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うりpapaのブログ一覧

2020年03月12日 イイね!

オイル交換のお話 S125S

オイル交換のお話 S125S四輪、二輪、農耕用車両、重機、船舶等を問わず、4st やロータリーのエンジンを積んでいる機械を保有して利用しているなら、定期的な「オイル交換」をセルフ、業者委託を問わずして必ずやっていると思います。



ところが、びっくりくりくりくーりくりー!
すっちょんすっちょんすっちょんちょーん!
そのオイル交換をやっていない人がいるんですね。
画像は四輪ですが、3万km以上オイル交換をやらずに逝かしてしまったエンジンのヘッドの部分です。
スラッジが積もりに積もってコールタール状に変化してしまっています。
これでは潤滑機能が驚くほど低下しているでしょう。
エンジンがお釈迦になるはずです。

私はしていませんが、オイル交換のたびに整備手帳に記録する人がいますが、オイル交換をきちんとやるという支えとなりますので、それはそれで意義があると思います。



現在レストア シーズン2に入って、分解途中のSL125SE予備エンジンであります。
落札して5年ほど放置していましたので、どんな状態か心配でしたが、スラッジは少なくて、ちゃんとオイル交換されているエンジンであったことがわかりました。

昔のオイルと違って現代のオイルは品質がかなり良いのでそんなに頻繁に交換する必要もないし、交換予定より少しくらい多く乗ってもエンジンへの影響はほとんどありません。
しかし、まぁオイルというのは、動物で言えば「血液」に相当するものですから、綺麗なほど良いに決まっています。
先のコールタール化したオイルは、さながらコレステロールたっぷりのドロドロ血であります。
そうなると、オイルフィルターは腎臓と同じ機能でしょうか?…

極端な話、乗るたびに毎回交換して新鮮なオイルを循環させるのがエンジンにとって一番良いのです。
しかし、その費用対効果からするとそれは非常に無駄なことになりますので、オイルの性能を維持していると思われる距離まで乗るのであります。

あまり乗らない車でも年に1回ほどはオイル交換した方が良いとされているのは、一度高温にさらされたオイルは時間の経過とともに酸化が進んで潤滑能力が低下するからであります。
みんカラには登録していませんが、もう一台のお遊び車なんかは年間平均2,000kmほどしか走りませんが、年に一度はオイル交換をしています…それも私の知っている中では合成油の中でも一番いいやつをね…mobile1だったりして(汗)

SL125SE予備エンジンのオーバーホールに当たっては、シリンダーとピストン(リング)の磨耗が少ないことやバルブ周りもダメージが少なあことを祈っています。
この辺りは走行距離にもよりますが、こまめにオイル交換されていたエンジンかどうかによって大きな違いが出るからです。
残念ながら、予備パーツにシリンダーがありませんのでね…
Posted at 2020/03/12 12:49:43 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年03月10日 イイね!

フロントサスペンションのお話 SL125S

フロントサスペンションのお話 SL125S先日、SL125S(SL90)用の極上フロントサスペンションが高値で落札されました。
私も狙っていて、安く落札できたら我が愛車の予備パーツにと考えていましたが、世の中そんなに甘くはありません … 極上品の相場で落札されたのです。
さて、この「極上」というフレーズがポイントであります。
実は我が愛車のフロントサスペンションも車体のステータスを上げるため、、レストア シーズン1の際に落札した極上品に交換しています。
価格は同じくらいでしたので、6年前も今も相場はあまり変わっていないということになります。

さてさて、50年…半世紀も経過すれば、乗られずに放置されているバイクのほとんどのフロントサスペンションは、インナーチューブのストローク部分のメッキにもプチプチ錆が発生していますし、もっと酷いものは錆が全体に広がって、これを無理やり動かせば錆の凹凸によりオイルシールが逝ってしまってオイルが漏れ出し、もうサスペンションの用を足さない状態まで朽ちています。



落札品は、その錆がトップのキャップナットのところだけであり、インナーチューブはメッキの輝きでピカピカでありました。
我が愛車のフロントサスペンションの状態と同じです(笑)

さてさてさて、今回は、フロントサスペンションの中でも「テレスコピック式(望遠鏡)」についてウンチク平モリチク平をします。

落札品のテレスコピック式フロントサスペンションは、半世紀前に考案されたインナーチューブの中にスプリングが内蔵されている「セリアーニ式」であり、現在も多くのバイクに採用されています。
さらに進化したフロントサスペンションは、ダンパーを上部に配置した倒立式とし、バネ下重量を軽減して路面追従性を格段に向上させています。

フロントサスペンションが、テレスコピック式になってから、バイクの運動性能は格段に向上しました。
ボトムリンク式のスーパーカブですら今はテレスコピック式に変更されています。
このテレスコピック式フロントサスペンションも半世紀前頃に進化し、セリアーニ式となっているのです。



これは、CB125S(CB90)用のフロントサスペンション・アッセンブリーです。
このテレスコピック式フロントサスペンションは、セリアーニ式が出る前の方式で、スプリングがインナーチューブの「外側」に設置されています。
この方式は、ご覧になってすぐに想像がつくと思いますが、スプリングがインナーチューブの中に設置されているセリアーニ式のサスペンションに比べ、「インナーチューブ上に圧縮されたスプリングの領域を確保しなければならないことから、ストロークを長く設定できない」という性能上の問題があります。



