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うりpapaのブログ一覧

2020年03月25日 イイね!

予備シリンダーのお話 SL125S

予備シリンダーのお話 SL125S前ブログでのエストレヤのトラブルについて、ヤフオク、ヤフショ、尼村に分けて必要パーツを掻き集めました。
そんな作業の中、ヤフオクでピックアップされていた出品物に「バイアルス TL125 シリンダー」があるのを見つけました。
同車は、SL125SEエンジンを流用した後継車で、スタイルはトライアル車に生まれ変わりました。
したがいまして、バイアルス TL125のエンジンのシリンダーは、SL125SEエンジンのそれと全く同じで122ccであります。
このエンジンの腰上での違いは、ディチューンするために見直されたカムシャフトであり、そのためにバイアルス TL125のカムシャフトはSL125Sでは使えません。

出品物の説明に内壁にキズがあるとありましたが、画像では致命的なキズは確認できませんでした。
縦筋は当然と言えば当然生じるキズでありますので、ホーニング処理をやり倒せば目立たなくなり、性能的にも問題はありません。

今オーバーホールを進めているSL125SE予備エンジン2のように、山土で冷却ファンは詰まり、そこに白錆が噴き出ていて、外観があまりにもど汚いので、あまりにも低価格のまま、他に入札する人もなく開始価格で落札することができました。

まずは、エストレヤにオーバーホールをしたキャブレターを取り付けてプチレストアをします。
その次にこのSL125SEエンジンのシリンダーをオーバーホールし、予備品としてストックします。
それが終わったら、SL125S レストア シーズン2に戻って、クランクケース右側のパーツの分解を再開することにします。

世間では新型コロナウィルスに振り回されて大変なことになっているのですが、個人的にはこの週末も外部との接触のない趣味の世界に没頭します (汗)
Posted at 2020/03/25 21:24:16 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年03月24日 イイね!

有言 不 実行のお話 エストレヤ

有言 不 実行のお話 エストレヤご存知のとおり、私は今、SL125Sのレストア シーズン2にかまけていて、みんカラの中では偉そうに「キャブ車は定期的なメンテナンスをしないと調子を崩しかねない。」なんて曰うております(汗)

ご存知かどうか知りませんが …
みんカラには登録していないのですが、私はカワサキ製の非力なバーチカル・シングル・クォーターバイク(絶版車)を、50年前の名車 カワサキ W1SAのシングル版のように仕立て上げて、青春の門の伊吹信介しゃんになったつもりで、ドコドコドコと重低音の小気味良いその鼓動に酔いしれながら田舎道をゆったりまったりと走っています。
チープなバイクではありますが、その味は今流行の高級なビッグでマルチなバイクにはない絶対的なものがあり、なかなか手放すことはできません。

ところで、このバイクはもう何年も前からガソリンタンクの燃料コックよりガソリンが薄らと漏れることがあったり、キャブレターはいつもオーバーフロー気味だったりしていて、燃料系のオーバーホールをしなきゃと思いながらも、椎間板ヘルニアを患って作業ができなかったり、これが快方に向かってもSL125Sのレストアにかまけたりしていましたので、ずっと騙し騙し乗り続けていたのでした(汗)

そんな中で昨日の気持ちよく晴れた朝、久しぶりにバイクで出勤しようと思い、このバイクの暖機運転をしていたら、急に咳き込んだ新型コロナウィルスのような、とてもとてもいやな感じでエンジンストールしたんです。
セルを回してももうエンジンはうんともすんともであります。
「あっ、ヤバ!!」と瞬間的に頭を過ぎりました。

そう言えば、何年もエアクリーナーを点検していませんでした。
このバイクのエアクリーナーはスポンジ製なのです。
劣化すれば、粉になってしまう代物なのです(汗)

スポンジの粉がキャブレターを経由してシリンダー内に入ったのではないかと考えました。
もしそうであるならば、エンジンの腰上オーバーホールは必至であります。

左側のサイドカバーを外し、エアクリーナーボックスの蓋を外してエアクリーナーを引き抜きました。
案の定でありました(汗)
画像のとおり、スポンジは劣化して粉化し、ブローバイガスの還元の際に生じるオイルで湿って真っ黒になっていました。
指で抑えると腐った豆腐のように崩れて凹みます(汗)



えらいこっちゃ!えらいこっちゃ!と大慌てで、ガソリンタンクとシートを取り除き、キャブレターを外して中を覗きました。
会社への遅刻は覚悟の上で作業に取り掛かりました(汗)

ふーーーっ!
キャブレターの中は汚れてはいません!
スポンジ粉はまだエンジンの中には侵入していないようです。

お〜〜〜神様!仏様!ご先祖様!
御ありがとうございます。
涙が滲み出ました。
エンジンがお釈迦になってしまう手前で、エンストという症状で私に警告をなされたものだと信じて止みませんでした。
みんカラでは偉そうなことを書いていますが、もう一方で自身は全然できていなかったのであり、これは恥ずかしながら有言不実行の何ものでもありません。

エンストの原因はまだわかりません。
プラグの火花がかなり弱いような気もしていますが、プラグは湿って被ったりはしてはおらず、ガソリンが来ていないような感じもします。
電気系なのか、燃料系なのか …

しかし、新しいプラグを買いました。
もちろん、新しいエアクリーナーを注文しました。
ガソリンタンクの新しい燃料コックも注文しました。
そして今日からキャブレターのオーバーホールを始めました。
詰まりなどはなさそうです。
こりゃー原因究明に難航しそうです(汗)
まぁいずれにしても、この際ですからこのクォーターバイクも軽くレストアしたいと思っています … 8年間本格的なメンテナンスはしていないですからね。
前輪タイヤの溝も浅くなっているしな〜 乗ってないのに…
Posted at 2020/03/24 22:08:49 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記
2020年03月21日 イイね!

