2022年08月19日
前回の記録から2週間以上も間を空けたのはほんと久方ぶりです。
この暑さで休日はエアコンのお守りばかりで、なすべきことが幾つもあるのに、何もしていません。
…かと言って、今回が何かのカスタムの記録かというと何もしていないのですから、決してそうではありません。
それではどんな内容であるかと申し上げますと、エポ PV60についてのウンチク平モリチク平を大いに垂れ流すものでありまして、カスタム記事までの埋め合わせ記事であることをご了承願います。
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新型オミクロン感染を避けるために、第7波以降は電車通勤はやめて、バイクやJB64Wでの通勤に切り替えています。
バイク通勤では、前籠装備で小さくて軽いために取回しが抜群のエポ PV60をそこそこ多用しており、今朝も出勤途上において買物の用を足す必要があって利用しています。
しかし、このバイクは「クセがスゴ過ぎ」でありまして、お世辞にも乗り易いバイクとは言えず、残念ながらカスタムによっても乗り易いようには仕上がっていません。
◯エンジン関係
9ポート 60ccボアアップエンジンの原付二種で、他の走行車に邪魔にならないようにと仕上げたつもりでありました。
しかし、抜けの良い「パワーフィルター&TS50用チャンバーマフラー」を装着しているために、より低速がスカスカになってしまっていて、4,000rpmを下回ると、アクセルを開けてもほとんどピックアップしてくれません。
発進時のクラッチミートを間違えると、全く加速ができない超お邪魔なバイクになってしまいます。
…かと言って、高回転域はどうかと言いますと、旧型キャブレターへの交換により以前よりは良くはなっていますが、完璧に調整できているとは言い難く、そのために、ゼロ発進では、原チャリスクーターに簡単に負けてしまう有様です(汗)
ハイギアード化により、5速 60キロ6千回転に設定していますので、4千回転では40キロであります。
5速で40キロを走ることができる減速比設定は悪くはないはずです。
チンタラ走りなら、5速 30キロ 3千回転でも何とかなりますが、これを維持して走り続けると、確実にプラグが被ってしまい、エンストするのは必定であります。
問題はローとトップはともかくも、2〜4速の間で4千回転を下回った時のボーっと唸って全然加速しない時の苛立たしさこの上無いことです。
最高速については、エンジンがぶっ壊れては困りますので、挑戦は一切していませんが、法定速度区域道路で他車の交通流に合わせて、70キロ※7千回転までは引っ張ったことがあり、少し余裕があったので、アクセルをもう一捻りすれば80キロには達したのではないかと思います。
※GPS速度計と比較 ~ 差は1キロ前後でしたので、ほぼ誤差のない状態
しかし、この回転を維持して走ることは、その甲高いエンジン音や不愉快な振動、さらには酷い操縦安定性からして、まっぴら御免な状態であります。
5速 50キロ5千回転が一番快適だと思っています。
タコメーターは、こうした操作上において、必要不可欠であり、初期から備え付けたことは賢明です。
さて、私は元々十代の時から、4ストシングル ハイギアード車で、ドッドッドッと鼓動を奏でながらゆっくりと走るのが大の好みでありまして、ピーキーなエンジンは全く好みではありません。
そのために、今の車検がなくて経済的でいつまでも無理なく維持ができるクォーターバイクの「カスタムエストレヤ」が他には絶対に存在しない私の理想のバイクとなっています。
エポ PV60のこの好みではないエンジン特性へと仕上げたのはこの私自身ですから、責めを負うのは全て自身であります(汗)
減速比はそのままで、低速トルクをもう少し太らせるために、エポ純正「ロングエアファンネル内装エアクリーナー」に付け替えてみようかと考えています。
また、高速域は、もう少し大きいメインジェットが有れば、これに付け替えてみたいと考えています。
エンジン始動時や加速時に吐き出す2スト特有の「白煙」は、オイルポンプの最適調整とオイルラインに噛ませているチェックバルブのお陰で、ほとんど出ていません。
分離給油のオイルが薄過ぎると、すぐに焼付きを起こしてしまいますので、そうならないギリギリのところまで薄く調整できており、これだけはバッチリです。
ラムエアシステムが有効か否かは、比較材料が無いのでよくわからないところですが、シリンダーヘッドのフィン温度が絶対的に130℃をオーバーしないことからすると、ある程度の効果の発生があるものと信じて止みません。
現時点のエンジン特性は、100点満点中、65点にも至らない状態ですので、せめて80点以上に持ち上げたいと考えています。
◯操縦安定性
小径タイヤ、車軸間距離の短さ、チープな前後のサスペンションとブレーキからして、長距離、すなわちツーリングにはすぐに疲れてしまい、全く適さないバイクです。
これが仕様で基本性能となりますので、何とも致し難い有様です。
特に元々の性能としては、発進時にブルブルとハンドルが小刻みに左右に揺れて、ふらつくことが多々あり、その対策としてステアリングダンパーを取り付けましたが、今度は低速時において反発して素直には曲がってくれないハンドリング特性となってしまいました。
ブルブルよりはマシかと思い、仕方なく特異な癖のまま運転をしています(汗)
他方、50キロを超える速度域では、柔らか過ぎるサスペンションの動きと効かないフロントブレーキが相まって、とても不安感があり、これも不満要素です。
それに私がチョイスした安物の前後ブロックパターンの半島製タイヤは大問題であり、とにかくグリップがありません。
リアタイヤはブレーキペダルを少し強く踏むとすぐにロックしてしまいますし、何より交差点のカーブを普通に曲がろうとした時でさえ、リアタイヤが外側へ流れていくのがわかります。
ロンスイにして直進安定性を増すという手もありますが、そんなことをするようなお歳ではないので絶対にやりませんが、その代わりに日本製のグリップと耐久性の良いタイヤには交換すべきと考えています。
操縦安定性は、100点満点中、25点有るか無いかの酷い状態にあります。
まぁ、こんなとても酷い有様ですので、3台の内、一番出来の悪い状態です。
しかし、2ストバイクというものは、絶対的な絶滅危惧種でありますので、私としては手放さずにいつまでも大切に可愛がってやろうと思っています。
Posted at 2022/08/19 12:31:50 |
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