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2021年05月09日 イイね!

プログレッシブ コイルスプリングのお話 エポ

プログレッシブ コイルスプリングのお話 エポ画像の左側のコイルスプリングは、ストレートタイプで、バネレートは一定であり、圧縮の硬さはどの時点でも同じで、ギャップの吸収特性に細工はありません。

一方、右側のコイルスプリングは、プログレッシブタイプで、バネレートが変化し、初期の圧縮では柔らかく、圧縮が大きくなればなるほど硬くなり、小さな凹凸は柔らかく吸収し、大きなギャップには踏ん張るといった特性が狙いです。
2種類のスプリングを繋いでギャップ吸収の特性に変化を持たせているタイプもあります。

そして、なんとあの貨物などに採用されている板バネ(リーフスプリング)は、長さの違う多板によってプログレッシブな特性を持たせているのはご存知でしょうか?

いずれにしても、ストレート コイルスプリングに比べて、プログレッシブ コイルスプリングはとてもメカメカしくて魅かれるものがあります。



エポの前後サスペンションについて見てみます。
フロントはこのプログレッシブ コイルスプリングが採用されています。
なかなか粋であります。
一方、リアはストレート コイルスプリングが採用されています。

今回、レストアのターゲットバイクとしてエポに白羽の矢を立てた大きな理由の一つは絶滅危惧種の2stエンジンだということであり、そしてもう一つの大きな理由はもう絶滅してしまったオールドタイプのコイルむき出しのフロントサスペンションが採用されているということであります。
いずれもキーワードは「絶滅」であり、私のレストアはここに意義を持っているのであります(笑)

バイクの前後サスペンションのデザインはできれば統一されている方が綺麗でセンスが良いと思います。
その点、エポのサスペンションは前後ともメッキコイルスプリングがむき出しとなっています。

しかし、惜しむらくはリアサスペンションのコイルスプリングがストレートタイプでプログレッシブタイプではないことです。
私の主観としては統一性が少し欠けていて、この点が残念です。



画像は、スズキ ウルフ RT50というレジャーバイクであります。
エポと同世代の姉妹車であり、エポよりも少し出力が大きいエンジンを積んでおり、これはエポに積むことができます。

ウルフという名称ですが、スズキ バンバン50の再来を思わせるバブルタイヤを履いています。
砂地などのオフロード走行が想定されていますので、サスペンションのストロークがエポよりも大きく設計されています。
しかし、人気は今一つで生産終了となった哀れなモデルになってしまいました。

しかし、このRT50のリアサスペンションをよくご覧ください。
垂涎のプログレッシブタイプではあーりませんか!

調べてみると嬉しいことに、サスペンションの長さや上下の取付穴の径がエポと全く同じですので、エポにポン付けができるのです。

実はエポの純正リアサスペンションをレストアしようとしましたが、ストロークロッドが錆々で荒れており、いずれはオイル漏れに悩まされることになるのは目に見えています。

そこで以前から程度の良い、安価なリアサスペンションを探していたのですが、今回、RT50のリアサスペンションを手に入れることにしました。
そして、前後をむき出しのプログレッシブ コイルスプリングで統一するのです。
カッチョええー!!
Posted at 2021/05/09 22:09:10 | トラックバック(0) | エポ | 日記

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