レストアに必要な特殊ツールのお話 SL125S

レストアに必要な特殊ツールのお話 SL125Sエンジンのレストア(オーバーホール)をしようとすると、その程度にもよりますが、何らかの特殊ツールが必要になります。
滅多にやらない行為なら、知り合いのバイク店やレストア趣味の方から借りれば事足ります。
私のような偏屈で変人なレストア趣味人間には一通り揃えておいた方が何かと重宝します。

特殊ツールは、各レストア作業でその都度紹介していますが、これまでのツールは次のとおりです。
◯ ショックドライバー(これはレストア以外でも使用するシュチュエーションはあると思います。)
◯ ダイナモローターホルダー
◯ ダイナモローター抜き
◯ バルブスプリングコンプレッサー
◯ タコ棒
◯ オイルストーン
◯ ホーニングツール
※ ドリルやグラインダー、リューター、ヤスリは特殊ツールではないと思いますので、除外しています(笑)

今回、事前に紹介するのは、上画像の「オイルフィルターロックナットレンチ」であります。



シリンダーヘッドとシリンダーのオーバーホールが終わり、次回からはクランクケース右側のパーツを取り外します。
クラッチアッセンブリーはそのパーツの中でも最も重要なものの一つでありますが、これを分解するには、まず、画像を見てのとおり端の方に覆い被さっているオイルフィルターを外さなければなりません。
その際に、オイルフィルターを固定している、これまで見たことのないロックナットを緩めるわけですが、それにはこのレンチが必要になるのです。
これがなければ、作業はお手上げですから、必須ツールです。
贅沢なことにこのツールはそのためだけに使います(汗)



キャブレターをオーバーホールしてフロートの油面調整をする際に使用した画像の「油面ゲージ」を紹介するのを忘れていました。
なぜ忘れたかと言いますと、このゲージは自分で簡単に作成できるので、あまり重要なツールだという思いがなかったからであります(笑)

以降、
◯ サークリップやセットリングを外すための「リングツール」
◯ 大きさや隙間を正確に測定をするための「ノギス」
◯ ポイントやプラグの隙間を設定するための「シックネスゲージ」
などが登場したりします。
Posted at 2020/03/21 19:42:20 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年03月18日 イイね!

ポイント式点火のお話 SL125S

ポイント式点火のお話 SL125Sレストア シーズン2のために用意した新品の「ポイント」であります。
SL125Sをはじめとした当時の二輪は「ポイント式点火」でありました。
唯一、カワサキ マッハシリーズで「CDI点火」が採用されましたが、まだ未熟で周辺に電磁波を撒き散らしていたようです。
ちゃんとしたトランジスタ点火やCDI点火が出現するのはもう少し後です。

だから、私に言わせると、旧車と言える二輪は、マッハシリーズを除いて、このポイント式点火を採用しているバイクであり、点火に関してメンテナンスフリーとなるトランジスタ点火やCDI点火のバイクはセミ旧車二輪なのであります(笑)
とにかく、フル旧車二輪は、原始的な機械でなければならないのであります(笑)
だから、カワサキ エストレヤはトランジスタ点火ですから旧車二輪の領域には程遠い位置にあります。



SL125Sのポイント(コンタクトブレーカー)は、カムシャフトの端に取り付けられています。
カムシャフトは、クランクシャフトが2回転すると1回転します。
4stは2回転に1回点火して爆発するので、ポイントはカムシャフトに連結しているのです。
※CDI点火になってからはクランクシャフト1回転につき1回点火しています。〜 排気時も点火しているのです。
※カムシャフト1回転で、吸気と排気のカムを1回ずつ動かします。

ところで、SL125Sは6Vなのに、「バッテリー点火」なのです。
直近の後継車 エルシノア MT125やバイアルス TL125も6Vなんですが、「マグネット点火」と言って点火専用発電機の電源で点火しており、これは今も採用されています。

たった6Vで点火の電源までバッテリーが担うのですから、か弱いバッテリーの負担は並大抵ではありません。
バッテリー点火の弱点はバッテリーが上がってしまうと点火しないということです。
だから逆に言うと、ちゃんと点火するようにポイントの保守をしてバッテリーに余計な負担をかけてはいけません。

… で、今回、新品のポイントを用意しました。
Posted at 2020/03/18 21:42:21 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年03月16日 イイね!

シリンダーのホーニング処理のお話 SL125S

シリンダーのホーニング処理のお話 SL125SSL125SE予備エンジン2の腰上を分解した際に、整備手帳には「シリンダーにキズはなく、綺麗だ。」旨の記録をしていました。
しかし、よく見ると、画像のような縦線の小キズが全面に無数にあります。
どんなエンジンでも長期間使用すると発生するキズなんですが、無い方が良いに決まっています。
※シリンダー内壁手前に汚れがありますが、これは上死点で長期間動かずに止まっていたピストンのリングの跡であります。



ボーリング処理までの必要がない時に、画像の「ホーニング処理」をして小キズ対策をします。

この作業はシリンダーのメンテナンスの最後に実行することにしています。
Posted at 2020/03/17 06:40:43 | トラックバック(0) | SL125S | 日記

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「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! サイドカバー https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/8398789/note.aspx
何シテル?   10/13 16:08
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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