画像はまた別のバイクの旧式のテレスコピック式フロントサスペンションであり、インナーチューブの錆の無い部分がストローク部分となります。
短いです。

同時販売されたSL125S、CB125S、CD125Sの三兄弟のうち、オフロード車のSLのみにセリアーニ式が採用され、オンロードを想定しているCB、CDには旧式のものが採用されました。
以降、コスト的にセリアーニ式か否かの差は無くなり、ほとんどのバイクでこのセリアーニ式のフロントサスペンションが採用されるようになりました。
なお、旧式のスプリングは、蛇腹のゴムブーツか、テレスコピック式の筒によって保護されていました。
セリアーニ式のほとんどはインナーチューブが剥き出しですが、インナーチューブを保護するために、同じく蛇腹のゴムブーツやテレスコピック式の筒で覆われているバイクもあり、セリアーニ式なのか、旧式なのかは一見わからない場合があります。

話を戻しますが、SL125Sの価値判断の一つにフロントサスペンションのインナーチューブのメッキが綺麗かどうかというのがあります。
Posted at 2020/03/10 12:08:37 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年03月03日 イイね!

ホンダ SL系縦型エンジン車のレストア経歴のお話 SL125S

ホンダ SL系縦型エンジン車のレストア経歴のお話 SL125S画像のバイクは、ホンダ SL90DXで、SL125Sの弟分になります。
これは、愛知県O・A市の悪徳業者(店舗経営しているバイク屋)から購入したのですが、すっかり騙されてしまいました。
高額なのに、まともなメンテナンスがされていない、程度のとても酷いバイクでありました。

私が欲しかったのは高校生の時に乗ることをあきらめたSL125Sでしたが、どこを探しても珠は見つからず、仕方がなく90に食指を伸ばしたのでありました。
これとて唯一の珠でしたので、少し焦りがあったのだと思います。
冷静な判断ができなくて、つい騙されて紛い物をつかまされてしまいました。

それでも一生懸命にレストアをしました。
そのために画像のとおり綺麗なバイクに仕上がっています。
しかし、ガソリンタンク、サイドカバー、ヘッドライトカバー、前後フェンダーは再塗装されていてオリジナルのグリーンとはかなり色合いが違っていましたし、間に合わせのリプロシートは形状が全然駄目でしたので、気にいることはなく、レストア完成後早々に大赤字のまま手放してしまいました。



実はSL90DXはもう一台レストアをしています。
綺麗にレストアできていました。

90のレストアは2回目でしたし、元々バイクの程度が良かったので、非の打ち所がない出来栄えで完成したのです。
まぁ、自身の技術力が全てなんですがね…(笑)
ちょうどその頃に、ようやく念願のSL125S(程度はそこそこ)を見つけて手に入れることができ、これのレストア資金が必要でしたので、この出来のいい90を手放すことにしました。

出来栄えが良過ぎたために当時の相場と比べて破格値が付きました。
お陰様で、125の購入代金とレストア費用が捻出でき、さらには1台目にレストアした90の大赤字さえも埋めることができました。
心を込めたレストアはマニアの方に理解されて受け入れられることがわかりました。
手放した90は今でも大切に乗ってもらったり飾ってもらったりしていることと思います。



こうして2台の90をレストアした後、手中に納めた念願の125のレストア シーズン1(レストア2の開始によりレストア1と呼称することになりました。)を始めました。
125と90は共通部品がかなりあって、90のレストアで収集しておいたパーツを125で使うことができ、シーズン1の作業は自身の技術力と経験とそして豊富なパーツによりかなりスムーズに進行しました。
画像は、シーズン1完成直後のものです。
とても奇麗でしょう!?

しかしこの時には見えないところにいくつかの妥協点があり、100%の達成感はありませんでした。
それは、
〇 シート座板全面からからポロポロと剥がれる錆粒(ガムテープを貼っての応急措置により使用)
〇 しばらく走るとスロットルバルブが固着するキャブレター
〇 内部の除錆だけをやってコーティングをしなかったガソリンタンク
〇 手を付けずに放置してしまいこんだ錆々のキャリア
〇 CB125Sのローギアードな5速目のギアが組み込まれているエンジン
であります。
そして、以前から患っていた腰痛がついに「椎間板ヘルニア」となって発症し、腰を労わりながらの何もできない生活となってしまいました。


あれから6年…
腰は見違えるように良くなり、満を辞してレストア シーズン2に着手したわけです。
レストアパーツのほとんどはシーズン1の際に予備パーツとして収集していたものを使用する予定です。
必要なのは私の時間だけです。
平日は普通に仕事をしていますので、作業ができるのは休日、しかも用事がない時間帯だけです。



不満を引きずっていたキャブレター、シート、ガソリンタンク、キャリアのレストアを終え、6年間に錆びてしまったコブラマフラーのレストアも終えました。
これらは自宅に持ち帰って作業したのですが、これから始めるメインのエンジンレストアは片道1時間半ほどのベースでやることになります。
これからの季節はベース周辺の敷地の草刈りもありますので、これらの仕事をしつつ、ゆっくり、ゆったり、まったりとエンジンのレストアを進めていきたいと思っています。
そして、節目節目では整備手帳で報告することにしています。
Posted at 2020/03/03 12:00:16 | トラックバック(0) | SL125S | 日記

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「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! サイドカバー https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/8398789/note.aspx
何シテル?   10/13 16:08
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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