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2021年05月25日 イイね!

組付けの大失敗のお話 SL125S

組付けの大失敗のお話 SL125S一昨日、作業ベースまでの往復にSL125Sを使用したお話をしましたが、実は往復100km余りの走行で異常が発生していました。

エポのカスタムレストアのテーマとは違う内容でしたので、今回改めて解決方法などを含めて記録したという次第です。

その異常は、作業ベースへの往路で発生しました。
走り出して30分ほどすると突然、スピードメーターの針がブレたり、止まったり、また正常な状態に戻ったり、そんな異常な状態が繰り返して発生したのです。

走行を続けながら当初は「中華製のTL125用のスピードメーターが逝ってしまったか。2千キロで逝くなんてやっぱり中華品質だな!」と毒づいていました。
しかし、スピードメーターケーブルに異常があるのかもしれないとも考えて、作業ベースに到着するやいなやすぐに予備のケーブルに交換をしました。

しかし、これも虚しく復路でもこの異常な症状は治ることはなく、自宅近くになると針はピクリとも動かなくなってしまいました。

帰宅後に、スピードメーターからケーブルを外してFタイヤを空転させたところ、ケーブルの先は回転しません。

交換したケーブルが走行中に断線したのかと考えて、ブレーキパネルからケーブルを外して、中のケーブルを回すと反対側はちゃんと回り、断線ではないことがわかりました。

こうなると故障箇所は、ブレーキパネル内にある「スピードメーターケーブルギア」にしかありません。
ここが破損でもしていたら、交換パーツが無いために、「往生しまっせー!」状態に陥ります(汗)



ブレーキパネルを開けると、内部に取り付けているスピードメーターケーブルギアが見え、赤↓はギアに付いている「爪」であります。

残念ながら画像はありませんが、一昨日に分解した時にはこの爪が外側に大きく開いていたのです(汗)



爪付きギアを取り出すには、赤↓の固定ボルトを外します。



爪付きギアを取り外すと、ブレーキパネルにはケーブルに繋がるもう一方のギアが見えます。



取り外した爪付きギアであります。
一昨日は赤↓の爪が外側に大きく開いた「ハの字」状態になっていました。

この爪は軟鉄でしたので、プライヤーでスクウェアに戻すことができます。




爪付きギアの爪は、ハブ側の2箇所の凹部に差し込むようになっていて、これにより回転が伝達されます。

確かな記憶はないのですがおそらくば、フロントの上下Wフェンダーの施工をした際に、この爪をきちんと差し込まないまま無理やり組み付けたのかもしれません(汗)
これは大失敗であります … わしゃー覚えてないけどな〜〜〜(汗)

ホイールのシャフトを締め込んだ際に、爪は外側に開いた状態になったのでしょう。しばらくは摩擦抵抗で回転が伝達されていたようです。
しかし、最後にはその開きがもっと大きくなって摩擦抵抗が無くなり、伝達が遮断されてスピードメーターの針がピクリとも動かなくなったのだと考えます。

そう言えば、一昨日、出発するためにカーポート内でSL125Sを動かした際に、フロントホイールから「キー」といういやな引きずり音が出ていたのです。
その時は「これはたぶんグリス切れだろう、グリスアップをすれば治るだろう。」と安直に判断をしてしまっていました(汗)



だいたいブレーキパネルの取付方法が間違っていたようです。

爪付きギアをハブに取り付けた状態で、ブレーキパネルをはめ込むのです。
そうすれば、爪が凹から外れた状態になることはありません。



ブレーキパネルを隙間なく綺麗にはめ込んだ状態で、爪付きギアの固定ボルトを締め込めます。
そして、ブレーキパネルがハブから外れないように手で押さえながら、サスのボトムケースに取り付ければいいのです。

この作業行程についてサービスマニュアルを確認しましたが、残念ながらそこまでの記載は無く、取付方法の真偽はわかりませんでした。
しかし、この方法なら間違いのない組付けができるはずです。



この作業の際に、スイングアームの左側後半部の塗装が荒れていて錆が発生し、腐食しているのが目に入りました。

原因は、すぐに判断できました。
充電圧が少し高い状態でのバッテリー液の活発な蒸発により、圧抜きパイプから少しずつ漏れ出した希硫酸によるものです。
希硫酸は、塗装やプラスチックを溶かし、金属を腐食させてしまいます。

圧抜きパイプは、所定の位置にしておくと、漏れ出した希硫酸がチェーンカバーやスイングアームの前方部を腐食させるので、今の位置に変更しておきました。
しかし、走行風によって希硫酸の滴が撒き散らかされるようで、これが原因でこうした腐食が発生してしまったようです。



応急措置として、針金を使って圧抜きパイプの先をもっと外側に向けました。

今ほとんどの工具類は作業ベースに置いているので、エポのカスタムレストアが終わり次第、腐食箇所の修繕をしたいと思います。



最後は、チェーンの張り調整です。

新品のチェーンはすぐに伸びると言われていますが、安物のチェーンですから尚更です(汗)

帰宅中チェーンがスイングアームにあるガードに時々当たってカチャカチャ唸っていました(汗)
メーターの針は動かないわ、やはりタペット音が気になるわ、そこにチェーンがカチャカチャ鳴って五月蝿いわで、本当に疲れて帰宅していたのです(汗)


エポばかりにうつつを抜かしていては他の愛車が可哀そうですね(汗)
もっと他車にも気を配ります。
Posted at 2021/05/25 13:22:45 | トラックバック(0) | SL125S | 日記

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「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! エンブレムの複製 https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/7523005/note.aspx
何シテル?   10/09 10:16
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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