方向なんてとんでもなく効率が悪いレイアウトとお思いかもしれませんが、初代プレオのインタークーラーがボンネット内のエンジン上にこの方法で取り付けられていましたので、エアインテーク・カバーも含めてこの考え方を丸パクりしました(汗)

この方法なら、カバー入口に「ドア」を設け、これの開閉量により走行風の導入量を調整して四季に合った冷却能力の設定ができます。
冬場のオーバークールはどうしても防がなくてはオイルクーラーを取り付けたことが本末転倒となってしまいます。
当然ながら今の時期、ドアは全閉にしています。



エンジンを始動してしばらく空ふかしをし、オイル漏れが無いことを確認した後、走行中にオイルクーラー・ホースが踊らないようにこれをまとめて固定します。
やっとこさ出来たと安堵し、ホッとする瞬間です。



最後にオイルクーラー・コアのエアインテーク・カバーの後部を開けてみました。
少しですが案の定、枯葉が溜まっていました。
路上に落ちている枯葉が車体下の風の流れで舞い上がって吸い込まれるです。
F1のピット作業でクルーがラジエーター・エアインテーク内に腕ごと手を突っ込んで掃除をしている風景を思い起こしてしまいます(笑)



この車に使用しているサーモスタット付きオイルブロックです。
とても狭い環境ですので、オールインワンのオイルブロックを取り付けるスペースがありません。
苦肉の策として、油圧センサーと油温センサーを組み込んだオイルブロックの上に、このオイルクーラー用オイルブロックを重ねて取り付けています。
オイルブロック内に組み込まれたサーモスタットの働きのイメージは下手なイラストをご覧ください(笑)
なお、サーモスタットは、完全にオイルラインを塞いでオイルクーラー・コアをスルーさせることはできませんので、このことを付け加えておきます。




百均のライトです。
ボンネット内やアンダーフロアでの作業では、手が塞がれているためにライトが固定されている必要がありますので、裏側に強力な磁石を取り付けて、鉄板にくっ付けて使います。
今回もオイル漏れのチェックやオイルラインの取回し時に活躍しました。

スポットランプも不可欠な明るさを有していますが、全面LEDでは爆光となりますので、直視をしてはなりません(笑)


今回のオイル漏れはある種のショックでありました。
そんなに早くにオイルホースが経年劣化するとは想像もしなかったからです。
走行中にオイル漏れ事故が発生しなかったことについて、神様仏様ご先祖様に感謝しなければなりませんが、今回のオイル漏れは相当なショックです。
ホースをJapanクォリティの信頼のおけるものに全車交換してしまおうかとも考えているくらいなんです。


P.S.


 
他に事例がないかと探していたら、みんカラさんにありました。
この方がご使用のホースもHPIという中華製でしょうね!?(笑)(汗)
それとも私が6年という年月をとても短く感じてしまう年齢になってしまったということなのでしょうか?

ところで、この方のホースは悪い箇所を除去して再利用がされていますが、私の場合、ホースの全体にひび割れが発生していましたので全替です。
やはり中華品質は、Japan クォリティにかなり劣りますので、日頃からそのことを念頭に置いて扱う必要があります。


P.S.

オイルの一部を失いましたので、昨日(2/12)、オイル交換をする際に、再度、オイルラインと耐熱布の巻き方を見直しをしました。

リフトで車体を持ち上げていたならば、作業は効率的に行うことができるので時間はそれほど食いませんが、ジャッキアップと馬でやると、地べたに寝そべって、それそのものが障害物となることも多々あり、角度によっては寝そべっていると力が入らないし、そんな非効率な作業の中で無駄な時間を費やして、結局、日が暮れてしまい、オイル漏れはないものの、満足な仕上げができていません。

そのようなことで、初期に組んだオイルラインにもう一つ満足感がありませんでしたので、ラインを見直し、不格好であった耐熱布もスッキリして、今度こそ完璧な状態としました(嬉)
自画自賛!!(笑)

それにしても少走行で、なおかつ、メンテナンスが行き届いているので、アンダーフロアもとても綺麗な状態です。
自画自賛!!(笑)
Posted at 2021/02/07 19:11:26 | トラックバック(0) | 2シーターカー | 日記

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